桑名古庵
表示
桑名古庵 | |
---|---|
生誕 |
慶長12年(1607年) 紀伊国 |
死没 | 元禄2年12月20日(1690年1月30日) |
親戚 | 父:五百蔵左馬進 |
桑名 古庵(くわな こあん、慶長12年(1607年) - 元禄2年12月20日(1690年1月30日))は、江戸時代前期の医師。
五百蔵左馬進の子で、1607年(慶長12年)に紀州で生まれる[1]。1615年(慶長20年)に父の左馬進が大坂の陣にて戦死すると、家族と共に上方地方を流浪した。また、1623年(元和9年)に高松にて、兄の勧めにより天主教の洗礼を受けたが、伯父である野中三郎左衛門の訓戒を受けて信仰を棄てる。その後、1629年(寛永6年)に安芸郡奈半利に移り、高知城下帯屋町で医を開業する[2]。
1643年(寛永20年)、阿波の住人井上五左衛門にキリシタンであると訴えられ、投獄される。1690年1月30日(元禄2年12月20日)に約46年の獄舎生活の上、獄死した[2]。
投獄中に罪状が決定しないまま死亡したため、罪人方式の火葬でなく土葬で埋葬され、墓の碑文にも土葬であることが明記された[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 寺石正路『国立国会図書館デジタルコレクション 土佐名家系譜』高知県教育会、1942年 。