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江田島町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
えたじまちょう
江田島町
海上自衛隊幹部候補生学校(旧海軍兵学校生徒館)
江田島町旗
江田島町旗
江田島町章
江田島町章
江田島町旗 江田島町章
廃止日 2004年11月1日
廃止理由 新設合併
安芸郡江田島町佐伯郡大柿町沖美町能美町江田島市
現在の自治体 江田島市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 広島県
安芸郡
市町村コード 34310-2
面積 30.12 km2
総人口 11,489
(2004年3月31日)
隣接自治体 佐伯郡大柿町
町の木 サクラ
町の花 サクラ
他のシンボル タカ
江田島町役場
所在地 737-2193
広島県安芸郡江田島町中央1-1-1
江田島町役場庁舎を転用した江田島市江田島支所(2014年)
座標 北緯34度14分47秒 東経132度28分41秒 / 北緯34.24633度 東経132.47797度 / 34.24633; 132.47797座標: 北緯34度14分47秒 東経132度28分41秒 / 北緯34.24633度 東経132.47797度 / 34.24633; 132.47797
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江田島町(えたじまちょう)は、かつて広島県安芸郡に存在した呉市の西方の瀬戸内海に浮かぶ江田島を主たる町域とした。

海軍兵学校のある島」として広くその名を知られた[1]

2004年、江田島と地続きの能美島にあった佐伯郡大柿町沖美町能美町と合併して市制施行し、江田島市に移行した。江田島市役所は旧能美町役場に置かれ(2016年に旧大柿町役場に移転)、旧江田島町役場は江田島市役所江田島支所となった。

歴史

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年表

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地理

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古鷹山を中心とする北部と仏ノ塔を中心とする南部に大別される[12]

北部には古鷹山(標高376 m)、クマン岳(標高399.8 m)、大原山(標高345 m)、大須山(標高259.5 m)がある。

南部の山地は南北方向に細長く、南端の仏ノ塔(標高205.1 m)を最高点として北へ行くほど徐々に低くなる。

人口

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江田島町の大字.住居表示の人口.世帯数 (国勢調査2022年&2023年)
順位 江田島町地名 人口 2000年との増減 世帯数 調査年月日
1位 江田島町切串地区 1501人 2299人(-798人) 714世帯 2022年12月01日
2位 江田島町小用地区 1189人 1924人(-835人) 619世帯 2022年12月01日
3位 江田島町中央地区 1214人 xxxx人(+-xxx人) xxx世帯 2023年01月01日
4位 江田島町鷲部地区 800人 1422人(-622人) 465世帯 2022年12月01日
5位 江田島町江南地区 542人 725人(-183人) 264世帯 2022年12月01日
6位 江田島町秋月地区 362人 742人(-380人) 188世帯 2022年12月01日
7位 江田島町大須地区 172人 341人(-179人) 83世帯 2022年12月01日

行政

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歴代町長

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  • 脇本恭一(1951年 – 1955年)
  • 中浜吾祐(1955年 – 1966年)
  • 岡本武男(1966年 – 1975年)
  • 山中淳(1975年 – 1987年)
  • 二井利美(1988年 – 1995年)
  • 平木重巳(1995年 – )

名所・旧跡

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海軍兵学校跡
現在、海上自衛隊第1術科学校及び幹部候補生学校が利用する。見学可能[13]

産業

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農業は柑橘類ミカンネーブルほか)、きゅうりの栽培が主である[14]。農家の後継者不足により1975年ごろから総農家数は減少を続けている[15]

漁業はカキの養殖が主である[16]。農業と同様に労働者不足の問題を抱え、1985年ごろから経営体は減少傾向にある[17]

大字・住居表示

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大字は1925年に編入した津久茂村の領域に設置した大字津久茂(つくも)のみ[18]

海上自衛隊の敷地は無番地であり、国有無番地と表記される[19]

19000以上の地番があり、配達の際に分かりづらい状態であったため、1990年代に住居表示を実施した[20]。中央を除いて、集落単位に設けられた区の名称を残している[21]

