清水正和
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清水 正和(しみず まさかず、1927年12月19日[1] - 2002年7月17日)は、日本のフランス文学者、翻訳家。甲南女子大学名誉教授。
専門分野は19世紀フランス文学とその関連芸術。
略歴
[編集]和歌山県生まれ。京都大学文学部フランス文学専攻卒業。大阪音楽大学助教授を経て甲南女子大学教授。1998年定年退職し、名誉教授。
2002年、肝不全により74歳で死去した。
著書
[編集]- 『西欧幻想 冬の旅』(皆美社) 1985.1
- 『ことば・声・夢 詩とエッセイ』(皆美社) 1987.12
- 『ゾラと世紀末』(国書刊行会) 1992.3
- 『ゴッホとモーパッサン 文学と絵画への旅』(皆美社) 1993.3
- 『フランス近代芸術 絵画と文学の対話』(小沢書店) 1999.3
翻訳
[編集]- 『プロコフィエフ』(ミシェル・R・ホフマン、音楽之友社、不滅の大作曲家) 1971
- 『ベルリオーズ』(シュザンヌ・ドゥマルケ、中堀浩和共訳、音楽之友社、不滅の大作曲家) 1972
- 『海底二万海里』(ジュール・ベルヌ、福音館書店) 1973、のち文庫
- 『神秘の島』上・下(J・ベルヌ、福音館書店) 1978.8
- 『ショスタコーヴィチ』(ミシェル・R・ホフマン、振津郁江共訳、音楽之友社、不滅の大作曲家) 1982.7
- 『レ・ミゼラブル』(ヴィクトル・ユゴー、福音館書店、福音館古典童話シリーズ) 1996.1
- 『制作』(エミール・ゾラ、岩波文庫) 1999.9
- 『ムーレ神父のあやまち』(ゾラ、倉智恒夫共訳、藤原書店、ゾラ・セレクション) 2003.10
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2000~2002』(日外アソシエーツ、2003年)p.309