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森山京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

森山 京(もりやま みやこ、1929年昭和4年〉7月10日[1] - 2018年平成30年〉1月7日[1])は、日本童話作家コピーライター。化粧品のCMコピー「25歳はお肌の曲がり角」の作者[1]

来歴

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東京都大森生まれ[2]兵庫県立福崎高等女学校卒業[1]神戸女学院大学中退[1]。大阪阪急百貨店宣伝部勤務を経てフリーのコピーライターとなり[1]日本デザインセンターで活動した[1][3]。40歳から創作を始める。1968年「子りすが五ひき」で講談社児童文学新人賞佳作[1]、翌年児童文学作家としてデビュー[1]。1983年『ねこのしゃしんかん』(講談社)でボローニャ国際児童図書展エルバ賞特別賞受賞[1]。1989年「きつねのこ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞[1]、1990年『あしたもよかった』で小学館文学賞[1]、1996年『まねやのオイラ旅ねこ道中』で野間児童文芸賞[1]、1999年『パンやのくまちゃん』でひろすけ童話賞[1]、2009年『ハナと寺子屋のなかまたち』で赤い鳥文学賞を受賞[1]。2014年、日本児童文芸家協会より児童文化功労者表彰[1]

2018年1月7日、脳出血のため、神奈川県横浜市の自宅で死去[3]。88歳没。

著書

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  • 『こりすが五ひき』(講談社) 1969、のち青い鳥文庫
  • 『こりすのはんかち』(銀河社) 1975
  • 『森のゆうびんや』(フレーベル館) 1976
  • 『こうさぎのジャムつくり』(フレーベル館) 1977
  • 『おかあさんになったつもり』(フレーベル館) 1979
  • 『おおきなさくらのきのしたで』(フレーベル館) 1980
  • 『ねぼけてなんかいませんよ』(フレーベル館) 1980
  • 『もうねむたくてねむたくて』(フレーベル館) 1981
  • 『おとうさんはライオンみたい』(フレーベル館) 1981
  • 『おしゃべりねこ大かつやく』(小峰書店) 1981、のちてのり文庫
  • 『いちごだいすき』(フレーベル館) 1982
  • 『ドレミファ・ドーナツふきならせ』(フレーベル館) 1982、再刊 2002
  • 『こうさぎのあいうえお』(小峰書店) 1983
  • 『しっぽの長いねこの話』(フレーベル館) 1983
  • 『こぶたのむぎわらぼうし』(小峰書店) 1983
  • 『ねこのしゃしんかん』(講談社) 1983
  • 『ポテト・チップスができるまで』(小峰書店) 1984
  • 『きつねののぞきめがね』(講談社) 1984
  • 『大きくてもちっちゃいかばのこカバオ』(偕成社) 1984、のち風濤社木村かほる絵) 2016
    • 『まだまだちっちゃいかばのこカバオ』(偕成社) 1985
    • 『ひっこしをしたかばのこカバオ』(偕成社) 1988
  • 『おるすにしつれいいたします』(講談社) 1984
  • 『きいろいばけつ』(あかね書房) 1985
  • 『あのみちこのみち』(フレーベル館) 1985
  • 『友だちごっこもわるくない』(小峰書店) 1985
  • 『ぞうくんねずみくん』(小峰書店) 1985
  • 『しゃしんかんのメリークリスマス』(講談社) 1985
  • 『親カバ子カバカバダバダ』(あかね書房) 1985
  • 『こぶたはめいたんてい?』(講談社) 1986
  • 『ほんとにほんとのくまたろうくん』(偕成社) 1986
  • 『へびくんぞうくん』(小峰書店) 1986
  • 『つりばしゆらゆら』(あかね書房) 1986
  • 『いのししイノタのいたずらノート』(ひさかたチャイルド) 1986
  • 『クマコフさん、もういちど』(教育画劇) 1986
  • 『こうさぎのかるたつくり』(小峰書店) 1986
  • 『ぶたのモモコはバレリーナ』(黒井健絵、小峰書店) 1986
    • 『ぶたのモモコとフルーツパーラー』(小峰書店) 1993
  • 『わたしのなまえはゴリラ・リラ』(小峰書店) 1986
  • 『ぼくだけしってる』(あかね書房) 1987
  • 『5ひきのまんなか』(フレーベル館) 1987
  • 『星ふり高原夏ものがたり』(講談社) 1987
  • 『わにくんぞうくん』(小峰書店) 1987
  • 『あわてんぼころたのにちようび』(講談社) 1987
  • 『青い帽子の物語』(小峰書店) 1987
  • 『たからものとんだ』(あかね書房) 1987
  • 『しりとりこねこ』(国土社) 1987
  • 『いいものもらった』(小峰書店) 1987
  • 『かやこのねがい』(ひさかたチャイルド) 1988
  • 『あのこにあえた』(あかね書房) 1988
  • 『ともだちの木 ツネキチのばあいは…』(理論社) 1988
  • 『子だぬきタンタ化け話』(教育画劇) 1988
  • 『パパはポンちゃん』(あかね書房) 1988
  • 『ほんとはともだち』(講談社) 1989
  • 『ぼくがまどをあけたら』(フレーベル館) 1989
  • 『おはなしぽっちり』(小峰書店) 1989
  • 『お面をつけた男の子』(佼成出版社) 1989
  • 『だれが一ばん』(草土文化) 1989
  • 『あしたもよかった』(小峰書店) 1989
  • 『こぶたのもしもし』(フレーベル館) 1989
  • 『おばあちゃんどこにいますか』(ポプラ社) 1989
  • 『ももたろうくん』(ひくまの出版) 1990
  • 『こぶたブンタのチョコレート』(講談社) 1990
    • 『こぶたブンタのシンデレラ』(講談社) 1990
    • 『こぶたブンタのネコフンジャッタ』(講談社) 1991
  • 『おばあさんのメリークリスマス』(国土社) 1990
