椎葉誠
椎葉 誠(しいば まこと、1981年12月16日 - )は、日本の実業家。株式会社アローズ代表取締役、株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ常務取締役。一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ理事、一般社団法人ケアeスポーツ協会理事も務める。元一般社団法人日本バレーボールリーグ機構理事[1][2]。
来歴
[編集]三重県桑名市出身。海星高等学校から名古屋経済大学へ進学。卒業後は専門商社へ就職し2014年に退社。[要出典]
退社後、株式会社アローズを創業。高校・専門学校などの教育機関や卸売業などさまざまな企業でコンサルティング業務を行う[3]。
2017年、三重県のバレーボールチーム・ヴィアティン三重がV.LEAGUEへの参入を決めると、同チームの広報としてスポーツ業界へも参入。同年、三重県バレーボール協会事業部国体広報委員に就任[4]。
2018年、ヴィアティン三重バレーボールの運営母体である株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ取締役、チームディレクターに就任。バレーボールチームの運営責任者となる。2021年には同社常務取締役アリーナ事業部長に就任した[4]。
2021年、V.LEAGUE 2020-21シーズンにおいて優秀なチーム運営者に贈られる優秀GM賞を受賞。同年12月には日本トップリーグ連携機構よりトップリーグトロフィーが授与されている[5][6]。
2021年4月3日・4日に船橋アリーナで開催予定であった大分三好ヴァイセアドラー対ヴォレアス北海道のV・チャレンジマッチ(入れ替え戦)が大分三好関係者の新型コロナウイルス感染の影響による開催中止という発表がされた際[7]、椎葉は代替日程が決定していない状況で三重県内の体育館を確保するため動き、結果的に5月4日・5日三重県営サンアリーナでのリモートマッチ(無観客試合)開催に至った[2][8][9]。その間予約したものの開催に至らなかった4月29日のサオリーナでは急遽男女バレーボールチームのファン感謝イベントを開催した[10]。
2022年、一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(現:一般社団法人SVリーグ)の理事に就任[11]。同年2月24日、自身の会社にてプロeスポーツチーム「Rox3Gaming」を設立。地元の高校生とプロ契約を締結したことを発表した。[要出典]また、このシーズンより、ヴィアティン三重女子バレーボールチームがV.LEAGUEに加入している[12]。
2023年、Rox3Gamingではオンラインゲームを利用したオンライン英会話学習をひとり親家庭・住民税非課税世帯の子どもたちを対象に無料で提供する「Rox3夢プロジェクト」の発足を発表。Rox3夢プロジェクトには株式会社ファミリーマートを始めとし複数の企業が協賛を発表した[13]。
2024年、一般社団法人SVリーグから分割された一般社団法人ジャパンバレーボールリーグの理事に就任した[3]。
人物
[編集]新型コロナウイルス感染症対応
[編集]2021年4月1日、Vリーグ入替戦であるV・チャレンジマッチが出場チームの選手の新型コロナウイルス感染症罹患による中止が発表されると、椎葉は同日延期試合の開催地として受け入れ、SNSにて発表。前年2019–20シーズンV・チャレンジマッチの中止に続き2年連続のトップカテゴリ入替戦の中止が懸念されたが、2021年5月4日5日に三重県営サンアリーナにてV・チャレンジマッチが無事に開催された。
この日のV・チャレンジマッチのボールリトリバーがヴィアティン三重の現役選手であったことが椎葉のSNSにより明かされており、豪華すぎるボールリトリバーとして大きな話題を呼んだ。また対応の遅れるVリーグ機構への批判が集まる中、終始代替試合の受け入れ先として会場確保を行った [14]。
地域貢献活動
[編集]2021年5月10日、この年受賞した優秀GM賞の賞金全額を四日市市バレーボール協会にスポーツ振興等に関する寄付金として贈呈式を行った[15]。
脚注
[編集]- ^ 市川忍 (2020年7月11日). “Vリーグ2部のスポンサー数が増加中?ヴィアティン三重の積極的なSNS策。”. Number Web. 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b “チャレンジマッチをお引き受けした経緯。”. note(椎葉誠のアカウント) (2021年4月19日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b “沿革”. ロクスリーゲーミング. 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b “【お知らせ】役員人事のお知らせ | ヴィアティン三重バレーボールオフィシャルサイト”. www.veertien.jp (2021年1月9日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “一般社団法人 日本トップリーグ連携機構「2021年度 感謝の夕べ」開催報告”. 一般社団法人 日本トップリーグ連携機構. 2024年8月31日閲覧。
- ^ “2021年04月04日 ヴィアティン三重バレーボール 椎葉誠さんがV.LEAGUE2020-21優秀GM賞を受賞されました”. 四日市市 (2021年5月19日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “【第1報】V・チャレンジマッチ~2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 出場決定戦~中止(延期)のお知らせ”. voreas.co.jp (2021年4月1日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “【V・チャレンジマッチ~2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 出場決定戦~】開催のお知らせ ニュース”. 一般社団法人SVリーグ/一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ JVL オフィシャルサイト WOMEN (2021年4月19日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “【第2報】V・チャレンジマッチ~2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 出場決定戦~開催のお知らせ”. voreas.co.jp (2021年4月19日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “2020-21ヴィアティン三重 男女合同ファン感謝祭実施のお知らせ(第二報)”. ヴィアティン三重バレーボールオフィシャルサイト (2021年4月20日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “【お知らせ】一般社団法人日本バレーボールリーグ機構 理事就任について | ヴィアティン三重バレーボールオフィシャルサイト”. www.veertien.jp (2022年9月30日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “【お知らせ】ヴィアティン三重女子 S3ライセンス取得について”. ヴィアティン三重 (2021年10月7日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “無償で英語学習ゲーム 24年度受講、困窮家庭小学生募集 Rox3夢プロジェクト /三重”. 毎日新聞. (2023年12月28日) 2024年8月31日閲覧。
- ^ “チャレンジマッチをお引き受けした経緯。|椎葉誠”. note(ノート) (2021年4月19日). 2024年9月18日閲覧。
- ^ “スポーツ振興等に関する寄付金贈呈式開催のお知らせ | ヴィアティン三重バレーボールオフィシャルサイト”. www.veertien.jp (2021年5月10日). 2024年9月18日閲覧。