森林貴彦
慶應義塾高等学校硬式野球部 監督 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都渋谷区[1] |
生年月日 | 1973年6月7日(51歳) |
選手情報 | |
ポジション | 遊撃手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
監督・コーチ歴 | |
| |
この表について
|
森林 貴彦(もりばやし たかひこ、1973年6月7日[2] - )は、東京都渋谷区出身の高校野球指導者。小学校教諭。慶應義塾高等学校硬式野球部監督、慶應義塾幼稚舎教諭。
父は株式会社モリバヤシ代表取締役社長の森林和彦。
経歴
[編集]東京都渋谷区生まれ[2][3]。慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校、慶應義塾大学法学部法律学科卒業[3]。
現役時代には、遊撃手として活躍し、大学進学後は大学野球部には入部せずに学生コーチとして、慶應義塾高校で指導[3]。
大学卒業後はNTTで一般のサラリーマンとして勤務[4]。その後、高校野球の指導者を志し3年で退職[5]。社会人1年目から高校野球指導者を志し退職を検討していたという[5]。
NTT退職後は、筑波大学に入学[5]。1年目は学部の授業に出席し、大学院の社会人入試に合格したため、2年目から大学院体育研究科コーチ学専攻へ進学。大学院ではコーチング論研究室に所属しコーチングを学ぶ[5]。筑波大学には3年間在籍し修士号を取得。修士論文のタイトルは「主観的努力度の変化が野球のピッチングパフォーマンスに及ぼす影響」[6]。筑波大学在学中は、つくば秀英高校野球部でコーチを務めた経歴を持つ[5]。
筑波大学で中学・高校の保健体育の教員免許を取得後、慶應義塾幼稚舎の体育科講師に着任。翌年、明星大学通信教育課程で小学校教員免許を取得し、慶應義塾幼稚舎の専任教諭となる[7]。
2012年から慶應義塾高校野球部助監督を兼務し、2015年8月に同監督に就任[4]。2018年春には9年ぶりの選抜大会に出場し、同年夏にも10年ぶりに選手権大会に出場している[4]。
2023年夏の第105回全国高等学校野球選手権大会では、慶應義塾高校野球部監督として、同校を107年ぶり2回目の優勝に導いた[8][9]。
著書
[編集]- 『Thinking Baseball: 慶應義塾高校が目指す“野球を通じて引き出す価値”』(2020年10月16日、東洋館出版社、ISBN 978-4491041025)
著名な教え子
[編集]脚注
[編集]- ^ “神奈川高校野球、新春3監督座談会(上) 伝統継承、未来を“激論” | 高校野球”. カナロコ by 神奈川新聞. 2022年9月13日閲覧。
- ^ a b 加藤弘士「【甲子園】エリート会社員生活から家賃3万5000円のアパートへ 慶応・森林貴彦監督、消えなかった高校野球への情熱」『スポーツ報知』2023年8月24日。2023年12月1日閲覧。
- ^ a b c “森林貴彦”. 慶應義塾高等学校硬式野球部. 2022年1月8日閲覧。
- ^ a b c “森林貴彦”. 2022年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e “慶応・森林監督に聞く NTT社員から指導者を目指した理由”. 日刊ゲンダイ. (2018年8月11日) 2022年1月8日閲覧。
- ^ [https://www.tsukuba.ac.jp/news/20230824163134.html 慶應義塾高校 森林貴彦 野球部監督へのメッセージ! (筑波大学)]
- ^ 慶應高校野球部監督 「幼稚舎教諭との二刀流」とその野望
- ^ 高校野球 慶応 107年ぶり優勝 仙台育英 連覇ならず
- ^ 慶応が優勝 107年ぶり2度目 仙台育英は連覇逃す 甲子園
- ^ “慶應義塾高等学校野球部 森林貴彦”. 慶應義塾高等学校野球部. 2023年8月24日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】慶応幼稚舎初のプロ野球選手誕生 ドラ3の慶大・広瀬隆太、飛躍のきっかけは森林貴彦監督の言葉」『スポーツ報知』2023年11月30日。2023年12月1日閲覧。