江田島町秋月
江田島町秋月 | |
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座標 (秋月交流プラザ):北緯34度13分50秒 東経132度29分30秒 / 北緯34.23056度 東経132.49167度座標: 北緯34度13分50秒 東経132度29分30秒 / 北緯34.23056度 東経132.49167度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 広島県 |
市町村 | 江田島市 |
地区 | 江田島地区 |
人口 (2022年12月1日現在)[1] | |
• 合計 | 362人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
737-2131[2] |
市外局番 | 0823[3] |
ナンバープレート | 広島 |
江田島町秋月(えたじまちょうあきづき)は、広島県江田島市の地名。
地理
[編集]江田島の東岸に位置する。北に江田島町小用が、西に山を隔てて江田島町鷲部がある。
秋月集落の北にはアメリカ軍の秋月弾薬庫がある。
歴史
[編集]かつては「秋付」と書かれたが、1918年頃に「秋月」に変わった[4]。
1889年4月に町村制が実施されて江田島村が成立し[5]、秋付もこれに属した。村内は秋付を含む12区に分かたれ、各区に区長と区長代理が置かれた[5]。
明治に大日本帝国海軍の秋月火薬庫が設置された。1899年までに海軍省により土地が買収されたという[6]。太平洋戦争後はアメリカ軍が秋月弾薬庫として利用している。
1946年9月の町村制の改正で村の下に置かれた区は廃されたが[7]、区名は残った[8]。1947年8月に役場の出張所が設けられた[9]。1951年10月1日から江田島村は江田島町となった[9]。
1994年2月14日に住居表示が実施され、秋月1–4丁目が成立した[10]。
2004年11月1日、江田島町外3町が合併して江田島市が誕生した。江田島町「秋月」は江田島市「江田島町秋月」に引き継がれた[11]。
人口
[編集]年 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
宝永7年(1710年)[12] | 32戸 | 127人 |
1930年[注 1] | 355戸 | 1,664人 |
1946年[注 2] | 485世帯 | 2,109人 |
1985年[注 3] | 377世帯 | 988人 |
1995年[注 4] | 332世帯 | 792人 |
2000年[注 5] | 329世帯 | 742人 |
2005年[注 6] | 293世帯 | 634人 |
2010年[注 7] | 259世帯 | 552人 |
2015年[注 8] | 231世帯 | 456人 |
2020年[注 9] | 188世帯 | 356人 |
教育
[編集]江田島市立江田島小学校(中央)および江田島市立江田島中学校(小用)の校区内である。
かつて江田島市立秋月小学校が存在したが、江田島市の学校再編によって2006年に江田島小学校に統合された。秋月小学校の跡地は水産加工品卸売業のオーシャンポイントに売却された[22]。
交通
[編集]道路
[編集]鷲部から小用に向けて広島県道298号鷲部小用線が通る。鷲部との間は秋月トンネルが山を貫いている。秋月トンネルは秋月弾薬庫が有事の際の緊急避難壕として整備され、1981年10月に開通した[23]。また、江田島町中心部や能美島への交通改善にも寄与した[23]。小用方面へはしびれ峠を経由する。
江南方面へ広島県道299号秋月飛渡瀬線が通じている。
海上交通
[編集]秋月の港は1961年以降、小用港の一部として管理されている[24]。
秋月桟橋では呉中央桟橋との間で定期船が運行されている。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年11月から運航を休止している[25]。
社会福祉
[編集]集会所として秋月交流プラザがある。1977年3月に秋月公民館として開館した[26]。
通信
[編集]1942年2月11日に秋月郵便局が設けられた[27]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “令和4年12月1日分 地区別人口・世帯数及び異動者数”. 江田島市. 2023年1月10日閲覧。
- ^ “広島県 江田島市 江田島町秋月の郵便番号”. 日本郵便. 2023年1月10日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2023年1月10日閲覧。
- ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 545.
- ^ a b 江田島町役場 1958, p. 79.
- ^ 江田島町 1982, pp. 217–218.
- ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 75.
- ^ 江田島町役場 1958, p. 14.
- ^ a b 江田島町 1982, p. 326.
- ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 357.
- ^ 『明日へのかけはし』2004年6月.
- ^ 江田島町役場 1958, p. 42.
- ^ 江田島町役場 1958, pp. 112–113.
- ^ 江田島町 1982, pp. 351–352.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1987, p. 1058.
- ^ 「小地域集計 34広島県 第1次基本集計に関する集計 2 男女別人口及び世帯数 - 町丁・字等」『平成7年国勢調査』、総務庁統計局 。2023年1月6日閲覧。
- ^ 「小地域集計 34広島県 第1次基本集計に関する集計 2 男女別人口及び世帯数 - 町丁・字等」『平成12年国勢調査』、総務省統計局、2002年1月11日 。2023年1月6日閲覧。
- ^ 「小地域集計 34広島県 第1次基本集計に関する集計 2 男女別人口及び世帯数 - 町丁・字等」『平成17年国勢調査』、総務省統計局 。2023年1月6日閲覧。
- ^ 「小地域集計 34広島県 人口等基本集計に関する集計 2 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等」『平成22年国勢調査』、総務省統計局、2012年1月20日 。2023年1月6日閲覧。
- ^ 「小地域集計 34広島県 人口等基本集計に関する集計 2 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等」『平成27年国勢調査』、総務省統計局、2017年1月27日 。2023年1月6日閲覧。
- ^ 「小地域集計 (主な内容:基本単位区別,町丁・字別人口など) 34:広島県 人口等基本集計に関する集計 2 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等」『令和2年国勢調査』、総務省統計局、2022年2月10日 。2023年1月6日閲覧。
- ^ 「江田島の旧秋月小跡にカキ加工場着工 福山の業者、2023年夏稼働」『中国新聞』2022年4月28日。2023年1月10日閲覧。
- ^ a b 江田島町 1982, pp. 393–394.
- ^ 江田島町 1982, pp. 389–391.
- ^ 『呉⇆秋月航路 休止のお知らせ』(プレスリリース)バンカー・サプライ、2020年10月14日 。2023年1月10日閲覧。
- ^ 江田島町 1982, pp. 364–365.
- ^ 江田島町 1982, p. 622.
参考資料
[編集]- 江田島町役場 編『江田島町史』江田島町役場、1958年3月25日。NDLJP:3008439。
- 江田島町 編『江田島町史』江田島町、1982年3月20日。NDLJP:9774000。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 34巻《広島県》、角川書店、1987年3月8日。ISBN 4-04-001340-9。
- 江田島町史編さん審議会 編『江田島町史』江田島町、2001年10月1日。
- 「確認された合併協定項目」『明日へのかけはし』第20号、江田島町・能美町・沖美町・大柿町合併協議会、2004年6月 。2022年7月30日閲覧。