歴史群像大賞
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歴史群像大賞(れきしぐんぞうたいしょう)は、1994年より募集された学研パブリッシングが発行する『歴史群像』の主催する公募新人文学賞である。「シミュレーション小説」「戦記小説」「歴史小説」「時代小説」の4つの部門でプロ・アマチュアを問わずに作品を募集する。大賞100万円、優秀賞30万円、佳作10万円が贈られる。2013年に新しく創設された「本にしたい大賞」の歴史小説部門に吸収された。
受賞作
[編集]第1回から第10回
[編集]- 第1回(1995年)仲路さとる「異戦国志」、鈴木旭「うつけ信長」、加藤真司「古事記が明かす邪馬台国の謎」
- 優秀賞:中里融司「坂東武陣侠 信長を討て!」
- 第2回(1996年)柏田道夫「桃鬼城伝奇」、森本繁「征西府秘帖―村上義弘と南海水軍王国」
- 第3回(1997年)瀬川由利「伏竜伝―始皇帝の封印」、笛吹明生「退屈御家人気質―悪人釣り」
- 佳作:荒川佳夫「翼持つ竜のように」
- 第4回(1998年)富樫倫太郎「修羅の跫」
- 佳作:柳広司「挙匪(ボクサーズ)」
- 奨励賞:神谷隆一「ドイツ機動艦隊」
- 第5回(1999年)岩井三四二「簒奪者」
- 第6回(2000年)片桐樹童「古事記呪殺変」
- 優秀賞:坂上天陽「天翔の謀」、雑賀俊一郎「黒ん棒はんべえ鄭芝龍救出行」
- 激励賞:如月天音「鬼を見た童子」
- 第7回(2001年)柳蒼二郎「異形の者」
- 第8回(2002年)該当作なし
- 最優秀賞:伊達虔「逃亡者市九郎―異聞〈青の洞門〉」
- 第9回(2003年)該当作なし
- 第10回(2004年)平野正和「後三国志―天道の馭者」
- 優秀賞:菅靖匡「ある一領具足の一生」
- 奨励賞:尾山晴紀「覇道の城」
第11回から第20回
[編集]- 第11回(2005年)高妻秀樹「胡蝶の剣」
- 佳作:伊藤浩士「雉」
- 奨励賞:鋭電力「空母大戦―第2次日本海大海戦!」
- 第12回(2006年)該当作なし
- 第13回(2007年)該当作なし
- 最優秀賞:深水聡之「妖異の棲む城 大和筒井党異聞」、河原谷創次郎「ぼっちゃん 魏将・郝昭の戦い」
- 佳作:真田左近「蒼空の零 ソロモン征空戦」
- 奨励賞:天宮謙輔「憂国の海戦譜 真珠湾炎上」
- 第14回(2008年)該当作なし
- 最優秀賞:水樹ケイ「鋼鉄のワルキューレ ケーニヒスティーガー in WW2東部戦線」
- 佳作:智本光隆「風花」
- 奨励賞:小林卿「天佑」
- 第15回(2009年)該当作なし
- 最優秀賞:神室磐司「斬恨の剣 仇討ち異聞」
- 優秀賞:甲斐原康「戦塵 北に果つ―土方歳三戊辰戦始末」、古沢英治「十郎太からぶり控 騙り虚無僧」
- 第16回(2010年)該当作なし
- 最優秀賞:藤村与一郎「鮫巻き直四郎役人狩り」
- 優秀賞:原田孔平「元禄三春日和 春の館」
- 佳作:中嶋隆「武士道哀話」、工藤誉「上海脱出命令」
- 第17回(2011年)
- 最優秀賞:佐藤弘志「鉄竜戦記」
- 佳作:山田剛「刺客―用心棒日和」
- 第18回(2012年)
- 第19回(2013年)
- 優秀賞:勢田春介「紀文の料理人」
- 佳作:簑輪諒「うつろ屋軍師」、大谷春介「真田剣忍帳」
- 奨励賞:小佐一成「戦略遊撃艦隊出撃ス!」、金子カズミ「深海の尖兵」
- 第20回(2014年)
- 優秀賞:霧島兵庫「英雄フリードリヒ」
- 佳作:牧村圭「三宅島遠島始末」