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沼田康司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沼田 康司
基本情報
本名 沼田 康司
通称 和製ライツアウト
階級 スーパーウェルター級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1984-05-11) 1984年5月11日(40歳)
出身地 東京都台東区
スタイル 右ボクサー
プロボクシング戦績
総試合数 31
勝ち 22
KO勝ち 17
敗け 7
引き分け 2
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沼田 康司(ぬまた こうじ、1984年5月11日 - )は、日本の元プロボクサー東京都台東区出身。第46代日本ウェルター級王者。第30代OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者。トクホン真闘ボクシングジム所属。

来歴

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物心がつく前に両親が離婚し、3歳の時に杉並区児童養護施設へ預けられる。

幼少期はサッカーに熱中し、サッカーのスポーツ推薦で高校に進学するが、在学中にボクシングに転向。

2002年10月10日、高校3年生の時に判定勝利でプロデビュー。

2005年10月26日、第19回KSD杯争奪B級トーナメントウェルター級決勝には8戦無敗で臨んだが、小野寺洋介山に判定負けとなった。

2006年4月1日、復帰戦で中川大資と対戦し、0-2の判定負けで連敗。

2006年12月9日、第3回B:Tight!ウェルター級決勝で11連勝中の養田竜輔に3RKO勝ちし、優勝を果たした。

2008年4月20日、宮崎県体育館にて湯場忠志が持つ日本ウェルター級王座に挑戦。アウェイながら4RKO勝ちで同王座を獲得した[1]

2008年9月9日、初防衛戦を山口裕司と行い、6RKO勝ちで防衛に成功。

2009年2月9日、2度目の防衛戦で日本同級2位の中川大資に0-3の判定負けを喫し、王座から陥落した。

2009年7月28日、ダン・ナサレノJr.(フィリピン)との再起戦。4RTKO負け。キャリア初のKO負けとなった[2]

2010年2月23日、日本ウェルター級8位として日本ウェルター級8位10位の出田裕一とウェルター級ノンタイトル10回戦を行い、8RTKO勝利を収めて再起を果たした[3]

2013年6月25日、後楽園ホールにてOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者のチャーリー太田と対戦し、9回2分40秒KO負けを喫し王座獲得に失敗、試合後に引退を表明した[4]

2013年12月11日、引退を撤回した沼田は岡山翎洙とのスーパーウェルター級ノンタイトル8回戦に臨み、4回2分43秒KO勝ちを収め再起に成功した[5]

2014年3月11日、チャーリー太田の王座返上に伴い下川原雄大とOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦を行ったが、1-1(115-113、113-115、114-114)の判定で引き分けた為、王座獲得に失敗、試合後に引退を表明した[6]

2014年6月28日、引退を撤回した沼田が同年8月18日に下川原と再戦することが発表された[7]

2014年8月18日、下川原雄大とOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦を行い、10回30秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[8]

2014年10月19日、沼田はJBCに引退届を提出し、OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座も返上した[9]