津久茂1–3丁目(つくも)
1994年1月31日実施[22]
秋月1–4丁目(あきづき)
1994年2月14日実施[22]。「秋月」は元々「秋付」と書かれたが、1918年頃に変わったものである[23]
宮ノ原1–3丁目(みやのはら)
1994年2月21日実施[22]
小用1–5丁目(こよう)
1995年1月30日実施[22]
中央1–5丁目(ちゅうおう)
1–3丁目は1996年1月29日実施、4–5丁目は2月5日実施[22]。本浦(中郷・向側・矢ノ浦)と山田では集落の範囲を保ったまま地形や道路による境界を定めることが難しかったため、地元の同意を得てまとめて「中央」とした[24]
鷲部1–4丁目(わしべ)
1996年2月19日実施[22]
江南1–3丁目(こうなん)
1996年2月26日実施[22]。「江南」は元々「飛渡瀬」(ひとのせ)と呼ばれたが、隣接する大柿町大字飛渡瀬との混同の恐れや地元の要望から1963年11月1日に改称したものである[25]。江田島の南に位置することに因む[25]。「江南」の名称は1941年の国民学校令により飛渡瀬尋常高等小学校が江南国民学校に改称した際に表れている[26]
切串1–5丁目(きりくし)
1–2丁目は1997年2月10日実施、3–5丁目は2月24日実施[22]
幸ノ浦1–2丁目(こうのうら)
1997年2月24日実施[22]
大須1–2丁目(おおず)
1997年2月24日実施[22]

交通

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2004年10月31日時点

本州とは航路のほか、早瀬大橋と音戸大橋によって結ばれている。町内に鉄道は無い。

道路

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港湾

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  • 秋月港 - 方面
  • 大須港 - 似島広島方面
  • 切串港 - 広島・呉ポートピア方面
  • 小用港 - 呉方面

教育

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2004年10月31日時点

小学校

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中学校

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高等学校

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その他

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閉校

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  • 海軍兵学校
  • 従道小学校 - 海軍兵学校の教官が私費を投じて1890年に海軍兵学校構内に開校[30]。1920年に県に移管して「江田島村立従道小学校」に改称[30]国民学校令により1941年に「従道国民学校」に改称[30]。海軍兵学校の廃校に伴い1945年に廃校[31]
  • 江田島高等女学校 - 村立江田島実科高等女学校として1929年に開校[28]。1943年に校名変更[28]。学制改革に伴い1948年に閉校[28]。広島県呉竹高等学校江田島分校に移行[28]

脚注

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  1. ^ a b 江田島町史編さん審議会 2001, p. 22.
  2. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 544, 年表.
  3. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 545, 年表.
  4. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 546, 年表.
  5. ^ 江田島連絡船の死者・行方不明は四十人に『中国新聞』(昭和13年1月5日夕刊)『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p628 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  6. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 547, 年表.
  7. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 548, 年表.
  8. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 551, 年表.
  9. ^ 総理府告示第三百五十四号」『官報』第7429号、印刷庁、208頁、1951年10月12日https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2963982/3 
  10. ^ a b 江田島町史編さん審議会 2001, p. 127.
  11. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 130.
  12. ^ 江田島町 1982, pp. 19–23.
  13. ^ 見学案内・お問い合わせ”. 海上自衛隊第1術科学校. 2022年8月10日閲覧。
  14. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, pp. 527–528.
  15. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, pp. 526–527.
  16. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 530.
  17. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 531.
  18. ^ 東晧傳、「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1987, p. 1058
  19. ^ 所在地”. 海上自衛隊第1術科学校. 2022年8月10日閲覧。
  20. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 335.
  21. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 336.
  22. ^ a b c d e f g h i j 江田島町史編さん審議会 2001, p. 357.
  23. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 545.
  24. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, pp. 356–357.
  25. ^ a b 江田島町 1982, p. 332.
  26. ^ 江田島町 1982, p. 276.
  27. ^ a b 江田島町 1982, p. 358.
  28. ^ a b c d e f 江田島町史編さん審議会 2001, p. 114.
  29. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 115.
  30. ^ a b c 江田島町史編さん審議会 2001, p. 28.
  31. ^ 江田島町史編さん審議会 2001, p. 29.

参考文献

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  • 江田島町 編『江田島町史』江田島町、1982年3月20日。doi:10.11501/9774000 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 34巻《広島県》、角川書店、1987年3月8日。ISBN 4-04-001340-9 
  • 江田島町史編さん審議会 編『江田島町史』江田島町、2001年10月1日。全国書誌番号:20196683 

関連項目

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外部リンク

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