桐生西宮神社
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(桐生ゑびす講から転送)
桐生西宮神社 | |
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拝殿への参道 | |
所在地 | 群馬県桐生市宮本町2丁目1番1号 |
主祭神 | 蛭子大神 |
創建 | 明治34年(1901年)10月 |
例祭 | 11月19日 - 20日 |
桐生西宮神社(きりゅうにしのみやじんじゃ)は、群馬県桐生市宮本町にある神社。美和神社の境内社。西宮神社(兵庫県西宮市)の主祭神である蛭子大神(ひるこおおかみ)を祀るえびす神社であり、西宮神社の関東地方における唯一の直系分社である[1]。このため「関東一社」と称される[2]。
概要
[編集]美和神社の境内に、えびす総本社である西宮神社から明治34年(1901年)10月に分霊勧請され、明治38年(1905年)5月に社殿が落成した[2]。社殿や手水舎、参道は、美和神社のものより規模が大きい。
祭事
[編集]桐生えびす講
[編集]西宮神社本社から献幣使を迎えて祭典を執り行う。奉納行事として、美和神社の神楽殿にて神楽、えびす太鼓、福まきが行われるほか、桐生からくり人形芝居が上演される。
2024年(令和6年)は、西宮神社の十日えびす(1月10日)で行なわれている福男を、男女別で開催した。分社において西宮神社公認で行なうのは初めてとなる[1][4]。
神社北隣にある桐生が岡公園入り口にある特設会場にて、芝居や手品、歌謡ショーなどが行われる。参道(恵比寿通り)や山手通り、本町通りの一部が歩行者天国となる。
隣接する美和神社の祭神が大物主(大国主・大黒)であることから、桐生ゑびす講は、恵比寿・大黒の二大福神が揃った祭であるといえる。
かつては桐生市では八坂神社の祇園祭りと並ぶ人出の祭りであり、祇園祭りに関しては現在では桐生八木節祭りの一部となっている[5]。
交通
[編集]JR東日本両毛線・わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の桐生駅北口から徒歩で十数分[6]。上毛電気鉄道上毛線の始発駅である西桐生駅が、桐生駅より近い。
関連項目
[編集]- 桐生ファッションウィーク:2002年(平成14年)の第7回では、神社の石段でファッションショーが開催された[7]。
脚注
[編集]- ^ a b “「福男選び」の熱い走りが関東でも! 西宮神社の分社「桐生西宮神社」で11月20日に神事が初開催”. 東京新聞 (2024年10月7日). 2024年11月21日閲覧。
- ^ a b c 桐生市史別巻編集委員会 1971, p. 164,966.
- ^ 桐生市史別巻編集委員会 1971, p. 164.
- ^ 友永翔大 (2024年11月20日). “「福男選び」群馬の分社で初開催 32歳男性、16歳女性が一番福”. 朝日新聞. 2024年11月21日閲覧。
- ^ 桐生市史別巻編集委員会 1971, p. 966.
- ^ 桐生西宮神社公式サイト内「おみえのいろは」(2024年10月15日閲覧)
- ^ 『広報きりゅう』2002年10月15日号8頁および12月15日号7頁
参考文献
[編集]- 佐々木正純 編著『きりゅう百景』(2008年)47頁
- 桐生市史別巻編集委員会 編『桐生市史』 別巻、桐生市役所、1971年3月1日。doi:10.11501/3021305。(要登録)
外部リンク
[編集]- 桐生西宮神社(公式サイト)