泉谷川
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泉谷川 | |
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水系 | 一級河川 吉野川 |
延長 | 5.018[1] km |
流域面積 | 14.2[要出典] km2 |
水源 | 徳島県上板町泉谷 |
水源の標高 | 606.5[要出典] m |
河口・合流先 | 宮川内谷川 |
流域 | 徳島県上板町 |
泉谷川(いずみたにがわ)は、徳島県板野郡上板町を流れる河川で吉野川の支流である。山間部を流れる渓流である[2]。
地理
[編集]上板町北部の香川県との県境付近にある阿讃山脈に源を発し[3]、南東へ流れ宮川内谷川に合流する[1]。
鳶谷川との間の扇状地の東側には、泉谷川からの堆積土が厚く堆積している[4]。
1961年9月16日に、第2室戸台風が通過した際に、50mに渡って堤防が決壊した[5]。
1980年(昭和55年)7月から8月にかけて阿波学会による学術調査で水生昆虫相の調査が行われた際は、全体に河床の荒廃、水質の汚濁が見られた。
平成7年度(1995年度)から平成11年度(1999年度)まで生態系に配慮した泉谷川環境共生(リバーフロント)事業(親水護岸、髙水敷整正など)が行われた[6]。
中流には、徳島県内でも代表的なホタルが見られるスポットである「泉谷川ホタルの里」がある[7][8]。近年、上板町が観光開発を進めている。地元住民による泉谷協議会が管理するシダレザクラ30本が川沿いに植えられていたが、2014年2月1日、2日に新たに、川沿いの約300mに、地元住民が1家に1本の桜を植えて管理する取り組む、「うちのさくら」が始められ、70本のソメイヨシノなどが植えられた[9]。
支流
[編集]河川施設
[編集]- 泉谷砂防ダム
- 神宅砂防ダム
観光
[編集]- 泉谷川ホタルの里 - 地元住民の協力により、ホタルのエサとなるカワニナが増殖して、ホタルが増えた[10]。
- 泉谷の青の洞門 - 明治期の手掘り隧道。名称は大分県の青の洞門にちなむ[11][12]。
- 和泉寺 - 阿波西国第26番霊場。
- 上板町観音道 - 和泉寺と大山寺を結ぶ古道。
脚注
[編集]- ^ a b c d 河川大事典(日外アソシエーツ 1991年)
- ^ 徳山豊・神野朗. “上板町の水生昆虫”. 徳島県立図書館. 2014年5月17日閲覧。
- ^ “地域概況” (PDF). JA板野郡. 2014年5月17日閲覧。
- ^ “柿谷遺跡”. 徳島県埋蔵文化財センター年報 vol.3 (1991年度). 2014年5月17日閲覧。
- ^ “昭和36年の第二室戸台風”. 四国災害アーカイブス. 2014年5月17日閲覧。
- ^ “水環境の整備状況(主な事例)” (PDF). 国土交通省. 2014年5月17日閲覧。
- ^ “ホタルが見たいのですがどこへ行けば見られますか。”. 徳島県庁コールセンター すだちくんコール. 2014年5月17日閲覧。
- ^ “泉谷川ホタルの里”. 阿波ナビ. 2014年5月17日閲覧。
- ^ “「うちのさくら」で名所化 上板・泉谷川沿い、1家族1本植樹・管理”. 徳島新聞 (2014年2月3日). 2014年5月17日閲覧。
- ^ “泉谷川ホタルの里”. 阿波ナビ. 2014年5月17日閲覧。
- ^ 青の洞門(続・ジョン一家☆只今参上)
- ^ 文化財保護事業(上板町)