江戸川橋駅
江戸川橋駅 | |
---|---|
3番出入口(2019年12月21日撮影) | |
えどがわばし Edogawabashi | |
◄Y 11 護国寺 (1.3 km) (1.6 km) 飯田橋 Y 13► | |
所在地 | 東京都文京区関口一丁目19-6 |
駅番号 | Y12[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]有楽町線 |
キロ程 | 14.8 km(和光市起点) |
電報略号 | エト |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]48,975人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1974年(昭和49年)10月30日 |
江戸川橋駅(えどがわばしえき)は、東京都文京区関口一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線の駅である。駅番号はY 12。
歴史
[編集]- 1974年(昭和49年)10月30日:開業。両端駅(池袋駅・銀座一丁目駅)の自動改札機化に伴い、自動券売機では、開業当初から磁気化券が発売されていた。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[2]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[3]。
- 2011年(平成23年)8月13日:ホームドアの使用を開始[4]。
駅名の由来
[編集]江戸川橋とは、駅付近の神田川に架橋されている目白通りの橋梁である。この駅名は、1971年3月までこの地を運行していた路面電車(都電)の停留所名をそのまま踏襲している。
江戸川橋の「江戸川」は、利根川水系の江戸川のことではなく、駅付近を流れる神田川中流部分(おおむね大滝橋[注釈 1]付近から船河原橋[注釈 2]までの約2.1 kmの区間)のかつての名称である。同時にこの沿岸付近を指す地域名でもあり、かつて江戸川橋は桜や蛍の名所として知られていた。創架年代不詳の江戸川橋は、この神田川中流区間で最初に設けられた橋梁といわれている。
河川の名称としての江戸川は1970年8月をもって神田川に変更(上流区間・下流区間の名称に統一)され、消滅した。また、文京区内でも住居表示の実施に伴って町名が変更されたため、1966年7月までに沿岸の町名から江戸川を含むものが消え、江戸川町と西江戸川町が水道一丁目・水道二丁目・後楽二丁目の各一部となった。町名変更後は当駅と橋梁の名称のほかに付近の小学校(新宿区立江戸川小学校)や公園(文京区立江戸川公園、新江戸川公園[注釈 3])などにその名を留めている。
駅構造
[編集]改札階とホーム階を連絡するものと、改札階と地上出口(番号なし)を結ぶエレベーターがそれぞれ1基ずつ設置されている。トイレは地下1階改札外にある。2006年に多機能トイレ(乳幼児・オストメイト対応)が設置された。
2005年にホーム外壁が改修され、駅名標も大きな長方形に変わり、外壁のデザインも独自のものが採用されている。
当駅は神田川および道路下に計画された神田川分水路、首都高速5号池袋線の橋脚など地形上の制約からS字カーブ上にホームがあり[5]、見通しが悪く車掌だけでは安全確認できないため、ホームの中ほどに2人(ラッシュ時は3人)の立ち番が立っている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[6] |
---|---|---|
1 | 有楽町線 | 新木場方面 |
2 | 和光市・森林公園・飯能方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
ホーム(2021年12月16日撮影)
-
3番出入口(2019年12月21日撮影)
発車メロディ
[編集]2011年8月13日からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「星の舞踏会」(塩塚博作曲)、2番線が「風香る駅」(福嶋尚哉作曲)である[7]。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は48,975人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中75位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[9] |
1日平均 乗車人員[10] |
出典 |
---|---|---|---|
1974年(昭和49年) | [備考 1]8,131 | [* 1] | |
1975年(昭和50年) | 20,808 | 10,617 | [* 2] |
1976年(昭和51年) | 23,504 | 12,015 | [* 3] |
1977年(昭和52年) | 25,188 | 12,824 | [* 4] |
1978年(昭和53年) | 26,072 | 13,192 | [* 5] |
1979年(昭和54年) | 27,590 | 13,730 | [* 6] |
1980年(昭和55年) | 29,545 | 14,938 | [* 7] |
1981年(昭和56年) | 31,227 | 15,927 | [* 8] |
1982年(昭和57年) | 32,274 | 16,320 | [* 9] |
1983年(昭和58年) | 33,682 | 16,964 | [* 10] |
1984年(昭和59年) | 35,613 | 18,122 | [* 11] |
1985年(昭和60年) | 36,591 | 18,527 | [* 12] |
1986年(昭和61年) | 37,769 | 19,013 | [* 13] |
1987年(昭和62年) | 38,157 | 19,398 | [* 14] |
1988年(昭和63年) | 39,852 | 19,968 | [* 15] |
1989年(平成元年) | 39,905 | 20,244 | [* 16] |
1990年(平成 | 2年)41,229 | 20,940 | [* 17] |
