コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

横浜市営バス野庭営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

横浜市営バス野庭営業所(よこはましえいバスのばえいぎょうしょ)とは、かつて神奈川県横浜市港南区野庭町637-2にあった横浜市営バスの営業所である。

2003年に港北ニュータウン営業所と共に2007年までに廃止されることが横浜市交通局より発表されたが、2006年1月に予定より1年早い同年3月31日に廃止されることが再度発表された。その後3月26日をもって営業を終了し、4月1日付で廃止された。車庫跡は一部がバス折返場となり、同所にあった停留所名も「野庭車庫前」から「野庭中央公園」に改称された。

2007年1月24日に、跡地を利用して食品スーパー「FRESH DELI tamaya」とドラッグストア「サンドラッグ」をテナントとする複合施設が2008年春に開かれることが発表され、2008年10月7日に開業した。また、はとバスの横浜野庭営業所が2007年3月に開設された。

沿革

[編集]
  • 1974年12月23日 港南営業所の派出所として開設。それまで派出所だった芹ヶ谷派出所は詰所に格下げ。
  • 1980年10月1日 203系統、204系統、205系統運行開始。
  • 1987年6月1日 351系統運行開始。
  • 1990年6月11日 営業所として独立。
  • 1993年6月 82系統廃止。
  • 1994年10月3日 28系統の芹ヶ谷 - 山下ふ頭線を廃止。
  • 1995年2月13日 204系統、205系統を廃止。
  • 2005年
  • 2006年
    • 1月30日 71系統、203系統、206系統を全便神奈川中央交通へ移譲[1]。それに伴う車両転属により、77系統を港南営業所と共管化。
    • 3月26日 業務終了。
    • 3月27日 芹が谷詰所廃止。77系統を全便神奈川中央交通へ移譲及び、担当路線を全便港南営業所へ移管。45系統の野庭団地センター前経由の出入庫便及び丸山台経由の出庫便、同洋光台駅発の入庫便、港南台駅前 - 芹ケ谷線の平戸 - 芹ケ谷間、359系統を廃止。
    • 4月1日 野庭営業所廃止。「さよならフェスティバル」が野庭車庫敷地内にて行われた。
  • 2007年
    • 1月9日 営業所施設及び職員寮の解体工事開始。
    • 3月 はとバス横浜野庭営業所開設。
  • 2008年10月7日 跡地を利用した食品スーパー「たまや」とドラッグストア「サンドラッグ」の複合施設が開業。

営業所廃止時の担当路線

[編集]

以下停留所名については、当営業所廃止時の記載とする。この項では2006年3月27日および、3月31日まで当営業所で運行していた路線について記載する。

港南営業所に継承された路線

[編集]

45系統

[編集]
  • 洋光台駅前 - 南公園前 - 港南台駅前 - 清水橋 - すずかけ通 - ゆりの木通 - 上永谷駅前 - 丸山台 - 日限山 - 京急ニュータウン
  • 洋光台駅前 - 南公園前 - 港南台駅前 - 清水橋 - すずかけ通 - 野庭団地センター前 - 野庭車庫前
  • 上永谷駅前 - ゆりの木通 - すずかけ通 - 野庭団地東口 - 野庭車庫前
  • 港南台駅前 - 清水橋 - すずかけ通 - 丸山台 - 上永谷駅前 - 平戸

51系統

[編集]
  • 上大岡駅前 - 港南区総合庁舎前 - 公務員住宅入口 - すずかけ通 - 野庭団地センター前 - 野庭車庫前

52系統

[編集]
  • 上大岡駅前 - 港南区総合庁舎前 - 公務員住宅入口 - 野庭団地東口 - 野庭車庫前

112系統

[編集]
  • 洋光台駅前 - 日野中央公園入口 - 公務員住宅入口 - すずかけ通 - ゆりの木通 - 上永谷駅前
  • 洋光台駅前 - 日野中央公園入口 - 公務員住宅入口 - すずかけ通 - 野庭団地センター前 - 野庭車庫前

