沼津東映シネマ
沼津東映シネマ Numazu Toei Cinema | |
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沼津東映シネマ跡地に建設されたイーラde(2020年3月撮影) | |
情報 | |
通称 |
沼津東映・東映パラス 沼津東映シネマ1・2 |
正式名称 | 沼津東映劇場 |
旧名称 | 沼津東海劇場 |
完成 | 1950年11月 |
開館 | 1958年12月29日 |
閉館 | 2002年9月13日 |
最終公演 |
『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』(田﨑竜太監督) 『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』(渡辺勝也監督) |
収容人員 | (2スクリーン)759人 |
設備 |
DOLBY STEREO 35mm映写機 |
用途 | 映画上映 |
運営 | 東映株式会社 |
所在地 |
〒410-0801 静岡県沼津市添地町1 (現:同市大手町1丁目1-6、イーラdeの一部) |
最寄駅 | 沼津駅 |
特記事項 |
略歴 1950年11月:沼津東海劇場として開業 1958年:沼津東映劇場・東映パラスに改称 1990年代前半頃:沼津東映シネマ1・2に改称 2002年:閉館 2008年:跡地にイーラdeが竣工 |
沼津東映シネマ(ぬまづとうえいシネマ)は、かつて静岡県沼津市に所在した東映系の映画館である。
データ
[編集]- 所在地:静岡県沼津市添地町1
- 観客定員数
略歴・概要
[編集]1950年(昭和25年)11月、国鉄(現JR)沼津駅付近・当時の添地町1丁目方面に沼津東海劇場として設立・開業される[2]。東海劇場が開業するまでの沼津市の映画館は、第一劇場、沼津映画劇場、東宝銀星座、沼津セントラル劇場、沼津文化劇場の5館しかなく、第一劇場[注 1]以外はすべて終戦後の1946年(昭和21年)に開業したものであった[2]。
1958年(昭和33年)、東海劇場が東映に事業譲渡されたのを機に、沼津東映劇場として12月29日に再開業[3]。1階に邦画の東映劇場・2階に洋画の東映パラスが入居し、同社通算51・52番目の映画館となった[3]。これに伴い、先述の東宝銀星座が沼津東海劇場の名称を引き継ぐも[4][5]、わずか11年後の1969年(昭和44年)頃に閉館している。
1970年代から1990年にかけては『トラック野郎』『仁義なき戦い』『仮面ライダー』『スーパー戦隊』『東映まんがまつり』などのシリーズ作品や、『風の谷のナウシカ』『魔女の宅急便』『天と地と』などのヒット作を多数上映。その後1990年代前半頃にスクリーン名を沼津東映シネマ1・2に統一したが、沼津駅前周辺の再開発に伴い2002年(平成14年)9月13日をもって閉館[1][5][注 2]。東海劇場設立から52年に及ぶ歴史に幕を閉じた。
この6年後の2008年(平成20年)9月12日には静岡東映[注 3]、同年10月3日には浜松東映も相次いで閉館[注 4]しており、静岡県内から東映の直営館はすべて姿を消した。2022年(令和4年)現在、沼津市内の東映系作品上映はシネマサンシャイン沼津(BiVi沼津内)とシネマサンシャインららぽーと沼津が引き継いでいる。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1936年10月開場[2]。1964年にジョイランド沼津ボウルビルとして改築。2008年5月に閉鎖され跡地は駐車場となった。
- ^ 愛知県名古屋市にあった「名古屋東映」や、岐阜県岐阜市にあった「岐阜豊富東映」も同日に閉館している。
- ^ その後静活に譲渡され「静岡ピカデリーZERO」となったが、2011年9月25日をもって閉館。
- ^ その後同年12月5日にミニシアター「シネマイーラ」となり現在に至る。