1991年(平成 | 3年)43,209 | 21,701 | [* 18] |
1992年(平成 | 4年)44,321 | 22,557 | [* 19] |
1993年(平成 | 5年)46,064 | 23,344 | [* 20] |
1994年(平成 | 6年)46,751 | 23,467 | [* 21] |
1995年(平成 | 7年)46,328 | 23,344 | [* 22] |
1996年(平成 | 8年)46,363 | 23,508 | [* 23] |
1997年(平成 | 9年)46,078 | 23,398 | [* 24] |
1998年(平成10年) | 46,230 | 23,385 | [* 25] |
1999年(平成11年) | 44,687 | 22,619 | [* 26] |
2000年(平成12年) | 44,824 | 22,695 | [* 27] |
2001年(平成13年) | 44,714 | 22,629 | [* 28] |
2002年(平成14年) | 45,857 | 23,155 | [* 29] |
2003年(平成15年) | 46,326 | 23,402 | [* 30] |
2004年(平成16年) | 44,682 | 22,578 | [* 31] |
2005年(平成17年) | 45,375 | 22,874 | [* 32] |
2006年(平成18年) | 46,399 | 23,485 | [* 33] |
2007年(平成19年) | 48,511 | 24,664 | [* 34] |
2008年(平成20年) | 50,471 | 25,537 | [* 35] |
2009年(平成21年) | 50,947 | 25,781 | [* 36] |
2010年(平成22年) | 50,063 | 25,205 | [* 37] |
2011年(平成23年) | 49,112 | 24,865 | [* 38] |
2012年(平成24年) | 49,843 | 25,073 | [* 39] |
2013年(平成25年) | 50,515 | 25,471 | [* 40] |
2014年(平成26年) | 50,379 | 25,254 | [* 41] |
2015年(平成27年) | 51,557 | 25,948 | [* 42] |
2016年(平成28年) | 51,594 | 25,986 | [* 43] |
2017年(平成29年) | 53,135 | 26,762 | [* 44] |
2018年(平成30年) | 54,473 | 27,425 | [* 45] |
2019年(令和元年) | 53,897 | 27,137 | [* 46] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]40,180 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]41,470 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]45,773 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]48,975 |
- 備考
- ^ 1974年10月30日開業。開業日から1975年3月31日までの計153日間を集計したデータ。
駅周辺
[編集]- 東京都立新宿山吹高等学校
- 獨協中学校・高等学校
- 文京区立水道端図書館
- 文京区立目白台図書館
- 文京水道郵便局
- 文京関口一郵便局
- 神田川
- 江戸川橋(駅名の由来となった橋梁)
- 椿山荘
- トッパン小石川ビル
- 鳩山会館
- 文京区立江戸川公園
- 肥後細川庭園(旧称:新江戸川公園)
- 関口芭蕉庵
- 永青文庫
- 和敬塾
- 蕉雨園(旧田中光顕伯爵邸)
- 神楽坂駅
- 早稲田出口 - 首都高速5号池袋線
- 江戸川橋通り
- 目白通り・新目白通り
- 東京カテドラル聖マリア大聖堂
- 妙足院
- キングレコード 本社
- トーハン 本社
- テントセント 本社
- 鳥羽洋行 本社
- 主婦の友社 本社
- 自由法曹団 本部
- 関口フランスパン(フランスパン日本発祥の地)
- 地蔵通り商店街
バス路線
[編集]最寄りの停留所は、都営バスの「江戸川橋」と日立自動車交通の「江戸川橋駅」で、以下の路線が運行されている。
- 江戸川橋
- 江戸川橋駅
- 日立自動車交通
- Bーぐる 目白台・小日向ルート:椿山荘・護国寺駅・茗荷谷駅方面 文京シビックセンター行
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ 『千川駅、豊洲駅、辰巳駅に設置し、有楽町線全駅にホームドアの設置が完了します! 全179駅中84駅にホームドアの設置が完了しホーム上の安全性が向上』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2013年8月9日。オリジナルの2019年7月19日時点におけるアーカイブ 。2020年3月7日閲覧。
- ^ 東京地下鉄道有楽町線建設史、pp.59・428・447。
- ^ “江戸川橋駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
- ^ “個人でのソーシャルメディアでの音源使用について”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2019年10月3日閲覧。
- ^ 文京の統計 - 文京区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 昭和49年
- ^ 昭和50年
- ^ 昭和51年
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年 (PDF)
- ^ 平成11年 (PDF)
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 平成31年・令和元年
参考文献
[編集]- 『東京地下鉄道有楽町線建設史』帝都高速度交通営団、1996年7月31日 。