(有) 椎名百貨店 (超) GSホームズ 極楽大作戦!!
(有) 椎名百貨店 (超) GSホームズ 極楽大作戦!! | |
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ジャンル | 漫画短編集 |
漫画:GSホームズ 極楽大作戦!! | |
作者 | 椎名高志 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 月刊サンデージェネックス 2002年1月号・2005年6月号 |
レーベル | 少年サンデーコミックス ※以下では割愛 |
発売日 | 2004年1月15日 ※以下では割愛 |
その他 | 第2話は『(有) 椎名大百貨店』に収録 |
漫画:江戸浪狼伝 | |
作者 | 椎名高志 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー2003年3月増刊号 |
漫画:零式といっしょ。 | |
作者 | 椎名高志 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー2003年8月増刊号 |
漫画:破戒僧ジョドー | |
作者 | 椎名高志 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー2003年9月増刊号 |
漫画:家電少女MISOCCUS | |
作者 | 椎名高志 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー1996年1月30日増刊号 |
テンプレート - ノート | |
ポータル | 漫画 |
『(有) 椎名百貨店 (超) GSホームズ 極楽大作戦!!』(ゆうげんがいしゃ しいなひゃっかてん スーパー ゴーストスイーパーホームズ ごくらくだいさくせん)は、椎名高志の漫画短編集。
概要
[編集]『 (有) 椎名百貨店』3冊に続く、椎名の4冊目となるオリジナル漫画短編集として、2004年に小学館から発行された。『一番湯のカナタ』連載終了後の2002年から2003年頃に『週刊サンデー増刊号』で発表された作品を中心に、5編の短編を収録している。
収録作品
[編集]- GSホームズ 極楽大作戦!!(ゴーストスイーパーホームズ ごくらくだいさくせん)
- 江戸浪狼伝(えどろうろうでん)
- 零式といっしょ。(ゼロといっしょ)
- 破壊僧ジョドー(はかいそうジョドー)
- 家電少女MISOCCUS(かでんしょうじょミソッカス)
GSホームズ 極楽大作戦!!
[編集]『GS美神 極楽大作戦!!』からのスピンオフ作品で、『月刊サンデージェネックス』に2度掲載された(2002年1月号、2005年6月号)。第2話は本作品集の刊行後に描かれた作品で、次の短編集『(有) 椎名大百貨店』に収録されている。
名探偵シャーロック・ホームズがゴーストスイーパー (GS) として活躍する姿を描き、『GS美神 極楽大作戦!!』からカオスとマリアが出演している。
登場人物
[編集]『シャーロック・ホームズシリーズ』からの登場人物
[編集]- シャーロック・ホームズ
- 本作のホームズは探偵としての能力だけでなくGSとしての能力も身に着けており、それを見込んだマリアから依頼を受ける。大学時代にカオスからラテン語の講義を受け、マリアに恋愛感情を抱いていたが、その頃のある事件の以後、マリアに対し冷たく接している。
- ジョン・H・ワトスン
- マリアからの依頼に当たって、ホームズの助手を務める。
- 自分の書いたものを医者仲間のコナン・ドイルに渡して、小説になおしてもらっているということを明かしている。
『GS美神 極楽大作戦!!』からの登場人物
[編集]- Dr.カオス
- 天才科学者(錬金術師)だが、少し抜けている面もある。かつては、大学の教授もしていた。
- マリア
