派閥人事
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派閥人事(はばつじんじ)
『派閥人事』は、経済小説の第一人者だった清水一行の 『頭取の権力』 をTBSがドラマ化した作品[1]。
社会派エンタテイメントに定評のある市川哲夫プロデューサーが、岩間芳樹に脚色を依頼、月間ギャラクシー賞に選出された。
日曜劇場枠の10月期首の特別企画だったが、東芝は内容の銀行トップの派閥抗争を抉った題材を忌避して、提供を外れた。
対立する経営トップに小林桂樹と芦田伸介、主役の人事部長に渡瀬恒彦、その部下で愛人の女性に麻生祐未、妻役に安藤和津。他に加藤治子、佐藤慶、渡辺文雄、中田喜子らが出演、出色のニ時間ドラマとなった。
冒頭に詩人中桐雅夫の 『会社の人事』 の一節が森本毅郎によって朗読され、秀逸な導入となっている。