浅原清隆
浅原 清隆(あさはら きよたか、1915年(大正4年)−1945年(昭和20年))は兵庫県生まれの洋画家[1]。
概要
[編集]1934年(昭和9年)帝国美術学校(現・武蔵野美術大学)に入学。 1935年(昭和9年)第22回二科展に初入選する。シュルレアリスムに関心を持ち、同級生らと1936年(昭和10年)グループ「表現」を結成同年「動向」の結成参加、映画研究会の会報『T映』参加。1937年(昭和11年)第7回独立展入選。1938年(昭和12年)創紀美術協会結成に参加。1939年(昭和13年)美術文化協会の結成に参加。同年、神戸で個展を開催するが、まもなく応召し、1945年(昭和20年)ビルマ(現:ミャンマー)のプローム県で行方不明となる[1][2]。
2021年1月9日から3月28日まで三重県立美術館にて「ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛」展が開催されサルバドール・ダリに影響を受けた日本の作家として浅原清隆他 靉光、池田龍雄、石井新三郎、小牧源太郎、斎藤長三、島津純一、白木正一、杉全直、高山良策、難波架空像(香久三)、浜田浜雄、早瀬龍江、尾藤豊、福沢一郎、藤田鶴夫、古沢岩美、森堯之、矢崎博信[3]、山下菊二、山本昌尚、吉井忠、米倉壽仁、渡辺武の24人とダリの作品が展示され[4]、同年4月24日から6月27日まで諸橋近代美術館でも同展覧会が開催された [5]。
2023年12月16日から企画展「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」が、京都文化博物館にて、開催され福沢一郎、三岸好太郎、北脇昇、靉光と共に浅原の作品も2024年2月4日まで展示された。その後展覧会は、板橋区立美術館(2024年3月2日から4月14日)、三重県立美術館(2024年4月27日から6月30日)に巡回した[6]。
作品
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “多感な地上 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ 多摩美術大学の歴史ホームページ・浅原清隆
- ^ 浅原と共に映画研究会『T映』、「動向」に参加した仲間
- ^ ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛 - 三重県立美術館
- ^ ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛 - 諸橋近代美術館
- ^ 日本のシュルレアリスム絵画”をたどる展覧会、京都文化博物館で - ファッションプレス
- ^ “SHOCK OF DALÍ ショック・オブ・ダリ-サルバドール・ダリと日本の前衛|イベント|観光三重”. 観光三重. 2022年1月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “郷愁 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2022年1月3日閲覧。