351系統

[編集]
  • 上大岡駅前→港南区総合庁舎前→公務員住宅入口→すずかけ通→野庭団地センター前→野庭車庫前

51系統の深夜バス。

359系統

[編集]
  • 港南台駅前→清水橋→すずかけ通→野庭団地センター前→野庭車庫前

45系統の深夜バス。2006年3月27日付で廃止された。

神奈中バス舞岡営業所に継承された系統

[編集]

77系統

[編集]
  • 横浜駅前 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 権太坂 - 平戸 - 芹ケ谷
  • 保土ヶ谷駅東口 - 権太坂 - 平和台折返場(保土ケ谷営業所と共管)

営業所廃止前に廃止・移管された路線

[編集]

28系統

[編集]
  • 芹ケ谷 - 平戸 - 平和台 - 保土ケ谷駅東口 - 水道道 - 浜松町 - 御所山 - 桜木町駅 - 山下ふ頭入口 - 山下ふ頭

1994年のダイヤ改正で芹が谷 - 平和台折返場および、浜松町 - 山下ふ頭間が廃止された。同時に保土ヶ谷営業所単独の運行となり、野庭営業所は28系統から撤退した。

71系統

[編集]
  • 上大岡駅前 - 最戸町 - 芹ケ谷

港南営業所との共管であった。当営業所は上記の区間便のみ担当した。段階的に神奈中バス舞岡営業所に移管され、2006年1月30日をもって完全移管された[1]

82系統

[編集]
  • 横浜駅西口 - 洪福寺 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 平戸 - 平和台 - 芹ケ谷
  • 横浜駅西口 - 洪福寺 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 平戸 - 平和台
  • 横浜駅西口 - 洪福寺 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 平戸

1993年6月に廃止にされた。系統番号は1996年に浅間町営業所が担当する路線として復活した。

203系統

[編集]
  • 上大岡駅前 - 最戸町 - 芹ケ谷 - 平戸 - 東戸塚駅
  • 芹が谷 - 平戸 - 東戸塚駅前

港南営業所および神奈中バス(横浜営業所→同舞岡営業所)との共管であった。71系統と同様に、段階的に神奈中バス舞岡営業所に移管され、2006年1月30日をもって完全移管された[1]

204系統

[編集]
  • 上大岡駅前 - 港南区総合庁舎前 - 上永谷駅前 - 平戸 - 東戸塚駅前

港南営業所および神奈中バス(横浜営業所→同舞岡営業所)との共管であった。1995年2月13日をもって神奈中バスに完全移管された。

系統番号は後に、浅間町営業所の路線(横浜駅西口→岡野町→浅間町車庫前)で再利用された。

205系統

[編集]
  • 東戸塚駅前 - 保土ケ谷駅東口

神奈中バスとの共管であった。204系統と同様、1995年2月13日をもって神奈中バスに完全移管された。

系統番号は後に、若葉台営業所の路線(集会所前→中山駅前)で再利用された。

206系統

[編集]
  • 東戸塚駅前→平戸→芹ケ谷→最戸町→弘明寺→南区役所前→弘明寺→最戸町→芹ケ谷→平戸→東戸塚駅前
  • 芹ケ谷→最戸町→弘明寺→南区役所前→弘明寺→芹ケ谷→平戸→東戸塚駅

2006年1月30日をもって神奈中バス舞岡営業所に移管された[1]

車両

[編集]

野庭営業所では、日野自動車製車両を選択して導入していた。全て大型車で短尺車が基本的に導入されていたが、2000年に混雑対策として長尺車が導入され、51系統、52系統で使用された。晩年はいすゞ自動車製のエルガも配置されていた。

注釈

[編集]
  1. ^ a b c d 最末期は休日運休だったので、実質的な最終運行日は1月28日であった。