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民族代表33人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

民族代表33人(みんぞくだいひょう33にん、민족대표 33인)は、1919年日本統治時代の朝鮮において行なわれた三・一運動の際に、発表された「独立宣言書」に署名した33人を指す総称。宗教別に選定された代表者として、天道教キリスト教仏教からそれぞれ15人、16人、2人が参加した。 このうち、吉善宙劉如大金秉祚鄭春洙の4名は、署名はしたものの、1919年3月1日に「独立宣言書」が読み上げられた泰和館朝鮮語版には出席していなかった[1]

上海に亡命して逮捕を逃れた金秉祚と、後に無罪判決を受けた吉善宙、逮捕直後の拘禁中に死亡した梁漢黙を除き、この事件で1年6ヶ月から3年の懲役を宣告された。

一覧

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宗教 氏名 出身地域 身分 裁判の結果
天道教 孫秉煕 忠清北道清州 天道教前教主 懲役3年
権東鎮 忠清北道槐山 天道教導師
呉世昌 청년 시절 오세창 京城府
林礼煥朝鮮語版 平壌 懲役2年
羅仁協朝鮮語版 平安南道成川
洪基兆朝鮮語版 平安南道南浦
朴準承 全羅北道任実
梁漢黙 全羅南道海南 公判中死亡
権秉悳朝鮮語版 忠清北道清原 懲役2年
金完圭朝鮮語版 京城府 天道教信者
羅龍煥朝鮮語版 平安南道成川 天道教導師
李鍾勳 京畿道広州 天道教長老
洪秉箕 京畿道驪州
李種一 忠清南道泰安 天道教月報部長 懲役3年
崔麟 咸鏡南道咸興 普成高等普通学校校長
キリスト教 李昇薫 平安北道 定州 長老派教会長老
朴熙道朝鮮語版 黄海道海州 中央キリスト教青年会幹事(北部メソジスト 懲役2年
李甲成朝鮮語版 慶尚北道大邱 セブランス病院事務員(長老派) 懲役2年6か月
呉華英朝鮮語版 黄海道平山 南部メソジスト牧師
崔聖模朝鮮語版 黄海道海州 北部メソジスト牧師 懲役2年
李弼柱 京城府
金昌俊朝鮮語版 平安南道江西 北部メソジスト伝道師 懲役2年6か月
申錫九 忠清北道清原 南部メソジスト牧師 懲役2年
朴東完 京畿道抱川 キリスト教補佐書記(北部メソジスト教会)
申洪植 忠清北道清州 北部メソジスト牧師
梁甸伯朝鮮語版 平安北道宣川 長老派教会牧師
李明龍朝鮮語版 平安北道鉄山 長老派教会長老
吉善宙 平安南道安州 長老派教会牧師 無罪
劉如大 平安北道義州 懲役2年
金秉祚 平安北道定州 逮捕されず
鄭春洙 忠清北道清原 南部メソジスト牧師 懲役1年6か月
仏教 韓龍雲 忠清南道洪城 僧侶 懲役3年
白龍城朝鮮語版 全羅北道長水 懲役1年6か月

民族代表33人のうちの一部は、民族問題研究所が『親日人名辞典』に収録するために整理した「親日人名辞典収録予定者名簿(親日派リスト)」に含まれている。崔麟朴熙道鄭春洙がその代表的な例である。

脚注

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  1. ^ 신복룡『한국사 새로 보기 (초 2쇄판)』도서출판 풀빛、서울、2001年12月20日、199-210頁。ISBN 89-7474-870-3 

関連項目

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