海賊バラクーダ
表示
海賊バラクーダ | |
---|---|
The Spanish Main | |
監督 | フランク・ボーゼイギ |
脚本 |
ジョージ・ワーシング・イエーツ ハーマン・J・マンキーウィッツ |
原作 | イーニアス・マッケンジー |
製作 | ロバート・フェローズ |
出演者 |
ポール・ヘンリード モーリン・オハラ |
音楽 | ハンス・アイスラー |
撮影 | ジョージ・バーンズ |
編集 | ラルフ・ドーソン |
配給 |
RKO セントラル映画社 |
公開 |
1945年10月4日 1950年1月12日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 200万ドル[1] |
興行収入 | $1,485,000[2] |
『海賊バラクーダ』(The Spanish Main)は、1945年に公開されたアメリカ合衆国の冒険映画。RKOによるテクニカラー作品である。監督はフランク・ボーゼイギ。出演はポール・ヘンリードやモーリン・オハラなど。
ストーリー
[編集]オランダ商船の船長ローレント・ヴァン・ホーンは、スペイン植民地である新グラナダをおさめるドン・ファン・アルヴァドラにアメリカ行きの移民船を奪われ、奴隷として売り払われたことへのへの復讐のため、南米北岸のトルテュガを拠点とする海賊バラクーダとなった。
ある日バラクーダは、メキシコ太守の娘フランシスカがドン・ファンへ嫁ぐため、カルタヘナへ向かうことを知り、客を装って搭乗した。バラクーダは仲間たちに指示を出して襲撃させ、フランシスカとダリーン大僧正をとらえる。バラクーダにあえて嫁いだフランシスカは、彼を殺し損ねた。
そのころ、バラクーダの部下の一人ダ・ビラールは裏切りを企んでおり、フランシスカをカルタヘナに送った後、バラクーダに思いを寄せている仲間のアン・ボニーと話し合い、バラクーダを縛ってトルテュガに残し、自らカルタヘナへ行く。ところが、ダ・ビラールらを待っていたのは褒美ではなく投獄であり、バラクーダを連れてくるよう脅される。トルテュガへ戻ったダ・ビラールは修道僧に扮したバラクーダをカルタヘナまで連れてくる。ここでフランシスカはドン・ファンと面会し、愛しているのはバラクーダだと告げ、バラクーダたちを助ける。
殺し合いの末に生き残ったバラクーダは、死したドン・ファンをバラクーダ号の甲板の椅子に縛って生存を偽装する形で、カルタヘナ港口の砲台による攻撃を回避し、フランシスカとともに港を後にした。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
---|---|---|---|---|
NHK総合版 | テレビ版1 | テレビ版2 | ||
ローレント・ヴァン・ホーン船長 | ポール・ヘンリード | 水島弘 | 愛川欽也 | 納谷六朗 |
フランシスカ伯爵夫人 | モーリン・オハラ | 北村昌子 | ||
ドン・ファン・アルバラド | ウォルター・スレザック | 笠間雪雄 | ||
アン・ボニー | ビニー・バーンズ | 佐野タダ枝 | ||
マリオ・ダ・ビラール | ジョン・エメリー |
- NHK総合版:初回放送1964年1月5日『劇映画』15:20-17:00[3]
スタッフ
[編集]- 監督: フランク・ボーゼイギ
- 製作: ロバート・フェローズ
- 原作: イーニアス・マッケンジー
- 脚本: ジョージ・ワーシング・イエーツ、ハーマン・J・マンキーウィッツ
- 撮影: ジョージ・バーンズ
- 編集: ラルフ・ドーソン
- 音楽: ハンス・アイスラー
出典
[編集]- ^ Stengel, Fred (4 February 2018). “14 RKO Pictures to Exceed a Million”. New York, NY: Variety Publishing Company. 2024年1月6日閲覧。
- ^ Richard Jewell & Vernon Harbin, The RKO Story. New Rochelle, New York: Arlington House, 1982. p. 206
- ^ “劇映画 「海賊バラクーダ」 アメリカ映画~RKO 1945年制作~”. NHKクロニクル. 2024年1月6日閲覧。