橋本和明 (演出家)
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橋本 和明(はしもと かずあき、1978年10月8日 - )は日本の演出家、ディレクター、起業家である[1]。2003年4月日本テレビに入社し、『有吉ゼミ』『有吉の壁』『マツコ会議』などヒット番組を立ち上げる。2018年、2021年『24時間テレビ』の総合演出を担当。
2022年12月同社を退社、2023年1月より「株式会社WOKASHI」を立ち上げてフリーに[2]。3月には縦型コンテンツを手がける「株式会社QREATION」に取締役兼チーフ・ディレクターとして参画することを発表[3]。NETFLIXやAmazon Prime Videoなどの全世界コンテンツから、TikTokコント番組「本日も絶体絶命。」などのデジタル・コンテンツまで、幅広く企画・プロデュースを行なっている。
2024年9月には佐藤勝利(timelesz)・蓮見翔(ダウ90000)と3人でコントユニットを結成することを発表。「好きな仲間と好きなことをしたい」という構想で、さまざまなお笑いの形に挑戦していく。[4]
人物
[編集]- 大分県大分市出身。大分県立大分上野丘高校卒業後、東京大学教育学部を経て東京大学大学院人文社会系研究科修了[5]。
- 小学生の頃から文学少年で江戸川乱歩やアガサ・クリスティをはじめ、『徒然草』『枕草子』『源氏物語』などの古典を原文で読んでいた[6]。
- 東大では社会学を専攻しており、ジェンダー研究の大家・上野千鶴子のゼミに所属していた[7]。
- 東大落語研究会出身[8]。大学時代はお笑いに明け暮れ、落研で結成された「コント集団ナナペーハー」及びそのOBによって結成された「コント集団ナノランナー」の初代座長を務める[9]。シティボーイズやジョビジョバに影響を受けた。
- 有吉と飲みに行った際に「ネタ芸人が活躍できるお笑い番組がやりたいね」と意気投合したことがきっかけで、有吉の壁が誕生した。ゴールデン昇格については、有吉の「こういうのは機運だから頑張りましょうか」という言葉に腹を括ったという[10]。
- 日本テレビでは倉田忠明、遠藤正累、島田総一郎チーフプロデューサーの番組を中心に演出を担当している。以前は松岡至、道坂忠久、横田崇、清水星人、秋山健一郎CP担当の番組もやっていた。
- バラエティーを中心に、ドラマや舞台、映画など幅広いコンテンツを手がけている。
担当番組
[編集]テレビ番組 現在
[編集]- レギュラー
- 特番
- Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか!?(企画・総合演出)
- いきざま大図鑑(企画・総合演出)
- 24時間テレビ 「愛は地球を救う」(2018年・2021年は総合演出)
テレビ番組 過去
[編集]- ナイナイメモリー(ディレクター)
- ひらめ筋GOLD(ディレクター)
- 誰も知らない泣ける歌(ディレクター)
- あらすじで楽しむ世界名作劇場(チーフディレクター)
- スクール革命!(ディレクター)
- 不可思議探偵団(演出)
- SKE48のマジカル・ラジオ(演出)
- 世界最強の勇者たち(演出)
- 二宮和也の!日本調査(演出)
- ショコラ(企画・演出)
- タカトシのクイズ!サバイバル(企画・演出)
- マツコとマツコ(企画・演出)
- ニノさん(企画・演出)
- ヒルナンデス!(火曜演出)
- マツコ会議(演出、以前は企画兼務)
- 芸能人ですよ旅(企画・演出)
- 住住(監督)
- 卒業バカメンタリー(企画・演出)
- 寝ないの?小山内三兄弟(演出)
- でっけぇ風呂場で待ってます(企画・演出)
- 東京03とスタア(企画・演出)
- NETAMI(監修)
- Z STUDIO ひまつぶ荘(企画・演出)
- あいつが上手で下手が僕で シーズン1(監督)
配信
[編集]- NETFLIXコメディシリーズ 名アシスト有吉(企画・総合演出)
- DMM TV 横道ドラゴン(企画・総合演出)
- ABEMA 愛のハイエナ シーズン1・2(企画・演出)
- Amazon Prime Video ゴールデンコンビ(企画・演出)
- TikTok 本日も絶体絶命。(総合演出)
映画
[編集]- 有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE(監督)
舞台
[編集]- アシタを忘れないで(演出)
- あいつが上手で下手が僕で(総合演出)
- Clubキャッテリア(エグゼクティブ・プロデューサー)
脚注
[編集]- ^ 橋本和明 - Twitter 2023年1月1日
- ^ “テレビとSNSで“ギスギスしない笑い”を広く届けるためにーー『有吉の壁』など手がける橋本和明 × 伊吹が語り合う「飽くなき探究心」”. Real Sound|リアルサウンド テック (2023年5月16日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “『有吉の壁』など人気番組を手がけ独立、橋本和明さんの「刺激的」な今。佐藤勝利&蓮見翔との“手弁当”な新しいお笑いの取り組み”. テレ朝POST. 2024年10月4日閲覧。
- ^ “橋本 和明”. www.facebook.com. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “橋本和明さんの 「フルーツタルト」と 「レーズンサンドグラン」 おやじのおやつ Vol.31 - T JAPAN:The New York Times Style Magazine 公式サイト”. www.tjapan.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ 橋本和明(@kazuaki_hsmt)、2019年4月13日のツイート、2022年5月26日閲覧。
- ^ “芸人の活かし方が秀逸! マヂラブ、シソンヌらのコント番組の演出家は『有吉の壁』の橋本和明氏”. リアルライブ. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “コント集団ナノランナー | 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術!”. CoRich舞台芸術!. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “『有吉の壁』総合演出・橋本和明が語る、子供にもコアなお笑いファンにもウケてる秘密 - エンタメ - ニュース”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2021年6月23日). 2023年6月3日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 株式会社WOKASHI-代表取締役の会社
- 株式会社QREATION-取締役の会社
- 佐藤勝利のすべて- 所属するユニット
- 橋本和明 (@kazuaki_hsmt) - X(旧Twitter)