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武谷愿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

武谷 愿(たけや げん、1912年3月3日 - 1995年10月28日[1])は、日本の応用化学者。北海道大学名誉教授。専門は燃料工学、石炭液化

経歴

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九州大学医学部名誉教授武谷廣の三男として福岡市に生まれる。1929年福岡県中学修猷館[2]、1931年旧制福岡高等学校理科甲類[3]を経て、1935年東京帝国大学工学部応用化学科を卒業する[4][5]

1935年商工省燃料研究所に入所し技師となったが、1943年北海道帝国大学工学部助教授に転じ、1945年教授に就任、1946年工学博士の学位を得る[5]

燃研、北大と研究は一貫して石炭化学および石炭の高度利用であり、戦前は石炭からの人造石油製造、戦時中は石炭の高圧化学反応、戦後は石炭の加工利用を研究している[5]

1975年北海道大学を退官し名誉教授となり、同年函館工業高等専門学校校長に就任する。1983年函館高専を退官し名誉教授となる[1]

1974年紫綬褒章、1983年勲二等瑞宝章[1]

参考文献

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  • 板倉聖宣監修『事典 日本の科学者―科学技術を築いた5000人』日外アソシエーツ、2014年。ISBN 978-4-816-92485-9 481頁

脚注

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  1. ^ a b c 板倉聖宣 2014.
  2. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員23頁
  3. ^ 『福岡高等学校一覧 第19年度(自昭和15年4月至昭和16年3月)』(福岡高等学校編、1941年)172頁
  4. ^ 『東京帝国大学一覧(昭和8年度)』(東京帝国大学、1933年)學生生徒姓名466頁
  5. ^ a b c 『ふるさと人物記』(夕刊フクニチ新聞社、1956年)101頁
先代
太秦康光
函館工業高等専門学校長
武谷愿
次代
神原富民