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椎名高志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
椎名 高志
生誕 (1965-06-24) 1965年6月24日(59歳)
日本の旗 日本大阪府
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1989年 -
ジャンル 少年漫画
代表作GS美神 極楽大作戦!!
MISTERジパング
絶対可憐チルドレン
受賞 第38回小学館漫画賞(『GS美神 極楽大作戦!!』)[1]
第53回星雲賞コミック部門(『絶対可憐チルドレン』)[2]
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椎名 高志(しいな たかし、1965年昭和40年〉6月24日 - )は、日本漫画家。男性。大阪府出身。大阪府立箕面高等学校京都市立芸術大学卒業血液型O型。妻は高橋留美子の元・アシスタントである清水彩。

経歴

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高校時代に「小学館新人コミック大賞」佳作受賞(作品名は非公表)。また、アニメーションを製作していた。そのときのメンバーに吉松孝博がいる。1989年、『週刊少年サンデー』(小学館)に掲載の『Dr.椎名の教育的指導!!』でデビュー[3]。主に『週刊少年サンデー』などで活動する。

デビュー直後は4コマ漫画や読みきりを描いており、『(有)椎名百貨店』にまとめられた。それに収められている作品はパロディが多用されている。藤子・F・不二雄を心の師と仰いでいる。

後に『GS(ゴーストスイーパー)美神 極楽大作戦』で長編連載を持つようになった。アニメ『GS美神』では鶴ひろみが美神令子を演じたが、椎名は鶴のデビュー作『ペリーヌ物語』を少年期に見ており、それ以来のファンだったという。また、自身の結婚式では鶴に司会を依頼した結果、鶴と横島忠夫役の堀川亮(現・堀川りょう)が司会を担当することになったという。

2005年からは『週刊少年サンデー』にて『絶対可憐チルドレン』の連載を開始。さらに途中から毎週4コマ2つまでもプラスするようになる[注 1]テレビアニメ第13話とOVAでは、自身も声優として参加している[4]2014年13号で中学生編が完結したため休載し、2014年39号から高校生編が最終章として再開[5]2021年33号をもって完結した[6]

週刊少年サンデーS2022年1月号から『半妖の夜叉姫』のコミカライズ作品である『〜異伝・絵本草子〜 半妖の夜叉姫』を連載[7]

年譜

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  • 1989年 - 『Dr.椎名の教育的指導!!』によりデビュー。
  • 1992年 - 第38回小学館漫画賞受賞(『GS美神極楽大作戦!!』)[1]
  • 1993年 - 『GS美神 極楽大作戦!!』がテレビアニメ化される。
  • 1994年 - 『GS美神 極楽大作戦!!』の劇場版アニメが公開される。
  • 2005年 - 『絶対可憐チルドレン』連載開始。
  • 2008年 - 『絶対可憐チルドレン』がテレビアニメ化される。
  • 2010年 - 『絶対可憐チルドレン』がOVA化される。
  • 2013年 - 『絶対可憐チルドレン』のスピンオフ作品『THE UNLIMITED 兵部京介』がテレビアニメ化される。
  • 2021年 - 『異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』連載開始。
  • 2022年 - 第53回星雲賞コミック部門受賞(『絶対可憐チルドレン』)[2]

作品リスト

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4コマ漫画作品

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  • Dr.椎名の教育的指導!!(『週刊少年サンデー』1989年14号 - 1990年34号、不定期掲載。単行本『(有) 椎名百貨店』に収録)
  • のんぽり魂(『ビッグコミックオリジナル増刊』1990年・1991年、各読切。単行本『(有) 椎名百貨店』に収録)
  • 絶対可憐チルドレン SUPPLEMENT(上記『絶対可憐チルドレン』の連載枠において不定期枠で掲載)
  • それが声優! WEB92話(原作シナリオ:あさのますみ、原作キャラクターデザイン:畑健二郎。該当話のみのゲストとして作画を担当)

キャラクターデザイン

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アシスタント

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脚注

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注釈

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  1. ^ さすがにネタ出しがきつく、ある時期『サンデー』での入稿は一番遅かったらしい。また数ヵ月または数週間に1回の休載という事態も増えていた[要出典]

出典

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  1. ^ a b 小学館漫画賞 過去受賞作”. 小学館コミック. 2022年9月5日閲覧。
  2. ^ a b 2022年 第53回星雲賞”. 日本SFファングループ連合会議. 2022年9月5日閲覧。
  3. ^ 椎名高志画業30周年特集!『絶対可憐チルドレン』&『ゴーストスイーパー美神』全話無料配信決定
  4. ^ 椎名高志 (2010年5月7日). “OVAアフレコレポート(2/5)”. 完成原稿速報・ブログ版 公式ブログ. 2023年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  5. ^ “絶対可憐チルドレン最終章“高校生編”が開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年8月27日). https://natalie.mu/comic/news/124615 2024年2月19日閲覧。 
  6. ^ “「絶対可憐チルドレン」17年の連載に幕、次号「双亡亭」「ポンコツちゃん」完結”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月14日). オリジナルの2023年6月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230619173837/https://natalie.mu/comic/news/436758 2024年1月9日閲覧。 
  7. ^ “高橋留美子と椎名高志が描く「半妖の夜叉姫」イラストが“シンクロ”、サンデーSで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月25日). https://natalie.mu/comic/news/455021 2024年2月19日閲覧。 
  8. ^ 絶対可憐チルドレン :作品情報”. アニメハック. 2020年8月1日閲覧。
  9. ^ 大江戸ロケット”. マッドハウス. 2016年5月22日閲覧。
  10. ^ 「(とことんインタビュー)新作取材で母校の上野高校訪問 田中ほさなさん」『朝日新聞』2011年5月8日、朝刊、三重、25面。
  11. ^ 『絶対可憐チルドレン〈解禁〉ガイドブック』小学館、2008年4月18日。ISBN 978-4-09-121330-3 

外部リンク

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