武田龍夫
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武田 龍夫(たけだ たつお、1928年(昭和3年)- 2007年(平成19年)[1])は、日本の随筆家、外交官で、北欧文化協会理事長などを務めた。
武田竜夫とも表記する。夫人の武田和子(1938年生)は絵本画家[2]。
経歴
[編集]北海道室蘭市出身。1954年に中央大学法学部卒。1954年(昭和29年)から外務省よりストックホルム大学にスウェーデン語留学生として派遣された。日本帰国後は在スウェーデン、デンマークの各・大使館の一等書記官、外務省北欧担当官などを経て、宮内庁式部官、イスタンブール総領事、東海大学教授、大阪外国語大学、立教大学非常勤講師などを歴任し、北欧関係の執筆著述を多く行った。
「世界日報」紙の常連寄稿者の1人で、同紙を賛美するメッセージを寄せている[3]。
著作一覧
[編集]- 北欧
- 『スウェーデンの青い鳥』(NHKブックスジュニア、1976年)
- 『誰も書かなかったスウェーデン』(サンケイ出版、1977年)
- 『戦う北欧』(高木書房、1981年)
- 『嵐の中の北欧 抵抗か中立か服従か』(中公文庫、1985年、改版2022年9月[4])
- 『住んでみた北欧-五つの国の最新事情』(サイマル出版会、1981年)
- 新版『白夜に谺する夏至祭の歓喜-北欧生活詩』(中公文庫、1996年6月)
- 『白夜の国ぐに 米ソ対立の谷間で』(中公新書、1985年)
- 『愛の伝説-中世北欧の愛と信仰』(東海大学出版会、1988年)
- 『物語 北欧の歴史-モデル国家の生成』(中公新書、1993年)
- 『北欧-その素顔との対話』(中央公論社、1995年)
- 『北欧が見えてくる』(サイマル出版会、1997年)
- 『北欧の外交』(東海大学出版会、1998年)
- 『福祉国家の闘い-スウェーデンからの教訓』(中公新書、2001年)
- 『北欧を知るための43章』(明石書店、2001年)
- 『物語 スウェーデン史-バルト大国を彩った国王、女王たち』(新評論、2003年)
- 『バイキングと北欧神話』(明石書店、2005年12月)
- 『北欧悲史-悲劇の国王、女王、王妃の物語』(明石書店、2006年11月)
- 宮内庁
- 外交
- 『外交官日記』(サイマル出版会、1983年/中公文庫、1996年3月)
- 『日本の外交-積極外交の条件』(サイマル出版会、1990年)
- 『世界の外交-国民性と国際政治』(サイマル出版会、1994年)
- 『国益の検証-日本外交の150年』(サイマル出版会、1996年6月)
- 『北欧の外交-戦う小国の相克と現実』(東海大学出版会、1998年)
- 『変われ!外交・外交官・外務省-外務省OBの叫び』(日新報道、2002年)
- その他
- 『新月旗の国トルコ-その歴史と現在』(サイマル出版会、1987年)
- 『アウシュビッツ幻想紀行-ある愛と死』(サイマル出版会、1988年)
- 『マス・メディアの犯罪』(日新報道、2003年11月)
- 『新隣国論 仮面の隣国・素顔の隣国』(勉誠出版、2007年5月)
- 『新日本人論 日本人の偽悪醜・日本人の真善美』(勉誠出版、2007年5月)