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汐留Zホールディングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(合併解散)汐留Zホールディングス合同会社
Siodome Z Holdings, LLC.
登記上本社の入居する東京汐留ビルディング
種類 合同会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-7390
東京都港区東新橋一丁目9番1号
北緯35度39分46.8秒 東経139度45分40.4秒 / 北緯35.663000度 東経139.761222度 / 35.663000; 139.761222座標: 北緯35度39分46.8秒 東経139度45分40.4秒 / 北緯35.663000度 東経139.761222度 / 35.663000; 139.761222
設立 2016年6月1日
(株式会社SAI)
法人番号 4011001111252
代表者 代表取締役 藤原 和彦
資本金 10百万円(2019年3月31日現在)
純資産 20百万円(2019年3月31日現在)
総資産 20百万円(2019年3月31日現在)
主要株主 ソフトバンク 100%
(2020年9月1日現在)
主要子会社 Zホールディングス
特記事項:2021年2月26日をもってLINE株式会社に吸収合併
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汐留Zホールディングス合同会社(しおどめゼットホールディングス、: Siodome Z Holdings, LLC.)は、かつて存在した日本中間持株会社ソフトバンクの完全子会社。 2021年3月に、LINE株式会社が当社を吸収合併し、Aホールディングスに商号を変更。

概要

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2016年(平成28年)6月に「株式会社SAI」として設立された会社である[1]が、事業実態は明らかになっておらず、実質的にソフトバンクグループ内での休眠会社として扱われてきた。

2019年(令和元年)11月にLINE株式会社Zホールディングス(ZHD、旧・ヤフー株式会社、2019年10月に持株会社化の上で商号変更)の経営統合について基本合意し[2]、これを実施するに当たって同社を活用することになり、商号を「汐留Zホールディングス株式会社」に変更した上で[1]、以下のスキームで各社間の株式移転等を行い、経営統合が行われることになった[3]

  1. 汐留Zホールディングス(以下「当社」)がソフトバンクの所有するZHDの株式(議決権所有割合:44.62%)全部を有償で取得(これにより、ZHDは当社の連結子会社となる)。
  2. LINEの株式のうち、少数株主が保有する公開株(同27.4%)の全てをLINEの親会社であるNAVER Corporationと同社が共同で株式公開買い付け及びスクイーズアウトにより取得し、LINEを非公開化
  3. LINEがZHDの株式公開買い付けにより当社の保有するZHDの全株式を取得。並行してLINEが社債を発行し、これをソフトバンクが引き受ける。
  4. 当社とLINEが合併(LINEが存続会社)し、ソフトバンクとNAVERのLINEへの出資比率を調整して「ソフトバンク50%・NAVER 50%」となるようにし、実質的に合弁会社化。
  5. LINEが事業会社を分割により設立し、事業会社の株式をZHDと株式交換することによって、LINEの事業会社がZHDの完全子会社となる。

このスキームの4.で、同社は法人格として消滅することになる。

沿革

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  • 2016年(平成28年)6月1日 - 「株式会社SAI」として設立。当時の本社は東京都渋谷区代々木[1]
  • 2017年(平成29年)6月27日 - 本社を現在地(東京汐留ビルディング)に移転[1]
  • 2019年(令和元年)
    • 11月18日 - Zホールディングス株式会社とLINE株式会社が経営統合について基本合意したことを発表[2]
    • 11月20日 - 社名を「汐留Zホールディングス株式会社」に変更[1]
    • 12月18日 - ソフトバンク株式会社からZホールディングス株式会社の株式約21億株(議決権所有割合44.62%)を約7400億円で譲受[4]
    • 12月23日 - Zホールディングス株式会社とLINE株式会社が経営統合について最終契約を締結したことを発表[5]
  • 2020年(令和2年)
    • 3月31日 - 法人格を合同会社に変更し、社名を「汐留Zホールディングス合同会社」に変更[1]
    • 8月4日 - NAVERと共同でLINEの株式公開買い付けを開始[6]
    • 9月15日 - LINEへの株式公開買い付けを終了[7]
    • 12月23日 - 当社がLINE株式会社に吸収合併される契約を締結[8]
  • 2021年(令和3年)2月26日 - LINE株式会社に吸収合併され法人格消滅。

脚注

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  1. ^ a b c d e f 汐留Zホールディングス合同会社の情報”. 法人番号公表サイト. 国税庁. 2020年11月22日閲覧。
  2. ^ a b 経営統合に関する基本合意書の締結について』(PDF)(プレスリリース)Zホールディングス株式会社・LINE株式会社、2019年11月18日https://data.swcms.net/file/sw4689/ja/ir/news/auto_20191117428027/pdfFile.pdf2020年11月22日閲覧 
  3. ^ 添付資料1 本経営統合のスキーム図”. ソフトバンク株式会社 (2019年12月23日). 2020年11月22日閲覧。
  4. ^ Zホールディングス株式会社株式の汐留Zホールディングス株式会社への売出しによる譲渡について』(プレスリリース)ソフトバンク株式会社、2019年11月18日https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20191118_01/2020年11月22日閲覧 
  5. ^ Zホールディングス株式会社(証券コード4689)と LINE株式会社(証券コード3938)の経営統合に関する最終契約の締結に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ソフトバンク株式会社・NAVER Corporation、2019年12月23日https://cdn.softbank.jp/corp/set/data/news/press/sbkk/2019/20191223_03/pdf/20191223_03.pdf2020年11月22日閲覧 
  6. ^ 経営統合の実施に係る日程に関するお知らせ』(プレスリリース)Zホールディングス株式会社・LINE株式会社・ソフトバンク株式会社・NAVER Corporation、2020年8月3日https://www.z-holdings.co.jp/pr/press-release/2020/0803b/2020年11月22日閲覧 
  7. ^ ソフトバンク株式会社及び支配株主であるNAVER Corporationの完全子会社であるNAVER J.Hub株式会社による当社株式等に対する共同公開買付けの結果に関するお知らせ』(プレスリリース)LINE株式会社、2020年9月16日https://d.line-scdn.net/stf/linecorp/ja/ir/all/LINE_20200916_JP.pdf2021年3月6日閲覧 
  8. ^ 汐留Zホールディングス合同会社との吸収合併契約締結に関するお知らせ』(プレスリリース)LINE株式会社、2020年9月16日https://d.line-scdn.net/stf/linecorp/ja/ir/all/LINE_20201223_2_JP.pdf2021年3月6日閲覧