- カオスの命令でホームズに助手として接近し、浅からぬ因縁を持つこととなる。この時の事件をきっかけに彼女は笑顔を封印している。
本作オリジナルの登場人物
[編集]- 知能の神
- 人の知識を吸う邪神。
江戸狼狼伝
[編集]『週刊少年サンデー』2003年3月増刊号掲載。同号で語られているように、岡っ引きではなく下っ引きを重要人物としたのは、『佐武と市捕物控』のパロディ(オマージュ)で、江戸時代末期を舞台としたファンタジー作品。
あらすじ
[編集]江戸で次々と起こる連続殺人、被害者たちには何の共通点もなかったが、清次はついにその犯人を発見する。
登場人物
[編集]- 藪月
- その名前のため、ヤブ医者と思われることも多いが、本道(内科)も兼ねる名医。先祖に人狼がいたため、先祖返りで人狼となってしまう。医学を学んだきっかけも元の体に戻る方法を探すためであった。
- 清次
- 目明かし(下っ引き)。
- おりん
- 清次の妹。心臓が弱く藪月の世話になっている。藪月に気がある様子を見せる。
- おりょう
- 藪月と同じく人狼。
- 坂本竜馬
- おまけ4コマに登場。
用語
[編集]- 人外改め
- 公儀隠密のひとつ。人外を殺す事を目的としている。
零式といっしょ。
[編集]『週刊少年サンデー』(小学館)2003年8月増刊号掲載。死んでしまったはずの飼い犬ゼロがサイボーグ犬「零式」として戻ってくるSF作品。
様々なパロディが入れられている(本編では『最終兵器彼女』など、おまけ4コマ漫画では『スヌーピー』など)。
あらすじ
[編集]かつて死んだはずの飼い犬ゼロが孵ってきた。ゼロは軍用のサイボーグ犬として甦っていたのだった。軍から休暇をもらい、再び千鶴の家で過ごすゼロ(零式)であったが……。
登場人物
[編集]- ゼロ/零式
- 千鶴が幼い頃、交通事故にあって死んだはずであったが、実は防衛隊の研究所で軍用サイボーグとして甦っていた。軍での働きは優秀で犬佐(人間の三等陸士)にまで昇進し、めでたく千鶴の家ですごせるようになるが……。
- 赤城千鶴
- ゼロの元の飼い主。かつてゼロが交通事故で死んだことを自分がリードを離したためと悔やんでいた。
- 中島
- 赤城千鶴の彼氏。ゼロからは群れ(家族)に侵入しようとする敵性人物として狙われる。
- ピンシャー
- 犬尉。ゼロとは違い最初から軍用犬として育成され、改造を受けた。本人いわく生まれつきの軍犬ゆえ、民間人の機微には疎い。
用語
[編集]- サイボーグ犬部隊
- 防衛隊によりサイボーグ化された犬たちの部隊。
破壊僧ジョドー
[編集]『週刊少年サンデー』(小学館)2003年9月増刊号に掲載された。西遊記を模した作品。
あらすじ
[編集]戦争・地殻変動・疫病などにより、かつての文明が滅んでしまった世界……。人口は急激に減少し、それに補い、霊的な存在が復活しつつあった。
登場人物
[編集]- ジョドー
- クローン技術で作られた肉体を持つ高性能AI。そのため、AIが無事ならば、何度でも再生できる。悟りを開き如来に近付いてもらうため、そして、西の都にある大量の経典を回収するために旅を行う。
- 59(フィフティ・ナイン)
- 2059年型AI搭載の1959年型キャデラック。
- 59・人間型(フィフティ・ナイン‐にんげんがた)
- 戦闘時などに起動する。如意棒のような武器を使い攻撃を行う。
妖怪
[編集]- チヨ
- 豚の妖怪。人間に捕まり殺されかかっていた。
- 八
- 豚の妖怪。用心棒。
- ベッシー
- 河童の妖怪。
- ローザ
- 河童の妖怪。
家電少女MISOCCUS
[編集]『週刊少年サンデー』(小学館)1996年1月30日増刊号掲載。『(有)椎名百貨店』1巻収録の「電化製品に乾杯!」と同一世界の話であり、続編的な内容となっている。
関連項目
[編集]- 短編集
- (有) 椎名百貨店 - 前の短編集。
- (有) 椎名大百貨店 - 次の短編集。
- 発表時期の近い連載