ミヤマカミキリ
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(深山天牛から転送)
ミヤマカミキリ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Massicus raddei (Blessig, 1872) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ミヤマカミキリ |
ミヤマカミキリ(深山髪切、Massicus raddei)は、昆虫綱鞘翅目カミキリムシ科に分類されるカミキリムシ。
分布
[編集]形態
[編集]体長32〜57mm。日本に分布するカミキリムシ科最大種の1つ。体色は褐色で、外皮が褐色の微毛で覆われている。前胸背板には横皺が入る。別名ヤマカミキリ。
生態
[編集]平地や山地の雑木林やクリ畑などに生息する。夜行性であり、生息地付近の灯火に飛来することもある。
成虫は夏期にクヌギなどの樹液を後食して活動し、卵はクヌギ、コナラ、クリなどのブナ科の樹木の木の裂け目部分に産卵される。幼虫はこうした生木を食害し、数年かけて成長する。食害された木は強度が弱ることで、折れやすくなり強風などで倒れてしまうこともしばしばある。
生活環
[編集]生後3年程で成虫になる。日本での出現時期は6-8月。
人間との関係
[編集]幼虫はイチジク、クリ、リンゴ等といった果樹を食害する害虫。また、ジャン・アンリ・ファーブルが『昆虫記』で紹介しているCerambyx cerdo(オオカシカミキリ/カシミヤマカミキリ)は本種に非常に近縁な種である。
参考文献
[編集]- 『原色ワイド図鑑2 昆虫II・クモ』、学習研究社、1984年、71頁
- 『小学館の図鑑NEO 昆虫』、小学館、2002年、83頁