千林駅
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(森小路駅 (初代)から転送)
千林駅* | |
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駅入口(2022年10月) | |
せんばやし Sembayashi | |
◄KH07 森小路 (0.6 km) (0.4 km) 滝井 KH09► | |
所在地 | 大阪市旭区千林一丁目11番15号 |
駅番号 | KH 08 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■京阪本線 |
キロ程 | 6.8 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 千(駅名略称方式) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
8,346人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)4月15日 |
備考 |
この間に通過線2本あり 無人駅(自動券売機有) |
千林駅(せんばやしえき)は、大阪府大阪市旭区千林一丁目にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。駅前は、ダイエーの生誕地でもある。駅番号はKH08。
歴史
[編集]開業当時は当駅が森小路駅を名乗っていた。2度の改名を経て千林駅となる。
- 1910年(明治43年)4月15日:京阪本線(旧線)開通と同時に森小路停留所として開業[1]。(現在地より西約250m)
- 1931年(昭和6年)
- 1933年(昭和8年)12月29日:複々線化。
- 1942年(昭和17年)4月1日:千林駅に改称[1]。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となる。
- 1945年(昭和20年)9月15日:輸送復旧のため閑散時、駅の使用中止[1]。
- 1946年(昭和21年)
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1975年(昭和50年)10月15日:大阪行きホーム下に「京阪千ぶら街」開業[2]。
- 1981年(昭和56年)12月14日:駅舎改良[1]。
- 1992年(平成4年)9月:駅舎改築竣工。
- 1993年(平成5年)1月27日:8連化に対応するためのホーム延伸工事が完成[3]。
- 1998年(平成10年)
- 2010年(平成22年)
- 2013年(平成25年)6月29日:ホーム異常通報装置の設置、運用開始[6]。
- 2016年(平成28年)10月31日:コンコースに旅客案内ディスプレーを設置[7]。
- 2019年(令和元年)
駅構造
[編集]通過線2本を挟んだ相対式2面2線のホームを持つ高架駅。改札口は1階、ホームは2階にある。隣の滝井駅同様に通過線(A線)にホームはなく、外側2線(B線)のみホームがある[9]。改札口は通常、西改札口のみを供用する。平日と土曜日の朝ラッシュ時のみ(午前7時から9時まで)開放される東改札口があったが、2019年7月20日をもって使用中止となった後9月20日に閉鎖された。上下線とも改札階とホーム階を結ぶエレベーターが整備されている。また東改札口横に男女別の水洗トイレを完備する。 隣の滝井駅とはわずか400mしか離れていない[9]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■京阪本線 | 上り | 三条・出町柳方面[10] |
2 | 下り | 淀屋橋・中之島線方面[10] |
- 両ホームとも有効長は8両。
利用状況
[編集]2019年(令和元年)度の特定日における1日の乗降人員は8,346人である。
近年の1日あたりの利用状況推移は下記の通り。
年度 | 特定日 | 1日平均 乗車人員[11] |
出典 | |
---|---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | |||
1995年 | 16,884 | 9,042 | 9,440 | [12] |
1996年 | - | 9,709 | [13] | |
1997年 | - | 9,070 | [14] | |
1998年 | 14,679 | 7,578 | 8,737 | [15] |
1999年 | - | 8,035 | ||
2000年 | 13,775 | 7,016 | 7,853 | [16] |
2001年 | - | 7,342 | ||
2002年 | 13,309 | 6,774 | 7,149 | [17] |
2003年 | 12,913 | 6,511 | 7,060 | [18] |
2004年 | 12,180 | 6,151 | 6,941 | [19] |
2005年 | 11,757 | 5,961 | 6,936 | [20] |
2006年 | 11,507 | 5,766 | 6,018 | [21] |
2007年 | 10,686 | 5,337 | 5,966 | [22] |
2008年 | 10,125 | 5,036 | 5,476 | [23] |
2009年 | 9,714 | 4,823 | 5,354 | [24] |
2010年 | 9,240 | 4,602 | 4,952 | [25] |
2011年 | 9,037 | 4,503 | 4,679 | [26] |
2012年 | 9,630 | 4,819 | 4,633 | [27] |
2013年 | 8,851 | 4,415 | 5,054 | [28] |
2014年 | 8,730 | 4,317 | 4,677 | [29] |
2015年 | 8,685 | 4,336 | 4,555 | [30] |
2016年 | 8,685 | 4,337 | 4,607 | [31] |
2017年 | 8,785 | 4,381 | 4,781 | [32] |
2018年 | 8,466 | 4,243 | 4,655 | [33] |
2019年 | 8,346 | 4,190 | [34] |
駅周辺
[編集]-
千林駅西改札口周辺
-
旭区千林商店街
その他
[編集]- 戦前に京阪が計画した京阪梅田線の当初案で、京阪本線からの分岐駅として予定されていた「森小路駅」とは専用軌道化と改称以前の当駅のことである。
- 旧野江信号所(現蒲生変電所)から守口駅(現守口市駅)間の高架複々線区間の両側は、太平洋戦争末期に米軍のB29の空襲から延焼を免れるため強制疎開による家屋取り壊しで防火帯の街路となったが、千林 - 関目間が未処理であったため、現在も線路脇まで宅地が接近しており他の区間と趣きが異なる。
- 1957年、駅前の千林商店街にのちに総合スーパーとなるダイエーの1号店「主婦の店・大栄(ダイエー)薬局店」ができ、大衆消費時代の幕開きとなった[35]。
- 1番ホームに設置されているベンチは異様に長く、電車の長さを使い計測してみたところ目測で28メートルほどあるそうである[9]。
隣の駅
[編集]- 京阪電気鉄道
- 京阪本線
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 出典・『京阪百年のあゆみ』資料編137頁
- ^ 出典・京阪開業90周年記念誌『街をつなぐ 心をむすぶ』の212頁
- ^ 出典・京阪開業90周年記念誌『街をつなぐ 心をむすぶ』の219頁「年表」より
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1998年4月号
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1998年6月号
- ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2013年9月号16面「くらしのなかの京阪」
- ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2016年11月号16面「くらしのなかの京阪」
- ^ 出典・駅置き広報誌『K PRESS』2019年10月号16面「くらしのなかの京阪」
- ^ a b c 米屋こうじ『あなたの知らない大阪「駅」の謎』洋泉社、2016年、138-139頁。ISBN 978-4-8003-0924-2。
- ^ a b “千林駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 大阪市統計書
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ ラーメンと愛国松岡正剛の千夜千冊1541夜、2014年04月15日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 千林駅 - 京阪電気鉄道
- おけいはん.ねっと|駅情報局:千林駅