永長正士
表示
永長 正士(ながおさ まさし、1956年9月21日[1] - )は、日本の財務官僚。人事院事務総長。大阪府出身。東京大学法学部第1類(私法コース)卒業[2]
来歴・人物
[編集]大阪府出身。大阪府立大手前高等学校から東京大学文科一類に入学[3]。東京大学法学部第1類(私法コース)を卒業し[2]、1979年に大蔵省入省[4]。入省同期には加藤勝信(衆議院議員、厚生労働大臣、内閣官房長官)、木下康司(第10代財務事務次官)、香川俊介(第11代財務事務次官)、田中一穂(第12代財務事務次官)、古澤満宏(財務官)ら[5]。
大蔵省(現・財務省)に入省した際、国家公務員試験を1位で合格し、大臣官房秘書課に配属される。財務官僚としては初めて人事院事務総長に就任した。
略歴
[編集]- 1975年3月 - 大阪府立大手前高等学校卒業
- 1979年3月 - 東京大学法学部第1類(私法コース)卒業[2]
- 1979年4月 - 大蔵省入省(大臣官房秘書課配属・国家公務員試験1位合格)
- 1980年 - 大臣官房秘書課調査係長心得
- 1981年 - 留学(米国プリンストン大学)
- 1983年 - 主計局法規課企画係長
- 1984年 - 主計局調査課調査第二係長[6]
- 1985年 - 国税庁長官官房国際業務室課長補佐
- 1986年 - 甲府税務署長
- 1987年 - 大蔵省国際金融局為替資金課課長補佐
- 1988年 - 和歌山県総務部財政課長
- 1990年 - 主税局税制第二課課長補佐
- 1992年 - 主税局税制第一課課長補佐
- 1994年 - 主税局総務課課長補佐(総括)[7]
- 1995年 - 大蔵大臣秘書官事務取扱
- 1998年 - 総務庁行政管理局管理官
- 2000年6月 - 国際局為替資金課長
- 2001年1月 - 財務省国際局為替資金課長
- 2001年7月 - 主税局調査課長
- 2003年7月 - 主税局税制第一課長
- 2005年7月 - 主税局総務課長
- 2007年7月 - 大臣官房審議官(国際局担当)
- 2009年7月 - 人事院事務総局審議官(人材局担当)
- 2010年7月 - 人事院事務総局審議官(事務総局担当)
- 2012年7月 - 人事院事務総局総括審議官
- 2014年4月 - 人事院事務総長
- 2017年6月 - 退官
- 2017年10月 - 山田コンサルティンググループ株式会社顧問、税理士法人山田&パートナーズ顧問[8]
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2017年版』(読売新聞東京本社、2017年)p.227
- ^ a b c 『東大人名録,第1部』1986年発行、51ページ
- ^ 『週刊読売 1975年4月5日号』1975年4月発行、185頁
- ^ 霞が関ふるさと記 事務次官を多数輩出[和歌山県] 現代ビジネス、2014年7月14日
- ^ その他入省同期には、桑原茂裕(日本銀行理事)、渥美恭弘(大臣官房政策評価審議官)、細田隆(関東財務局長)、坂本正喜(関東財務局長)、杉江潤(東京国税局長、関東信越国税局長)、井阪喜浩(名古屋国税局長)、岡本榮一(国税庁次長)、鈴木英明(世界銀行理事、九州財務局長)、宗永健作(横浜税関長)、道盛大志郎(国土交通省政策統括官)、三村亨(防衛省防衛審議官)などがいる。
- ^ 『職員録 上巻』大蔵省印刷局、1985年発行、505頁
- ^ 『大蔵要覧 平成7年版』大蔵要覧出版社、1994年12月発行
- ^ 国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(平成29年10月1日~同年12月31日分) 平成 30年 3月 27日 内閣官房内閣人事局
|
|
|