戦績

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  • プロ - 31戦22勝(17KO)7敗2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2002年10月10日 4R 判定3-0 高田孝太郎(古口) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2003年01月21日 4R 判定3-0 近藤清二(チャイナクイック渡辺) 日本の旗 日本
3 2003年07月18日 1R KO 富樫友紀(オークラ) 日本の旗 日本
4 2004年01月26日 4R 判定3-0 関大典(高崎) 日本の旗 日本
5 2004年12月01日 4R KO 大山剛士(野口) 日本の旗 日本
6 2005年03月01日 3R TKO 新井雅人(18古河) 日本の旗 日本
7 2005年06月06日 4R KO 寺田千洋(新日本タニカワ) 日本の旗 日本
8 2005年08月30日 5R 判定1-1 十二村喜久(赤城) 日本の旗 日本
9 2005年10月26日 6R 判定0-3 小野寺洋介山(オサム) 日本の旗 日本 2005年度B-tight!ウェルター級決勝
10 2006年04月01日 6R 判定0-2 中川大資(帝拳) 日本の旗 日本
11 2006年08月19日 4R KO 春山正太(ナカハマ) 日本の旗 日本
12 2006年10月21日 4R 判定3-0 清田広大(協栄) 日本の旗 日本 2006年度B-tight!ウェルター級決勝
13 2006年12月09日 3R KO 養田竜輔(帝拳) 日本の旗 日本
14 2007年03月05日 8R 判定2-1 ルイス・オカモト(相模原ヨネクラ) 日本の旗 日本
15 2007年06月19日 8R TKO 十二村喜久(赤城) 日本の旗 日本
16 2007年12月04日 5R TKO 上石剛(コーエイ工業小田原) 日本の旗 日本
17 2008年04月20日 4R 2:13 KO 湯場忠志(都城レオS) 日本の旗 日本 日本ウェルター級タイトルマッチ
18 2008年09月09日 6R 2:11 KO 山口裕司(JBスポーツ) 日本の旗 日本 日本ウェルター級王座防衛①
19 2009年02月09日 10R 判定0-3 中川大資(帝拳) 日本の旗 日本 日本ウェルター級王座陥落
20 2009年07月28日 4R 1:58 TKO ダン・ナサレノ フィリピンの旗 フィリピン
21 2010年02月23日 8R 1:41 TKO 出田裕一(ヨネクラ) 日本の旗 日本
22 2010年09月22日 10R 判定0-3 加藤壮次郎(協栄) 日本の旗 日本 日本ウェルター級王座決定戦
23 2011年06月07日 6R 棄権 塩谷智行(レパード玉熊) 日本の旗 日本
24 2012年06月19日 1R KO ワンピチット・オーブンチャイ タイ王国の旗 タイ
25 2012年10月01日 1R 2:56 KO 氏家福太郎(新日本木村) 日本の旗 日本
26 2012年12月17日 7R 2:40 TKO 田島秀哲(西遠) 日本の旗 日本
27 2013年03月19日 2R 2:52 TKO 中堀剛(本多) 日本の旗 日本
28 2013年06月25日 9R 2:40 KO チャーリー太田(八王子中屋) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦
29 2013年12月11日 4R 2:43 KO 岡山翎洙(グリーンツダ) 日本の旗 日本
30 2014年03月11日 12R 判定1-1 下川原雄大(角海老宝石) 日本の旗 日本 OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦
31 2014年08月18日 10R 0:30 TKO 下川原雄大(角海老宝石) 日本の旗 日本 OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦
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獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ 敵地で湯場倒す殊勲! 沼田新王者だ 日本ウェルター級戦月刊ボクシングワールド」オフィシャルサイト 2008年4月20日閲覧
  2. ^ 沼田無念……復帰戦で負傷TKO負け ボクシングニュース「Box-on!」 2009年7月28日
  3. ^ 沼田TKO勝ち 方波見は荒井に判定負け ボクシングニュース「Box-on!」 2010年2月24日閲覧
  4. ^ チャーリーが沼田をKO V8達成 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年6月25日
  5. ^ 沼田が再起に成功、岡山を4回KO Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月11日
  6. ^ 沼田と下川原はドロー、OPBF・S・ウェルター級決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月11日
  7. ^ 沼田と下川原が再戦、8.18後楽園ホール Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月28日
  8. ^ 沼田康司が新王者に、下川原雄大に10回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月18日
  9. ^ OPBF王者の沼田康司が引退 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月28日

関連項目

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外部リンク

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前王者
湯場忠志
第46代日本ウェルター級王者

2008年4月20日 - 2009年2月9日

次王者
中川大資
空位
前タイトル保持者
チャーリー太田
第30代OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者

2014年8月18日 - 2014年10月19日(返上)

空位
次タイトル獲得者
デニス・ローレンテ