  • 『あきらくんかおるちゃん』(あかね書房) 1990
    • 『さちこちゃんたくやくん』(あかね書房) 1991
    • 『なおとくんはるかちゃん』(あかね書房) 1992
    • 『まりこちゃんやすきくん』(あかね書房) 1992
    • 『らいたくんわかばちゃん』(あかね書房) 1992
  • 『うれしいポケット』(新日本出版社) 1991
  • 『うそっこうさぎ』(文化出版局) 1992
  • 『森のクンクン』(小峰書店) 1992
    • 『クンクンのたんけん』(小峰書店) 1993
  • 『おばあちゃんの大きな手』(文渓堂) 1992
  • 『なかよしボール』(小学館) 1992
  • 『おにの子フウタ』(あすなろ書房) 1992
  • 『ももこのひなまつり』(教育画劇) 1993
  • 『いいおへんじをまってます』(佼成出版社) 1993
  • 『くまさんのあかいくるま』(偕成社) 1993
  • 『おかえりくまくん』(佼成出版社) 1993
  • 『クマさんたら、クマさん』(理論社) 1994
  • 『くまさんにであった』(偕成社) 1994
  • 『まねやのオイラ』(講談社) 1994
  • 『おおきくなったら』(ポプラ社) 1994
  • 『ながいながいおるすばん』(ポプラ社) 1994
  • 『おてがみもらったおへんじかいた』(あかね書房) 1996
  • 『あのいろこのいろなにかこう』(アリス館) 1995
  • 『いっしょになみだ』(教育画劇) 1995
  • 『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社) 1996
  • 『ねこのしゃしんかん』(講談社) 1996
    • 『しゃしんかんのメリークリスマス』(講談社) 1996
  • 『おとうとねずみチロのはなし』(講談社) 1996
    • 『おとうとねずみチロはげんき』(講談社) 1997
    • 『おとうとねずみチロとあそぼ』(講談社) 1997
  • 『きつねのきのじ』(ポプラ社) 1997
  • 『コスモス』(岩崎書店) 1997
  • 『12のつきのちいさなおはなし』(童心社) 1997
  • 『すてきなバスケット』(フレーベル館) 1997
  • 『まほうつかいのクリスマス』(あかね書房) 1997
  • 『まねっこだいすき』(ベネッセコーポレーション) 1998
  • 『パンやのくまちゃん』(あかね書房) 1998
  • 『あやとりひめ 五色の糸の物語』(理論社) 1998
  • 『とりかえっことりかえっこ』(教育画劇) 1999
  • 『だめねこのいっしょうけんめい』(ポプラ社) 1999
  • 『ズボンだいすき』(ポプラ社) 1999
  • 『おめめがさめた』(ポプラ社) 1999
  • 『おおきなオムレツ』(ポプラ社) 1999
  • 『くらべっこ』(ポプラ社) 1999
  • 『たからばこ』(ポプラ社) 1999
  • 『とおる』(ポプラ社) 2000
  • 『うちへおいで』(ポプラ社) 2000
  • 『あたたかいおくりもの』(ポプラ社) 2000
  • 『うみをみに』(ポプラ社) 2000
  • 『ともだちほしい』(ポプラ社) 2001
  • 『おおきなテーブル』(ポプラ社) 2001
  • 『すてきなバスケット』(フレーベル館) 2001
  • 『こうさぎのジャムつくり』(フレーベル館) 2002
  • 『てんぐちゃん』(理論社) 2002
  • 『くまさんのいす』(講談社) 2002
  • 『森のゆうびんや』(フレーベル館) 2002
  • 『おかあさんになったつもり』(フレーベル館) 2002
  • 『クー』(ポプラ社) 2003
  • 『おさらのぞうさん』(小峰書店) 2003
  • 『てんぐちゃんとふたごのおに』(理論社) 2004
  • 『ちいさなはなよめ』(教育画劇) 2004
  • 『おべんともって』(偕成社) 2004
  • 『くまちゃん、どこいくの』(ポプラ社) 2004
  • 『くまさんとパン』(ポプラ社) 2005
    • 『くまさんとおちば』(ポプラ社) 2005
    • 『くまさんのびょうき』(ポプラ社) 2005
  • 『いすがにげた』(ポプラ社) 2005
  • 『あそびましょ』(草炎社) 2005
  • 『山と川と海と サチとユウタの物語』(小峰書店) 2005
  • 『ハナさん おばあさんの童話』(ポプラ社) 2006
  • 『まってる』(偕成社) 2006
  • 『てんぐちゃんのおまつり』(理論社) 2006
  • 『パコ』(ポプラ社) 2007
  • 『いきてるよ』(ポプラ社) 2007
  • 『ともだちみつけた』(あかね書房) 2008
  • 『ハナと寺子屋のなかまたち 三八塾ものがたり』(理論社) 2008
  • もりやまみやこ童話選」全5巻(ポプラ社) 2009
  • 『おおなべこなべ』(童心社) 2009
  • 『いいことがありました』(偕成社) 2010
  • 『みずたまり』(松成真理子 え 偕成社) 2011
  • 『丘の木ものがたり』(ふくざわゆみこ絵、講談社) 2011
  • 『バスがくるまで』(黒井健え、小峰書店) 2011
  • 『またおいで』(いしいつとむ絵、あかね書房) 2011
  • 『一さつのおくりもの』(鴨下潤絵、講談社) 2012
  • 『だれかさんのかばん』(高橋和枝絵、ポプラ社) 2012
  • 『ありがとうっていいもんだ』(ささめやゆき絵、文渓堂) 2012
  • 『おさきにどうぞ』(ささめやゆき絵、文渓堂) 2013
  • 『ねぼけてなんかいませんよ』(佐野洋子絵、フレーベル館) 2013
  • 『あしたあさってしあさって』(はたこうしろう絵、小峰書店) 2014
  • 『りんごの花がさいていた』(篠崎三朗絵、講談社) 2014
  • 『とんだ、とべた、またとべた!』(黒井健絵、ポプラ社) 2014
  • 『なかよくなれたね』(ささめやゆき絵、文渓堂) 2015
  • 『リンちゃんとネネコさん』(野見山響子絵、講談社) 2017
  • 『ハンカチさがし』(岡田千晶絵、文渓堂) 2018
  • 『おばあちゃんのわすれもの』(100%ORANGE絵、のら書店) 2018

