氣賀澤保規
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人物情報 | |
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生誕 |
1943年(80 - 81歳) 日本長野県 |
出身校 | 京都大学文学部 |
学問 | |
研究分野 | 東洋史 |
研究機関 | 明治大学 |
氣賀澤 保規(けがさわ やすのり、1943年- )は、日本の歴史学者。中国史専攻。元明治大学教授、明治大学東アジア石刻文物研究所客員研究員[1]、東アジア歴史文化研究所・氣賀澤研究室 代表[2]。
経歴
[編集]長野県生まれ。1968年京都大学文学部史学科東洋史学専攻卒業、同大学院博士課程修了。佛教大学助教授、富山大学教養部助教授を経て、1995年明治大学文学部教授となる。1996年『府兵制の研究』で、文学博士(京都大学)の学位を取得[3]。2014年3月定年退職[4][5][6]。同年4月より、東アジア歴史文化研究所・氣賀澤研究室 代表。「気賀沢」と表記されることもある。
主な著書
[編集]- 『則天武后』 白帝社「中国歴史人物選」、1995年2月/講談社学術文庫、2016年11月
- 『府兵制の研究―府兵兵士とその社会』 同朋舎「東洋史研究叢刊」、1999年2月
- 『中国の歴史 6 絢爛たる世界帝国 隋唐時代』 講談社 2005年6月/講談社学術文庫 2020年12月
主な共編著
[編集]- 『中国仏教石経の研究―房山雲居寺石経を中心に―』(京都大学学術出版会、1996年3月)
- 『中国石刻資料とその社会―北朝隋唐期を中心に―』明治大学東洋史資料叢刊4(明治大学東アジア石刻文物研究所、2007年9月)
- 『新版唐代墓誌所在総合目録』(明治大学東アジア石刻文物研究所、明治大学文学部アジア史専攻氣賀澤研究室、2009年10月)
- 『洛陽学国際シンポジウム報告論文集―東アジアにおける洛陽の位置―』明治大学東洋史資料叢刊8(明治大学東アジア石刻文物研究所、2011年3月)
- 『隋唐佛教社會の基層構造の研究』明治大学東洋史資料叢刊12(明治大学東アジア石刻文物研究所、2015年9月)
- 『遣隋使がみた風景―東アジアからの新視点』(八木書店、2012年2月)
- 『中国中世仏教石刻の研究』(勉誠出版、2013年3月)
- 『隋唐洛陽と東アジア―洛陽学の新地平』(法藏館、2020年12月)
主な翻訳
[編集]- 劉煒編著、氣賀澤保規編訳『図説三国志の世界』(大修館書店、2001年6月)
- 馬長寿著、氣賀澤保規訳・序文、梶山智史翻訳協力『碑刻史料からみた前秦隋初期の關中部族』(科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書「中国南北朝後期隋唐期の石刻文字資料の集成・データベース構築と地域社会文化の研究」平成15年度-平成17年度、2005年3月)[7]
記念論文集
[編集]- 『明大アジア史論集』18号、氣賀澤保規先生退休記念号(明治大学東洋史談話会、2014年3月)
脚注
[編集]- ^ “特定課題研究ユニット詳細 2015年度―明治大学東アジア石刻文物研究所―”. 明治大学. 2016年2月8日閲覧。
- ^ 氣賀澤 保規 - researchmap
- ^ 国立国会図書館. “博士論文『府兵制の研究』”. 2023年4月7日閲覧。
- ^ 氣賀澤保規「隋唐時代への彷徨40年―私の歩んだ中国史―」(『明大アジア史論集』18号、氣賀澤保規先生退休記念号、2014年3月)
- ^ 氣賀澤保規「私が東洋史を志したころ」(『東方』400号、2014年6月)
- ^ “氣賀澤保規「私の研究履歴のなかの科研費と学振」(『私と科研費』73、2015年2月)”. 日本学術振興会. 2016年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月8日閲覧。
- ^ 明治大学図書館「明大文庫」所蔵
外部リンク
[編集]- 明治大学東アジア石刻文物研究所 Website
- 明治大学東アジア石刻文物研究所のブログ ※2018年2月16日ブログ開設
- 公益財団法人東洋文庫 新版唐代墓誌所在総合目録データベース