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法台寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
法台寺
大平山 法台寺 本堂
本堂
所在地 埼玉県新座市道場1丁目10-13
位置 北緯35度46分22秒 東経139度33分57.2秒 / 北緯35.77278度 東経139.565889度 / 35.77278; 139.565889座標: 北緯35度46分22秒 東経139度33分57.2秒 / 北緯35.77278度 東経139.565889度 / 35.77278; 139.565889
山号 大平山
院号 廣澤院
宗旨 時宗浄土宗→単立→浄土宗
宗派 時宗当麻派→浄土宗鎮西派
本尊 木造阿弥陀如来立像
創建年 文永元年(1266年
開山 遊行2代他阿真教[1]
中興 晋光観智[1]
文化財 埼玉県指定考古資料「法台寺板石塔婆群」、埼玉県指定彫刻「木造他阿真教上人坐像」、新座市指定彫刻「木造阿弥陀如来及び観音・勢至菩薩立像」[2]
公式サイト 大平山法台寺ホームページ
法人番号 1030005006798 ウィキデータを編集
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法台寺(ほうだいじ)は、埼玉県新座市にある寺院である。所在地の「道場」という地名はこの寺に因む。

歴史

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源実朝の妻、久米御前の菩提を弔うために将軍宗尊親王の命で、文永3年(1266年)、法台寺が建立されたといわれている。後に他阿真教が遊行の際にこの地を通りかかり、時宗とした。当時は無量光寺を本寺とする時宗当麻派に属し、無量光寺6世・13世他阿上人はこの寺の出身である[3]。他阿真教の木像と時宗流の書体による多数の板碑が残されている。

浄土宗中興の祖である観智国師慈昌存応は、この寺の住職蓮阿に入門して僧となり、最後に増上寺に入って徳川家康の帰依を受けた[4]。この頃寺の名を宝台寺から法台寺に改め、宗派も時宗から浄土宗に変わっている。存応が生前に作らせた木像もある。江戸時代は朱印地13石5斗。

明治20年(1887年)大火で伽藍が全て焼失、その後仮本堂が建ったが、平成元年(1989年)現在の本堂が完成した。

文化財

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  • 板石塔婆群 - 県指定文化財。コンクリート製覆屋の中に何点か展示されている。
  • 他阿真教上人坐像[5] - 県指定文化財
  • 観智国師坐像
  • 阿弥陀如来立像 - 市指定文化財
  • 観音・勢至菩薩立像 - 市指定文化財
  • 久米御前宝篋印塔

交通アクセス

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西武鉄道ひばりヶ丘駅大泉学園駅および東武鉄道朝霞台駅志木駅より西武バス路線バスで片山小学校バス停留所で下車、徒歩すぐ

脚注

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  1. ^ a b 新編武蔵風土記稿 辻村.
  2. ^ 新座市教育委員会
  3. ^ 座間美都治『当麻山の歴史』当麻山無量光寺、1974年
  4. ^ 大谷愍成編『普光観智国師』増上寺、1919年
  5. ^ 津田徹英「圖版 法臺寺藏 木造他阿眞敎上人坐像」『國華』117-12、2012年

参考文献

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外部リンク

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