森勉 (工学者)
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森 勉(もり つとむ、1934年10月 - 2022年8月6日)は、日本の金属工学者。東京科学大学名誉教授。マンチェスター大学名誉教授。日本金属学会賞受賞。
人物・経歴
[編集]東京市四谷生まれ[1]。1957年東京工業大学(現東京科学大学)理工学部金属工学科卒業、東京工業大学理工学部金属工学科助手[2]。
→「学士助手 § 東京工業大学」を参照
1965年工学博士[3]。ノースウェスタン大学博士研究員を経て[1]、1968年東京工業大学工学部金属工学科助教授。1975年東京工業大学大学院総合理工学研究科材料科学専攻教授。1995年退官、名誉教授[1]、リョービ研究部嘱託[2]。村上雅人、佐藤彰一らと共同でe-Mn-Si系形状記憶合金を発見[4]。
1996年にリョービ研究部嘱託を退職後、マンチェスター大学材料・素材学科教授[5][6]、防衛大学校研究協力者なども務め[2]、東京工業大学名誉教授、マンチェスター大学名誉教授、東京科学大学名誉教授の称号を受けた[7][8]。2003年日本金属学会賞受賞[9]。指導学生に加藤雅治東京工業大学名誉教授[10]、時田隆仁富士通社長[11]、柴田昭市元陸将などがいる[12]。
脚注
[編集]- ^ a b c 追 悼 本会名誉員 森 勉先生を偲んでNo. 11 日本金属学会
- ^ a b c 森勉「<講義ノート>マイクロメカニックスI ~基本的事項~」『まてりあ』第55巻第9号、日本金属学会、2016年、416-420頁、doi:10.2320/materia.55.416、ISSN 1340-2625、NAID 130005261114。
- ^ 森勉「金属材料の衝撃引張試験に関する研究」東京工業大学 博士(工学)、乙第94号、1965年、NAID 500000423816。
- ^ 佐藤彰一, 森勉「材料設計による形状記憶合金Fe-Mn-Siの発見」『日本結晶学会誌』第29巻第3号、日本結晶学会、1987年、201-208頁、doi:10.5940/jcrsj.29.201、ISSN 0369-4585、NAID 130000790658。
- ^ Materials Science and TechnologMaterials Science and Technology 2008 VOL 24 NO 8 883
- ^ Hydrogen Materials Compatibility九州大学
- ^ 森 勉(モリ ツトム)東京科学大学
- ^ 日本金属学会賞受賞履歴- 筑波大学
- ^ 日本金属学会賞受賞履歴筑波大学
- ^ 学会賞受賞記念講演 第二相や異相界面の結晶学とエネルギー論 加藤雅治日本金属学会会報 平成29年5月 1日発行
- ^ 今、活躍中の同窓生蔵前工業会
- ^ 長繊維複合材料中の熱応力緩和 (II) 熱膨張挙動