コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

池尻稲荷神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
池尻稲荷神社

池尻稲荷神社入口
拝殿

地図
所在地 東京都世田谷区池尻2丁目34-15
位置 北緯35度38分54.74秒 東経139度40分52.76秒 / 北緯35.6485389度 東経139.6813222度 / 35.6485389; 139.6813222 (池尻稲荷神社)座標: 北緯35度38分54.74秒 東経139度40分52.76秒 / 北緯35.6485389度 東経139.6813222度 / 35.6485389; 139.6813222 (池尻稲荷神社)
主祭神 倉稲魂命[1][2][3]
社格村社[4]
創建 明暦年間[1][2][3]
例祭 9月の第3土・日曜日[1][3]
地図
池尻稲荷神社の位置(東京都区部内)
池尻稲荷神社
池尻稲荷神社
テンプレートを表示

池尻稲荷神社(いけじりいなりじんじゃ)は、東京都世田谷区池尻にある神社。古くから「火伏せの稲荷、子育て稲荷」として住民に信仰されてきた[1][2]。また大山道矢倉沢往還)に面しており、江戸からの大山詣で旅人が水を求めて立ち寄ったとされる[2][3]。「大山道と池尻稲荷」としてせたがや百景に選定されている[5]

祭神

[編集]

祭神として以下を祀っている[1]

歴史

[編集]
  • 明暦年間(1655年1657年) - 池尻村、池沢村両村[注釈 1]産土神として創建された[7]
  • 1930年昭和5年) - 総檜造りで社殿が再建新築される[8]
  • 1934年(昭和9年) - 村社に昇格[4]
  • 1962年(昭和37年) - 東京オリンピック開催に伴う国道拡張のため境内地の一部が買収され、縮小境内地に社務所、町内神輿庫が再建新築される[7]
  • 1963年(昭和38年) - 鎮座300年再記念整備工事として、社殿の地上げ工事を行う[7]
  • 1984年(昭和59年) - せたがや百景に選定される[5]
  • 2002年(平成14年) - 第1回地域風景資産に選定される[5]

境内

[編集]
拝殿
1930年(昭和5年)建立[8]。木造流造[7]
神輿庫
古木・大木
シイ2本、ケヤキ2本、イチョウ11本[1]
涸れずの井戸
薬水の井戸とも呼ばれる[3]。現在は少し離れた場所でポンプで汲み上げられている[1]
昇格記念碑
1934年(昭和9年)に村社に昇格したことを記念して、1940年(昭和15年)に建てられた。[9]

境内社

[編集]
清姫稲荷神社
本殿の向かって左側に建つ。清姫稲荷大神を祀る[7]。白蛇が御神体と伝承される[3]
水神社
「枯れずの井戸」の神を祀る[3]

年中行事

[編集]

主祭事として以下がある[3]

  • 1月1日 元旦祭
  • 2月節分日 節分祭
  • 2月初午日 初午祭
  • 3月第2日曜 講社大祭
  • 6月23日 夏越大祓
  • 9月第3土曜、日曜 神輿祭り
  • 11月23日 新嘗祭
  • 12月23日 年越大祓

参考画像

[編集]

交通アクセス

[編集]

出典

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 新編武蔵風土記稿』池尻村では、古くは両村は一つの村であったとされる[6]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 世田谷区総務部文化課文化行政係『ふるさと世田谷を語る 池尻・三宿・太子堂・若林・三軒茶屋』1994年、25-28頁。 
  2. ^ a b c d 東京都世田谷区教育委員会『せたがや社寺と史跡(その一)』1968年、10頁。 
  3. ^ a b c d e f g h i 世田谷区神社総代会運営委員会 編『郷土を知ろう あなたの町の鎮守様』世田谷区神社総代会、1987年、22-25頁。 
  4. ^ a b 東京都世田谷区教育委員会『世田谷区神社台帳』1987年、183頁。 
  5. ^ a b c 池尻稲荷神社を中心とする旧大山道
  6. ^ 新編武蔵風土記稿 池尻村.
  7. ^ a b c d e f 東京都神社庁『東京都神社名鑑(上巻)』東京都神社庁、1986年、336頁。 
  8. ^ a b クロスメディア 編『改訂・せたがやの散歩道 一歩二歩散歩』世田谷区、1995年、28頁。 
  9. ^ 東京都世田谷区教育委員会『せたがや世田谷の碑文(その四)』東京都世田谷区教育委員会、1974年、19頁。 

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]