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沼田の河岸段丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1975年(昭和50年)撮影の沼田市中心部周辺の空中写真。画像右下に河岸段丘が形成されていることが分かる。上越線沼田駅は河岸段丘西側の麓に位置しており、本画像撮影時にはまだ関越自動車道は建設されていない。1975年撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

沼田の河岸段丘(ぬまたのかがんだんきゅう)。本項では群馬県沼田市周辺の河岸段丘について述べる。

概要

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昭和村と沼田市の境の片品川の河岸段丘を渡る、関越自動車道片品川橋

沼田の河岸段丘は大規模で、形もはっきりしているため、日本一美しい河岸段丘とも言われている。片品川沿いに利根川と合流する前の下流域で段差が深くはっきりとした河岸段丘が発達しており[1]、形がわかりやすいため、地理の教材で取り上げられていることが多い。 タレントタモリは地理の教科書で見た沼田の河岸段丘に興味を持ち、上京し、一番に沼田を訪れ、感動したという[2]

河岸段丘は沼田以外にも沼田周辺に存在し、みなかみ町月夜野の赤谷川利根川の合流地点周辺にも河岸段丘が広がっている。他にも薄根川沿いにも河岸段丘があり、沼田公園や上川田から三峰山を見ると、川沿いに広がる河岸段丘を見ることができる、その他に昭和村の生越から貝野瀬にかけての河岸段丘などもあり、こちらは日本一美しい河岸段丘の一つとされる[3]

関越自動車道片品川橋の道路付近がおよそだが上部の高さと等しく、かなりの高低差があることが窺える。

河岸段丘の上部と下部の高低差は大きく、沼田市街地JR上越線沼田駅との高低差は約70mある[4]

河岸段丘は、関越自動車道片品川橋の橋脚付近からも棚田状に広がっていることが確認でき、より標高の高い市街地や椎坂峠雨乞山子持山などからはよりはっきり確認することができる[4]

過去には沼田周辺の河岸段丘や盆地を利用したダムを造るダム計画があったが、住民の強い反対により却下された。

形成

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カシミール3Dによる沼田の地形図

沼田の河岸段丘のある沼田盆地古代となっていた、その湖に流れ込む川がを運び、次第に埋め立てられ、湖は平原へと姿を変え、平原の低い場所にが流れるようになった。それぞれの川の両岸では、棚田のような階段状の地形を見ることができる[5]

脚注

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  1. ^ 河岸段丘”. numata-kankou.jp. 2019年12月28日閲覧。
  2. ^ 144, 121 (2016年7月29日), ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田), ブラタモリ, KADOKAWA, pp. 144, 9784041043226 
  3. ^ ◆河岸段丘とは”. oze.or.jp. 2020年4月21日閲覧。
  4. ^ a b 河岸段丘|沼田市公式ホームページ”. 沼田市公式ホームページ. 2020年4月21日閲覧。
  5. ^ ◆河岸段丘とは”. oze.or.jp. 2020年4月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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