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横田一則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横田 一則
基本情報
本名 横田 一則
通称 戦慄のマイクパフォーマー
GRABAKAのスピードスター
戦極の秘密兵器
GRABAKAの特殊兵器
ピカ
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1978-04-03) 1978年4月3日(46歳)
出身地 千葉県船橋市
所属 GRABAKA
→フリー
→K-Clann
身長 172cm
体重 66kg
階級 ライト級
フェザー級
バックボーン 柔道 (参段)
テーマ曲 月光ダンス (Galaxy Version)
THE RODEO CARBURETTOR
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横田 一則(よこた かずのり、1978年4月3日 - )は、日本の元男性総合格闘家千葉県船橋市出身。松戸国際高等学校順天堂大学卒業。K-Clann主宰。第5代DEEPフェザー級王者。第3代DEEPライト級王者。

スピードに自信を持ち[1][2]柔道で鍛えられた重い腰と、パワーのある打撃と寝技を駆使する。DEEPでは格上といわれる相手にも真っ向から勝負を挑みデビュー以来負けなしでDEEPライト級王者となった。

来歴

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小学1年生の頃に柔道を始め、順天堂大学柔道部では主将を務めた。実業団にも入団し、大学卒業後も柔道を続ける。大学時代のライバルであった中村和裕PRIDEに出場しているのに影響されて、GRABAKAに一般ジム生として入会[3]

2004年9月19日、プロデビュー戦となったDEMOLITION 040919 2nd Anniversaryにて中村K太郎と対戦し、0-0の判定で引き分けた。

2005年9月3日、DEEP 20 IMPACTで行われた「全面対抗戦 DEEP戦士VSGRABAKA」という3対3の対抗戦において中堅に抜擢され、長岡弘樹に3-0の判定勝ちを収めプロ初勝利を挙げた。

2005年10月30日、club DEEP 富山でBarbaro44と対戦、0-1の判定で引き分けた。

2006年12月20日、DEEP 27 IMPACTのライト級王座挑戦者決定戦でBarbaro44と再戦し、2-0の判定勝ちを収め挑戦権獲得に成功した。

2007年2月16日、DEEP 28 IMPACTで行われたDEEPライト級タイトルマッチにて王者の帯谷信弘と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2007年6月16日、キックボクシングデビュー戦となったclub DEEP 東京でイ・デヨンと対戦し、3-0の判定勝ち。

2007年10月28日、SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2007でファディル・シャバリと対戦し、3-0の判定勝ち。この試合で脚を疲労骨折し、手術を行った。

2008年5月19日、DEEP 35 IMPACTのDEEPライト級タイトルマッチにて挑戦者のハン・スーファンと対戦し、1Rに右フックによるKO負けを喫し王座防衛に失敗した。

戦極・SRC

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2008年8月24日、戦極初参戦となった戦極 〜第四陣〜のライト級グランプリシリーズ1回戦でボーヤン・コセドナーと対戦し、3-0の判定勝ち。試合後のリング上では「ケガをしてぜんぜん練習できなくて、今回は言い訳させてください」と発言し、同門の郷野聡寛に「言い訳ハゲ」と言われた[4]

2008年11月1日、戦極 〜第六陣〜ライト級グランプリシリーズ準決勝で廣田瑞人に3-0の判定勝ちするも、決勝では北岡悟に0-3の判定負けし、準優勝となった。

2009年5月2日、戦極 〜第八陣〜レオ・サントスと対戦し、2-1の判定勝ちを収めた。

2009年7月24日、Krush廣野祐とキックボクシングルールで対戦。2Rに2回のダウンを奪われるなどして、0-3の判定負け。

2009年9月23日、戦極 〜第十陣〜ライアン・シュルツと対戦し、右フックで失神KO勝ち。失神しているシュルツを気遣うことなくマイクパフォーマンスを行ったことに対し、シュルツのセコンドを務めていた長南亮にブログで苦言を呈された[5]

2009年11月7日、戦極 〜第十一陣〜光岡映二と対戦し、判定勝ち。「ライト級王座挑戦者査定試合」とも言われた試合[6]に勝利を収め、大会後には國保尊弘戦極広報が「(大晦日興行での廣田瑞人の王座挑戦者は)横田選手になると思います」と語ったが[7]、その後、大晦日興行は中止となった。

2009年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜のDREAM vs SRC 対抗戦で川尻達也と対戦し、0-3の判定負けを喫した[8]。のちに1か月前の11月25日に交通事故に遭い、腰痛椎弓骨折していたことを明かした[9]

2010年10月30日、10か月ぶりの復帰戦となったSRC15でブライアン・コッブと対戦し、1-2の判定負け。コッブは前日計量で規程体重をクリアできず減点1が与えられた状態で試合が開始された[10]

