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桂猫丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

桂 猫丸(かつら ねこまる)は、上方落語名跡。現在は空き名跡となっている。

初代

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初代桂文之助(後の2世曽呂利新左衛門)の素人落語時代の名。

2代目

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2代目 かつら 猫丸ねこまる
本名 島本 三之助
生年月日 1827年
没年月日 1885年
活動期間 1882年 - 1885年
家族 初代桂枝太郎(養子)

1827年 - 1885年)本名:島本三之助。

江州宮大工の倅で、家業を嫌って興行師になり、落語の一座を作り、自らも落語を演じるようになる。

1874年ころ、下座三味線のお梅と知り合い結婚、お梅の連れ子が初代桂枝太郎だったので養子に迎え入れる。1882年、初代桂文之助(後の2世曽呂利新左衛門)に入門、2代目猫丸の名を貰い、興行師と落語のに2足のわらじで活動するようになる。中年からの入門で噺はうまくなかったが、興行の腕はしっかりしていた。西国方両を巡業中の矢先に熱病で急死。

亡くなる直前に梅花を名乗った記録もある。後年、枝太郎が催した追善会には「亡父梅花」と記している。

出典

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  • 『落語系圖』(月亭春松編)
  • 『古今東西落語家事典』(平凡社、1989年)
  • 『古今東西噺家紳士録』