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橋の上の娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
橋の上の娘
La fille sur le pont
監督 パトリス・ルコント
脚本 セルジュ・フリードマン
製作 クリスチャン・フェシュネール
出演者 ダニエル・オートゥイユ
ヴァネッサ・パラディ
撮影 ジャン=マリー・ドルージュ
編集 ジョエル・アッシュ
配給 フランスの旗 UGC フォックス
日本の旗 シネマパリジャン[1]
公開 フランスの旗 1999年3月31日
日本の旗 1999年12月11日[2]
上映時間 90分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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橋の上の娘』(はしのうえのむすめ、フランス語: La fille sur le pont, 英語: Girl on the Bridge)は、1999年公開のフランス映画

パトリス・ルコント監督によるモノクローム撮影の純愛映画。

あらすじ

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パリのある橋の上で、22歳のアデル(ヴァネッサ・パラディ)は欄干を乗り越え、今にもセーヌ川に身を投げようと考えていた。男から男へと渡り歩くたびに、捨てられてしまう人生に絶望していたのだった。その時、ナイフ投げの曲芸師をしている中年の男、ガボール(ダニエル・オートゥイユ)から「バカなことをしそうだな」と声をかけられる。「俺と組んで曲芸の的にならないか」とスカウトされるが、アデルは無視して川に飛び込む。ガボールはとっさに川に飛び込み、アデルを救った。

ガボールに救われたアデルは、ガボールの誘いを受け入れ、覚悟を決めてナイフ投げの的になった。アデルとガボールのコンビは行く先々で喝采をあびる。ツキを呼び込んだ二人は、カジノのルーレットでも大勝をする。アデルは行く先々で男と関係を持ってしまうのだが、ガボールはそのことに干渉することはなかった。

ガボールとアデルは客船での仕事のためイスタンブール行きの大型客船に乗り、ナイフ投げのパフォーマンスを行う。そこで彼らはイタリア女イレーネとギリシャ男タキスの新婚カップルと出会う。アデルはタキスと関係を持つ。タキスに一目惚れしたアデルは、ガボールに別れを告げ、タキスと二人で小船に乗り移り、駆け落ちする。しかし、小船はすぐに漂流してしまう。すぐに愛がさめてしまったアデルは、自分のとった行動を後悔するのだった。一方、ガボールは船に残されて絶望しているイタリア女イレーネを曲芸の的としてスカウトし、コンビを組んでナイフ投げのパフォーマンスを続ける。しかし、彼はナイフをイレーネの足に突きたててしまう。

港で船を降りたガボールはイスタンブールで再起を試みる。しかしナイフ投げの再起はうまく行かず、彼は路頭に迷ってしまう。彼はアデルとの再会を願うが実現しなかった。人生に絶望したガボールはある橋の欄干を乗り越え、身を投げる覚悟でいた。その時、後ろから声がきこえた。「バカなことをしそうね」、アデルだった。「飛び込もうとしても、おせっかいをする人が来てできないのよね。行きましょう」。ガボールは再び欄干を乗り越える。二人は抱き合い、お互いが、かけがえのない存在であることを噛みしめる。

キャスト

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スタッフ

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挿入歌

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受賞/ノミネート

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受賞

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  • 1999年セザール賞 - 主演男優賞(ダニエル・オートゥイユ)[4]

ノミネート

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  • 1999年ゴールデングローブ - 外国語映画賞)[4]
  • 2000年英国アカデミー賞 - 外国語映画賞)[4]

脚注

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  1. ^ La fille sur le pont/Company Credits IMDb 2017年11月5日閲覧。
  2. ^ La fille sur le pont/Release Info IMDb 2017年11月5日閲覧。
  3. ^ La fille sur le pont (1999) Soundtracks IMDb 2017年8月4日閲覧。
  4. ^ a b c 橋の上の娘#アワード allcinema 2017年8月24日閲覧。

外部リンク

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