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楠ノ海正治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

楠ノ海 正治(くすのうみ まさはる、1944年3月13日 - )は、佐賀県佐賀市出身で二所ノ関部屋に所属した元大相撲力士。本名は中村 正治(なかむら まさはる)。現役時代は身長173cm・体重75kg。最高位東十両16枚目。得意技は右四つ、上手投げ

経歴

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1959年7月場所初土俵。序ノ口を1場所で通過後に序二段中位〜下位で1年程停滞したり、初めて幕下に昇進した1961年11月場所で7戦全敗を喫したりしたが、以降は好成績を修め続け順調に番付を上げて、1965年5月場所に21歳で十両昇進。しかし場所前に左膝の関節を捻挫したために当場所及び翌場所を全休。以降は番付を幕下下位に落とし成績は振るわず、1966年5月場所に22歳の若さで廃業した。2022年1月現在で、戦後に関取在位歴がありながら1回も関取として本場所に出場せずに引退・廃業した唯一の力士である。加えて、幕下在位中も十両力士との対戦が組まれなかったため、本場所の土俵で大銀杏を結うことなく引退・廃業した。

主な成績

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  • 通算成績:149勝121敗29休1分 勝率.552
  • 十両成績:0勝0敗15休
  • 現役在位:42場所
  • 十両在位:1場所

場所別成績

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楠ノ海 正治
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1959年
(昭和34年)
x x x (前相撲) 西序ノ口25枚目
6–2 
東序二段93枚目
3–5 
1960年
(昭和35年)
東序二段102枚目
4–4 
東序二段76枚目
3–5 
西序二段85枚目
4–4 
東序二段80枚目
1–6 
東序二段102枚目
7–0 
東三段目112枚目
5–2 
1961年
(昭和36年)
東三段目82枚目
4–3 
西三段目65枚目
5–2 
西三段目28枚目
4–3 
西三段目12枚目
2–5 
東三段目28枚目
5–2 
東幕下92枚目
0–7 
1962年
(昭和37年)
西三段目37枚目
4–3 
西三段目23枚目
5–2 
西幕下89枚目
4–3 
東幕下77枚目
4–3 
東幕下71枚目
6–1 
東幕下46枚目
4–3 
1963年
(昭和38年)
西幕下41枚目
4–3 
東幕下34枚目
2–5 
東幕下46枚目
5–2 
東幕下30枚目
5–2 
西幕下18枚目
5–2 
東幕下12枚目
4–3 
1964年
(昭和39年)
東幕下8枚目
2–5 
西幕下18枚目
4–3 
西幕下15枚目
4–3 
西幕下11枚目
4–3 
東幕下8枚目
4–3 
東幕下5枚目
3–3
1引分
 
1965年
(昭和40年)
東幕下5枚目
4–3 
東幕下3枚目
5–2 
東十両16枚目
休場[1]
0–0–15
西幕下15枚目
休場
0–0–7
東幕下48枚目
3–4 
東幕下54枚目
4–3 
1966年
(昭和41年)
西幕下49枚目
4–3 
西幕下45枚目
3–4 
東幕下50枚目
引退
0–0–7
x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

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  • 楠ノ海 正治(くすのうみ まさはる)1959年7月場所 - 1966年5月場所

参考文献

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  • 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709

出典

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  1. ^ 左膝関節捻挫により初日から全休

関連項目

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外部リンク

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