櫛田神社前駅
櫛田神社前駅 | |
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駅入口(2023年3月) | |
くしだじんじゃまえ Kushida Shrine | |
◄N16 天神南 (1.0 km) | |
所在地 | 福岡市博多区祇園町[2] |
駅番号 | ○N17[1] |
所属事業者 | 福岡市交通局 |
所属路線 | 七隈線 |
キロ程 | 13.0 km(橋本起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 島式 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,105人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 2023年(令和5年)3月27日[3][4][5] |
櫛田神社前駅(くしだじんじゃまええき)は、福岡県福岡市博多区祇園町にある、福岡市交通局七隈線の駅である[2]。駅番号はN17[1]。
駅名は当駅北側に位置し、博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」が奉納される櫛田神社(博多総鎮守)に由来する[2]。駅シンボルマークは西島雅幸によるデザインで、櫛田神社を象徴する銀杏の葉と博多祇園山笠の「舁き縄」を合わせたもの[3]。駅識別カラーは DIC-121(系統色名:あざやかな黄赤)で、薬院大通駅・金山駅・橋本駅と共通[6]。
天神南駅が管理している。
歴史
[編集]- 2011年(平成23年)11月7日:2020年度天神南駅 - 博多駅と中間駅が開業予定と福岡市から発表[7]。
- 2013年(平成25年)12月:天神南駅 - 博多駅間着工[8]。
- 2016年(平成28年)11月8日:博多駅前道路陥没事故発生[9]。
- 2019年(令和元年)7月:トンネル掘削工事再開、2年程度の遅れが生じる[10]。
- 2021年(令和3年)7月1日:駅名を決定[2][11][12]。
- 2023年(令和5年)3月27日:開業[3][4][5]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地下駅。天神南駅側で那珂川・博多川をくぐり、博多駅も既存のJR博多シティより深い位置に位置する関係上、当駅も地表から約25 mの地下4階にホームが設けられている[13][14]。
改札フロアやホームの床には櫛田神社の石畳参道をイメージした床タイルを採用している[13][15]。また、地下1階にある改札口には、櫛田神社の奉納神事である博多祇園山笠を表現した縦約2.4メートル、横約4.5メートルの壁面装飾があり、伝統工芸品である博多人形や博多織などが展示されている[13][15]。
改札口は、駅両端と中央付近の3か所にある。地上との出入口は開業当時から7か所が設けられているが、この他に駅西側では国体道路北側への出入口設置が検討[16]、駅東側では民間によるキャナルシティ博多(仮称)新イーストビルに直結する通路[17]が計画されている。
地階 | 出入口 | 出入口 |
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地下1階 | コンコース階 | コンコース、案内所、自動券売機、自動改札口 |
トイレ(改札内) | ||
地下4階 | 1番ホーム | ■七隈線 博多方面(博多駅)→ |
島式ホーム,右側のドアが開く | ||
2番ホーム | ←■七隈線 橋本方面(天神南駅) |
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ホーム(2023年3月)
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駅名標(2023年3月)
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗車人員は7,105人である[18]。
開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2022年(令和4年) | 7,154[注釈 1] |
2023年(令和5年) | 7,105 |
駅周辺
[編集]福岡市道博多駅前線(はかた駅前通り)の地下、国道202号(国体道路)と交差する祇園町西交差点の東側に位置する。
- 中洲川端駅 - 福岡市地下鉄空港線・福岡市地下鉄箱崎線の駅
- 祇園駅 - 福岡市地下鉄空港線の駅
- キャナルシティ博多
- 櫛田神社
- 萬行寺
- 博多旧市街
- 「博多町家」ふるさと館
- マックスバリュエクスプレス博多祇園店
- 川端通商店街
- 博多区役所
- 西鉄バス「キャナルシティ博多前」「キャナルシティ博多前(櫛田神社前駅)」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2023年3月27日開業。開業日から同年3月31日までの計5日間を集計したデータ。
出典
[編集]- ^ a b c 『<<七隈線延伸事業>> 新駅の名称と新車両が決定しました!!』(PDF)(プレスリリース)福岡市交通局、2021年7月1日。オリジナルの2021年8月6日時点におけるアーカイブ 。2021年8月16日閲覧。
- ^ a b c d 『<<七隈線延伸事業>> 新駅の名称が決定しました!!』(PDF)(プレスリリース)福岡市交通局、2021年7月1日。オリジナルの2021年7月1日時点におけるアーカイブ 。2021年7月1日閲覧。
- ^ a b c 『≪七隈線延伸事業≫ 七隈線(天神南駅~博多駅)を令和5年3月開業 櫛田神社前駅の駅シンボルマークも決定』(PDF)(プレスリリース)福岡市交通局、2022年1月7日。オリジナルの2022年1月7日時点におけるアーカイブ 。2022年1月7日閲覧。
- ^ a b 『<<七隈線延伸事業>> 七隈線(天神南駅〜博多駅)が令和5年3月27日に開業!!』(PDF)(プレスリリース)福岡市交通局、2022年8月31日。オリジナルの2022年9月2日時点におけるアーカイブ 。2022年9月2日閲覧。
- ^ a b “七隈線(天神南駅~博多駅)の開業日が決定しました!”. 福岡市交通局 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月31日閲覧。
- ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、81頁。
- ^ “高速鉄道3号線の計画等について”. 福岡市交通対策特別委員会. 2023年1月22日閲覧。
- ^ “福岡市営地下鉄七隈線延伸|鉄道計画データベース”. railproject.tabiris.com. 2023年1月22日閲覧。
- ^ “[11月8日午前10時00分 地下鉄七隈線延伸工事に伴う道路陥没事故について(第2報)]”. web.archive.org. 福岡市交通局. 2023年1月22日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年11月8日). “福岡陥没事故3年 七隈線延伸遅れの影響大 市発展に深刻な損失”. 産経ニュース. 2023年1月22日閲覧。
- ^ “名称は「櫛田神社前」に決定 七隈線延伸の中間駅 福岡市”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2021年7月1日). オリジナルの2021年7月1日時点におけるアーカイブ。 2021年7月1日閲覧。
- ^ “七隈線延伸の新駅名称は「櫛田神社前」 22年度開業目指す”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2021年7月1日). オリジナルの2021年7月1日時点におけるアーカイブ。 2022年2月6日閲覧。
- ^ a b c “「和」と「伝統」楽しめる駅 福岡の地下鉄「櫛田神社前駅」完成”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2022年12月17日). オリジナルの2022年12月18日時点におけるアーカイブ。 2022年12月18日閲覧。
- ^ “工事概要”. 福岡市地下鉄 七隈線延伸事業. 2021年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月2日閲覧。
- ^ a b “「お櫛田さん」前に地下鉄駅、開業まで100日…福岡市は1日1.4万人利用見込む”. 読売新聞 (読売新聞社). (2022年12月17日). オリジナルの2022年12月17日時点におけるアーカイブ。 2022年12月18日閲覧。
- ^ “七隈線延伸事業リーフレット(平成31年4月)”. 福岡市地下鉄 (2019年4月). 2023年4月11日閲覧。
- ^ “キャナルシティ博多イーストビル再開発の計画着手のお知らせ”. 福岡地所 (2023年3月24日). 2023年4月11日閲覧。
- ^ 令和6年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 櫛田神社前駅 - 福岡市地下鉄
- 七隈線延伸事業 - 福岡市交通局
- 天神と博多をシールドトンネルでつなぐ - 福岡市地下鉄七隈線中間駅(仮称)西工区建設工事 - 大林組