2010年12月30日、戦極 Soul of Fightジャダンバ・ナラントンガラグと対戦し、左フックによる失神KO負け[11]

DEEP復帰

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2011年7月18日、GRABAKAを退団した。

2012年2月18日、DEEP 57 IMPACT 〜12年目の現実〜のDEEPフェザー級王者決定戦にて門脇英基と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[12]

2013年2月16日、DEEP 61 IMPACTのDEEPフェザー級タイトルマッチにて挑戦者の昇侍と対戦し、5-0の判定勝ちを収め初の王座防衛に成功した。

2014年4月29日、DEEP 66 IMPACTのDEEPフェザー級タイトルマッチにて挑戦者の津田勝憲と対戦し、5-0の判定勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。

2016年5月27日、ONE Championship初出場となったONE Championship 43: Kingdom of ChampionsのONEフェザー級タイトルマッチにて王者のマラット・ガフロフ英語版と対戦し、2Rにリアネイキッドチョークによる一本負けを喫し、王座獲得に失敗した。

2016年12月17日、DEEPフェザー級タイトルを返上した。

2017年9月3日、自身が代表を務めるジム『K-Clann』をオープン。

2018年6月30日、DEEP 84 IMPACTにて石川英司を相手に引退試合を行った。現役を退いて以降は、K-ClannからRIZIN王者となる牛久絢太郎伊澤星花を輩出するなど指導者として活躍している。

戦績

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プロ総合格闘技

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総合格闘技 戦績
37 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
25 4 5 16 0 3 0
9 3 2 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 石川英司 5分3R終了 判定1-2 DEEP 84 IMPACT 2018年6月30日
× クリスチャン・リー英語版 2R 4:34 ギロチンチョーク ONE Championship 68: Visions of Victory 2018年3月9日
ユン・ダウォン 2R 4:20 アームロック DEEP 81 IMPACT 2017年12月23日
× マーチン・ヌグエン 1R 3:36 TKO(パウンド) ONE Championship 51: QUEST FOR POWER 2017年1月14日
× マラット・ガフロフ英語版 2R 4:25 リアネイキドチョーク ONE Championship 43: Kingdom of Champions
【ONEフェザー級タイトルマッチ】
2016年5月27日
今成正和 5分3R終了 判定3-0 DEEP 74 IMPACT 2015年12月20日
高橋憲次郎 5分3R終了 判定3-0 DEEP CAGE IMPACT 2015 2015年8月29日
大原樹理 5分2R終了 判定3-0 FUNABASHI BOM-BA-YE! 2015年5月9日
ISAO 5分3R終了 判定3-0 DEEP DREAM IMPACT 2014 〜大晦日SPECIAL〜 2014年12月31日
鍵山雄介 1R 2:38 アームロック DEEP 68 IMPACT 2014年8月23日
津田勝憲 5分3R終了 判定5-0 DEEP 66 IMPACT
【DEEPフェザー級タイトルマッチ】
2014年4月29日
ソン・ドゥリ 2R 4:00 TKO(マウントパンチ) DEEP CAGE IMPACT 2013 in TDC HALL 2013年11月24日
キム・ウンギョム 1R 4:02 アームロック DEEP CAGE IMPACT 2013 in KORAKUEN HALL 2013年6月15日
昇侍 5分3R終了 判定5-0 DEEP 61 IMPACT
【DEEPフェザー級タイトルマッチ】
2013年2月16日
アナトリー・サフロノフ 3R 4:07 リアネイキドチョーク Abu Dhabi Warriors 2012年11月2日
門脇英基 5分3R終了 判定5-0 DEEP 57 IMPACT 〜12年目の現実〜
【DEEPフェザー級王者決定戦】
2012年2月18日
戸井田カツヤ 2R 0:25 TKO(タオル投入) DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO 2011年10月29日
昇侍 5分3R終了 判定3-0 DEEP 54 IMPACT 2011年6月24日
× ジャダンバ・ナラントンガラグ 1R 2:03 KO(左フック) 戦極 Soul of Fight 2010年12月30日
× ブライアン・コッブ 5分3R終了 判定1-2 SRC15 2010年10月30日
× 川尻達也 5分3R終了 判定0-3 Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜 2009年12月31日
光岡映二 5分3R終了 判定3-0 戦極 〜第十一陣〜 2009年11月7日
ライアン・シュルツ 1R 2:31 KO(右フック) 戦極 〜第十陣〜 2009年9月23日
レオ・サントス 5分3R終了 判定2-1 戦極 〜第八陣〜 2009年5月2日
× 北岡悟 5分3R終了 判定0-3 戦極 〜第六陣〜
【ライト級グランプリシリーズ2008 決勝】
2008年11月1日
廣田瑞人 5分3R終了 判定3-0 戦極 〜第六陣〜
【ライト級グランプリシリーズ2008 準決勝】
2008年11月1日
ボーヤン・コセドナー 5分3R終了 判定3-0 戦極 〜第四陣〜
【ライト級グランプリシリーズ2008 1回戦】
2008年8月24日
× ハン・スーファン 1R 3:38 KO(右フック) DEEP 35 IMPACT
【DEEPライト級タイトルマッチ】
2008年5月19日
ミノル・ダバレス・ツチヤ 1R 3:53 腕ひしぎ十字固め DEEP 31 IMPACT 2007年8月5日
帯谷信弘 5分3R終了 判定3-0 DEEP 28 IMPACT
【DEEPライト級タイトルマッチ】
2007年2月16日
Barbaro44 5分3R終了 判定2-0 DEEP 27 IMPACT 2006年12月20日
小見川道大 5分3R終了 判定2-0 DEEP 26 IMPACT 2006年10月10日
ミルトン・ヴィエイラ 5分2R終了 判定1-1 DEEP 24 IMPACT 2006年4月11日
梅田恒介 2R 4:05 TKO(バックマウントパンチ) DEEP 23 IMPACT 2006年2月5日
Barbaro44 5分2R終了 判定0-1 club DEEP 富山 -野蛮人祭り3- 2005年10月30日
長岡弘樹 5分3R終了 判定3-0 DEEP 20th IMPACT 2005年9月3日
中村K太郎 5分2R終了 判定0-0 DEMOLITION 040919 2nd Anniversary 2004年9月19日

