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橿原市昆虫館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
橿原市昆虫館
Kashihara City Museum of Insects
地図
施設情報
正式名称 橿原市昆虫館
専門分野 昆虫
収蔵作品数 標本1,000点以上
来館者数 66,244人 (2003年度)[1]
事業主体 橿原市
管理運営 橿原市教育委員会 (2002年-)[2]
建物設計 日建設計[1]
延床面積 2,883.84m2 (敷地面積46,000m2[1]
開館 1989年10月10日[1]
所在地 634-0024
奈良県橿原市南山町624番地
位置 北緯34度29分29秒 東経135度49分37秒 / 北緯34.49139度 東経135.82694度 / 34.49139; 135.82694座標: 北緯34度29分29秒 東経135度49分37秒 / 北緯34.49139度 東経135.82694度 / 34.49139; 135.82694
外部リンク 橿原市昆虫館
プロジェクト:GLAM
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橿原市昆虫館(かしはらしこんちゅうかん、: Kashihara City Museum of Insects または Kashihara-city Insectarium)は、奈良県橿原市の香久山公園に位置する自然博物館である。

昆虫標本および化石標本を1,000点以上展示している。また、放蝶温室では、南西諸島周辺に分布するチョウ、約10種、500頭が飛び交う姿を周年観察できる[3]

概要

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1989年(平成元年)10月10日開館[4]

1997年(平成9年)5月に100万人の来館者を迎える[4]

2002年(平成14年)、公社より教育委員会に移管[2]

2004年(平成16年)に150万人目の来館者を迎える[4]

2007年(平成19年)、改修についての基本構想が作成される[2]

2008年(平成20年)、まちづくり交付金の補助などを勘案し、市長の判断により改修が決定[2]

2009年(平成21年)12月1日より休館、改修工事が着工される。この改修工事に、総事業費およそ3億円弱、展示部分の更新におよそ7,000万円余を要している[2]

2010年 (平成22年)5月1日にまず本館部分が開館し、同年6月1日に新館を含む全館が「見て、聞いて、触って、感じる昆虫館」としてリニューアル開館した[2][3]

2010年10月に、200万人目の来館者を迎える[4]

2019年(令和元年)消費税増税に伴い、観覧料が改定された[5]

2020年(令和2年)3月2日から3月16日まで、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、臨時休館処置がとられ、後に3月31日まで延長することが発表[6]。最終的に5月31日まで休館処置が延長され、営業時間を短縮したり、入館人数制限を行うなどとした感染防止対策を取った上で6月2日より営業再開した[7]

館内

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  • 1階ロビー
    • 受付カウンター[2]
    • 事務所[2]
    • 授乳室・救護室[2]
  • 標本展示室
    • 標本展示室1 - 生物の進化および多様性の展示。
    • 標本展示室2 - 体験フロア。
  • 生態展示室 - 昆虫の生息環境および自然を再現。
  • 放蝶温室 - 500m2[2]、南西諸島の気候に調整。チョウ約10種、500頭。亜熱帯の植物およそ100種。
  • 新館(研修棟)
    • 特別生態展示室 - 昆虫の生態を展示。
    • 情報コーナー - 昆虫の飼育および方法。
    • ボランティア室 - 1階[2]
    • 研究室 - 1階[2]
  • 本館二階展示室 - 南西諸島および大和盆地の昆虫標本展示。企画展・特別展などの期間展示。
  • 研修室
    • 研修室1 - 本館中2階。80名収容[2]
    • 研修室2 - 新館2階。
  • 収蔵庫
    • 収蔵庫1 - 本館中2階。標本・資料を保管。
    • 収蔵庫2 - 新館1階。
  • 多目的広場 - 入口前。屋根付きで雨天時も利用が可能な場所。

利用情報

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  • 開館時間
    • 4-9月 9:30 - 17:00 (入館受付 9:30 - 16:30)[8]
    • 10-3月 9:30 - 16:30 (入館受付 9:30 - 16:00)[8]
  • 休館日
    • 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)[8]、ただし夏休み期間中の月曜日は開館。
    • 年末年始(12月28日 - 1月2日)[8]
  • 入館料
    • 大人:520円、学生(高校生・大学生):410円、小人(幼稚園〈4歳以上〉 - 中学生):100円[9]
    • 団体(30-99名) - 大人:460円、学生:370円、小人:90円[9]
    • 団体(100名以上) - 大人:360円、学生:290円、小人:70円[9]
    • 障害者・介護者:大人:260円、学生:200円、小人:50円。(証明するものが必要)[9]
    • 橿原市在住の幼・小・中学生:毎週土曜日入館無料(証明する書類必要)。

交通アクセス

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大阪方面より
南阪奈道路葛城インターチェンジから大和高田バイパス経由で約30分。
西名阪自動車道郡山インターチェンジから国道24号経由で約60分。
名古屋方面より
名阪国道針インターチェンジから国道369号経由で約60分。

周辺

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脚注

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  1. ^ a b c d 平成16-17年度 文部科学省 社会教育活性化21世紀プラン「博物館の建築とデザインから学ぶ社会教育」推進協議会、博物館の図鑑 - 橿原市昆虫館
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 日比伸子「展示リニューアルにおける試み ~リニューアルを学芸員ネットワークで共有する~」、全国科学博物館協議会。 
  3. ^ a b 橿原市昆虫館(橿原市公式サイト)
  4. ^ a b c d 山下育郎「昆虫館 入館者200万人達成!!!」『GONTA』第20巻第3号、橿原市昆虫館、1頁。 
  5. ^ 【橿原市昆虫館】料金改定のお知らせ”. 橿原市公式ホームページ(かしはらプラス). 2020年3月15日閲覧。
  6. ^ 橿原市昆虫館の臨時休館について”. 橿原市公式ホームページ(かしはらプラス). 2020年3月15日閲覧。
  7. ^ 橿原市昆虫館の開館について”. 橿原市公式ホームページ(かしはらプラス). 2020年6月2日閲覧。
  8. ^ a b c d 橿原市昆虫館管理運営に関する規則
  9. ^ a b c d 橿原市公式ホームページ -橿原市昆虫館料金改定のお知らせ-

関連項目

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