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桂春蝶 (3代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桂春菜から転送)
三代目 かつら 春蝶しゅんちょう
三代目 桂(かつら) 春蝶(しゅんちょう)
2009年、彦八まつりにて
本名 濱田 大助はまだ だいすけ
生年月日 (1975-01-14) 1975年1月14日(49歳)
出身地 日本の旗 日本・大阪府吹田市
師匠 三代目桂春団治
弟子 桂紋四郎
名跡 1. 桂春菜はるな(1994年 - 2009年)
2. 三代目桂春蝶(2009年 - 現在)
出囃子 義太夫小鍛冶
活動期間 1994年 -
活動内容 上方落語
配偶者 あり
家族 二代目桂春蝶(父)
所属 松竹芸能(1994年 - 2011年)
インナースケッチ(2011年 - 2016年)
クリエイティブワンズ(2016年 - )
公式サイト 桂春蝶 -かつらしゅんちょう- 公式サイト
受賞歴
繁昌亭大賞爆笑賞(2009年)
咲くやこの花賞(2013年)
備考
上方落語協会会員

3代目 桂 春蝶(かつら しゅんちょう、1975年1月14日 - )は、日本落語家で、上方落語の演者。本名∶濱田 大助

概要

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大阪府吹田市出身。北陽高等学校卒業。

3代目桂春団治に入門し桂春菜を名乗り、2009年8月に父の名跡である「3代目桂春蝶」を襲名[1]

古典落語を得意とする他にも、「明日ある君へ ~知覧特攻物語~」「エルトゥールル号遭難事件」「ニライカナイで遭いましょう~ひめゆり学徒隊秘抄録~」に代表される新作落語シリーズ『命の落語シリーズ』も手掛け、親交がある桑田佳祐原由子夫妻やさだまさしからも高く評価されている[2][3][4]

生まれ育った日本への愛と感謝の念を持っており、後述の通り自らの政治信条を語ることも多く、2017年秋から2024年春まで夕刊フジにて『桂春蝶の蝶々発止』という連載を担当した[5]

来歴

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2人兄妹で、妹がいる。元々は落語家志望ではなく、『めぞん一刻』のヒロインである音無響子に憧れ[6]、主人公である五代裕作が就職した、同じ保育士の資格を取得するため専門学校に通う予定だったが、1993年1月、実父である2代目桂春蝶の死をきっかけに、その通夜の席で、父の偉大さを知り同じ道を志すこととなる[7]

1994年4月 、父の師匠にあたる3代目桂春団治に入門し春菜を名乗る。父・2代目春蝶は兄弟子ということになる[注 1]

19歳で入門後、10年程芽が出ず、貧乏生活が続いた[8][注 2]。19歳から28歳まで家賃29000円のアパートに居住し、その家賃すら払えず、2世としての功罪で初めてお金のない苦しみを味わい心も荒み、その後、生活に困ったので、特技であったスキーの技術を生かし、長野県白馬村で昼はスキーの指導員の仕事を行い、夜は生徒を相手に落語を一席設けて[9]、酔っ払ったお客さんがおひねりを投げてくれて、惨めさの半面、飢えが凌げるという安堵感に満たされたことを明かしている[7]

1997年、浪花座にて初出演。2001年、 観世流シテ方、和泉流狂言師、文楽三味線奏者とともに、伝統芸能継承者のユニット「弁天座」を結成した。その後、2003年、「弁天座」から「伝統芸能推進集団『風流』」へ改名。

2005年10月、同じ2世落語家である林家いっ平(2代目林家三平)、月亭八光林家きくお(2代目林家木久蔵)、三遊亭王楽とともに『坊ちゃん5』を結成、11月に「東西二世五人会」を開催。

2005年10月、トランペット奏者であり作曲家でもある道下克己との、ジャズを聴きながら落語も堪能できるイベント「春菜・みちしたの会」を、「酒飲処『BAR JAZZ』」にて始める。

2006年5月10日付けで、後述の花の里きょなん観光大使就任のきっかけとなった、当時テレビ番組の番組制作会社でプロデューサーを務めていた女性と結婚し[10]、同年12月に披露宴を挙げた。主賓には師匠である、桂春団治夫妻、乾杯は桂ざこば、来賓代表は桂福団治、司会は浜村淳であった[11]

2006年9月、「3代目桂春蝶」を襲名することが決定する。2007年、B1角座の新たな劇場として開設の杮落としとして春蝶襲名披露興行を予定されていたが頓挫する[12]。2009年8月30日、「3代目桂春蝶」襲名。同日より11月まで 襲名披露興行を大阪・松竹座、京都・南座など全国12か所で開催[1][13]

2009年12月、「繁昌亭大賞」爆笑賞受賞。2010年7月、芝居の劇団「桂春蝶劇団」旗揚げ。

2011年4月、前述の襲名披露公演の延期等の出来事もあり、松竹芸能を離れフリーとなる。その後、同年12月に、笑福亭鶴瓶に誘われ、関西圏でのレギュラーの仕事を整理して[2][14]、活動の拠点を大阪市西区堀江から東京都目黒区に移した[15][16]。2018年時点で上方落語協会に籍を置いている(2018年は「彦八まつり」で実行委員長を務める)が、転居して以降は公演の半数近くが東京での公演となっている。

2013年12月「咲くやこの花賞」受賞。2016年9月、妻の出身地である千葉県安房郡鋸南町の花の里きょなん観光大使に就任[17][18]