アマチュア総合格闘技

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
石島大悟 1R 4:41 腕ひしぎ十字固め PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR
【パンクラスゲート】
2005年7月10日

キックボクシング

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ほそえとしひろ 3R終了 判定3-0 DEEP CAGE IMPACT 2011 in HAMAMATSU 2011年9月18日
× 廣野祐 3R終了 判定0-3 Krushライト級グランプリ2009 〜開幕戦 Round.1〜 2009年7月24日
ファディル・シャバリ 3R終了 判定3-0 SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT
GROUND ZERO TOKYO 2007
2007年10月28日
イ・デヨン 3R終了 判定3-0 club DEEP 東京 2007年6月16日

アマチュアキックボクシング

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 西谷大成 1分1R+延長R終了 判定5-0 BREAKING DOWN 7 2023年2月19日

獲得タイトル

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  • 第3代DEEPライト級王座(2007年)
  • 第5代DEEPフェザー級王座(2012年)

脚注

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  1. ^ 【戦極〜第十一陣〜】横田一則公開練習「廣田選手とのタイトルマッチを見たいと思ってもらえるような、インパクトのある試合を!」 SRC 公式サイト 2009年10月27日
  2. ^ 【戦極】11・7スピードとパワーの激突!光岡映二VS横田一則の日本人対決が決定 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年10月9日
  3. ^ DEEPフェザー級チャンピオン横田一則選手ゲスト格闘技のチカラ☆高円寺レスリングカフェ東京TVライブオンライン Youtube 2014年6月16日
  4. ^ 【戦極ライト級スペシャル】横田一則、言い訳の向こう側 kamipro.com 2008年10月20日
  5. ^ 戦極に 長南亮 Official Blog 2009年9月24日
  6. ^ ライト級王座挑戦者査定試合! 光岡vs横田のS4初対決が実現!! kamipro.com 2009年10月9日
  7. ^ 戦極 横田がライト級王座挑戦へ。 BoutReview 2009年11月9日
  8. ^ 【Dynamite!!】魔裟斗が引退試合で激勝! 石井慧は判定負け、対抗戦はDREAM勝利(2) 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年12月31日
  9. ^ 【SRC戦極】10・30「言い訳はしたくないが…」復帰戦の横田一則、川尻戦前の交通事故を語る 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年9月30日
  10. ^ 【SRC戦極】泉浩が石井慧との対戦をアピール!ウェルター級GP決勝は中村VS榎本 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年10月30日
  11. ^ 【SRC戦極】12・30日沖発がフェザー級王座獲得!交流戦はSRCが勝利 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年12月30日
  12. ^ 緊急告知チェ・ドゥホが行方不明~2・18『DEEP 57』横田一則x門脇英基に変更 Fight!miruhon.net 2012年2月14日

関連項目

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外部リンク

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前王者
帯谷信弘
第3代DEEPライト級王者

2007年2月16日 - 2008年5月19日

次王者
ハン・スーファン
空位
前タイトル保持者
松本晃市郎
第5代DEEPフェザー級王者

2012年2月18日 - 2016年11月4日

空位
次タイトル獲得者
今成正和