共著

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翻訳

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  • 『あそぶのいっしょ』(ニック・バターワース、小学館) 1994.9
  • 『おかいものいっしょ』(ニック・バターワース、小学館) 1994.9
  • 『おてつだいいっしょ』(ニック・バターワース、小学館) 1994.9
  • 『おやすみいっしょ』(ニック・バターワース、小学館) 1994.9
  • 『ハネスうさぎはゆうびんやさん』(バーナデット・ワッツ、講談社) 1999.3
  • 『ハネスうさぎのたんじょうび』(バーナデット・ワッツ、講談社) 2000.4
  • 『ハネスうさぎのクリスマス』(バーナデット・ワッツ、講談社) 2000.10
  • 『おばけのウー』(アナ・マルティン・ララニャガ、小学館) 2000.12
  • 『ずーっといっしょ』(マリアン・クシマノ、講談社) 2002.6
  • 『おやすみハリー』(キム・ルイス、小学館) 2003.12
  • 『みみをすましてごらん』(メアリー・オニール、講談社) 2004.11
  • 『とべたよハリー』(キム・ルイス、小学館) 2006.1
  • 『ようこそクリスマス』(マリアン・クシマノ・ラヴ、講談社) 2006.10
  • 『ゆきのまちかどに』(ケイト・ディカミロ、ポプラ社) 2008.10
  • 『いのちの木』(ブリッタ・テッケントラップ作絵、ポプラ社) 2013

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 追悼「大好きな本のなかに、止まり木のような居場所を」 森山京(もりやまみやこ)先生が作品に託したもの -”. ポプラ社. 2023年1月10日閲覧。
  2. ^ 福高卒の著名人 兵庫県立福崎高等学校公式Webサイト
  3. ^ a b 児童文学作家・森山京さん脳出血のため死去 『きつねの子』シリーズなど ORICON NEWS) 2018年1月10日

関連項目

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