河野栄
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河野 栄(こうの さかえ、1952年1月3日 - )は日本の総務官僚。元消防庁長官。
人物
[編集]島根県出身。島根県立益田高等学校、東京大学法学部第1類(私法コース)卒業後[1]、1975年 自治省入省。元参議院議員、自治事務次官の鎌田要人の娘婿。自治財政局財政課長[2]、内閣府、大臣官房審議官を経て、2006年 自治税務局長に就任。次官候補であったが[3]、2006年当時、総務大臣であった菅義偉とふるさと納税について議論となり、自治財政局長に昇格はできず[3](同期の久保信保が昇格)、消防庁長官で退官。のち地方職員共済組合理事長。
略歴
[編集]- 1975年4月 自治省入省(行政局公務員部公務員第一課兼大臣官房総務課)
- 1975年7月 茨城県総務部地方課
- 1977年4月 自治省財政局財政課
- 1980年7月 青森県企画部企画調整課長
- 1983年7月 日本国有鉄道再建監理委員会事務局参事官補佐
- 1987年4月 宮城県総務部財政課長
- 1990年4月 自治省財政局地方債課理事官
- 1991年7月 岡山県企画部長
- 1994年4月 自治省大臣官房地域政策室長
- 1995年4月 自治省財政局準公営企業室長
- 1996年4月 京都府総務部長
- 1999年8月 自治省財政局地方債課長
- 2001年1月 総務省自治財政局財政課長
- 2003年1月 内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当)、(併)内閣府本府規制改革・民間開放推進室長[4]
- 2005年1月 総務省大臣官房審議官(公営企業・財務担当)
- 2005年8月 総務省大臣官房審議官(情報通信政策局担当)
- 2006年7月 総務省自治税務局長
- 2009年7月 消防庁長官
- 2010年7月 退官
- 2012年6月 日立製作所社長付[5]
- 2022年4月 瑞宝重光章受章[6]
- 地方職員共済組合理事長
脚注
[編集]- ^ 『東大人名録,第1部』1986年発行、142頁
- ^ “日本財団図書館(電子図書館) 分権時代の公民協働型地域づくりを支える地方行財政システムに関する調査研究”. www.zaidan.info. 2021年2月22日閲覧。
- ^ a b “「菅義偉さん、やっぱりあなたは間違っている」…“左遷”された総務省元局長が実名告発【全文公開】(文春オンライン)”. Yahoo!ニュース. 2021年2月22日閲覧。
- ^ “総務省人事”. www.soumu.go.jp. 2021年2月22日閲覧。
- ^ https://www.cas.go.jp/jp/houdou/pdf/130910kokkouhou106no25.pdf
- ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
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