人物・エピソード

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3代目春団治との関係

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花菱は、桂春団治一門の定紋である。
  • 3代目春団治へ入門するに当たり、春団治から「おまえは春蝶の息子として修業するのか、それともおれの弟子として出発するのか」と聞かれ、「師匠の弟子にしてください」と答えた[19]。「春蝶を継ぐ」ことはないものと当初はされていたが、3代目の兄弟子である小春団治[20]が、「これまでの活躍から判断しても、春蝶を継がせてもいいのではないか」と春団治に進言したところ、春団治は「2代目春蝶の(健在である)3人の弟子がよければ」という答えを出し、2代目の直弟子3人も快諾したこともあり、親の名跡を襲名することになったとされている。2016年1月に春團治が死去し最後の直弟子となった。また、2009年の襲名披露興行にて春團治は「この子の親も私が見ました。泉下の先代も喜んでいると思う」と発言。これを聞いた3代目春蝶はむせび泣いた[19]

交流関係

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  • 桂ざこばの娘である関口まいとは幼なじみであり[21]、前述の春蝶の襲名披露公演時に第1子の妊娠を発表している[22]
  • 桂雀喜が大学生のときに、3代目春蝶の家庭教師に来てもらっていた[23]
  • 月亭八光は高校の後輩である[注 3]
  • 桑田佳祐原由子夫妻は落語会に訪れたりDVDを見たことがきっかけで春蝶を高く評価している[2][26]。特に桑田は春蝶とメールでの交流を持ち、フェスティバルホールで独演会を行うことが報じられた春蝶に対してエールを送り、春蝶のことを「大きな華がある」と称えたり[26]、「月光の聖者達」を知覧特攻隊をテーマにした新作落語「明日ある君へ ~知覧特攻物語~」のエンディングテーマとして使用することを許可するなどといった逸話がある[27]。一方の春蝶も桑田のことを「日本の誇り」[28]「国の宝」「一番死んでほしくないひと」と言うほど尊敬しており[29]一時期桑田がネット上で非難されたり実際の思想及び民族的立場[注 4]と異なるデマが流れていた際には非難する者を「無責任な人間」と形容し、桑田や「本当のファン」の心情を慮る趣旨の発言を自身のブログでしている[35]。また、原の楽曲では「涙の天使に微笑みを」が好きであることを述べている[36]。桑田・原夫妻と食事をした経験もあるほか[37]、桑田の誘いを受ける形で2013年8月にはサザンオールスターズのライブ『SUPER SUMMER LIVE 2013 「灼熱のマンピー!!G★スポット解禁!!」 』の神戸公演の打ち上げに招かれ、メンバー・スタッフ・演者・大里洋吉の前で落語を披露した[38]
  • さだまさしのファンでもあり、春蝶が言うにはさだの楽曲は後述する自身の新作落語「命の落語シリーズ」の制作にも影響を与えており「僕の新作のロジックは、かなり、さださん音楽の影響を受けていると思うのです」と語り、さだのことを「僕の感性の産みの親」と称えている[4]。さだ本人とは「らくごカフェ」の代表の青木伸広の紹介がきっかけで交流を持っている。また、さだは父の先代春蝶のファンであった[39]
  • 吉岡里帆に落語の稽古をつけたことがある[40]
  • 後に「日本保守党」の代表になる百田尚樹とは2012年に大阪城ホールで行われた桑田佳祐のコンサートを観覧した際に隣同士になったこと、同党の事務総長である有本香とはラジオ番組での共演をきっかけにいずれも面識がある[27][41]

趣味・嗜好

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思想・哲学

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  • 日本の好きなところとして「日本人の奥ゆかしい協調性」と答えている[45]
  • 日の丸の掲揚や国歌「君が代」の歌唱に対して肯定的であり、存在に否定的な者に対して「日の丸や君が代が憎いなら、他国に引っ越しすればいいのに」とも述べている[5]
  • 国の自衛・防衛をはじめとした安全保障のことを「金品や命を守るためにホームセキュリティー会社と契約するようなもの」と例えている[46]
  • 日本国憲法第9条の改正に賛成しており、護憲の立場をとる者のことを「末期の徳川幕府みたいなもんです」と評している[47]
  • 韓国のことを政治レベルでは「ルールを無視する無法国家」「あの国の『恨みで意思を統一しよう』とする政治家のたくらみがとっても嫌いです」と評している[48][49]。ただし、韓国で落語会を行った経験もあり、ドラマなどを始めとした文化や料理などには肯定的であり、「とても好きな国」とも語っている[50]
  • 中国による尖閣諸島への度重なる日本領海侵入と建国した毛沢東がとった凄惨な政策(百花斉放百家争鳴大躍進政策四害駆除運動を指す)や虐殺といった行動を批判している[51][52]
  • 北朝鮮による日本人拉致問題の解決を求めている[53][54]
  • 皇室に対して畏敬の念を持っており、皇室を揶揄する行為に対し批判的な立場をとる[55]
  • 普天間基地移設問題については「『賛成』『反対』の答えなんて簡単に出せない」という見解を示している[56]
  • 白井聡松任谷由実を誹謗する発言をした問題に対して「日本的リベラルの限界」「敵視する人間の友人にまで『死ね』と考えるのは、言葉は悪いですが、オウム真理教の麻原彰晃や、ナチス・ドイツのヒトラーと同じではありませんか?」とコメントした[57]
  • 「芸能界はA班とB班に分けるべき」という考えを持っている。本人によるとA班は「好感度だけで売る既成メディア専属」であり、B班は「社会のことは無視…ひたすら個性むき出しで、アートで顧客からのみ愛される集団」とのこと[58]
  • 自由民主党所属の衆議院議員の高市早苗を支持していることを語っており、靖国神社への参拝に対して「どの国でも、国策に殉じられた方に敬意を表し、感謝の気持ちを捧げている。これを外交問題にしてはならない」と語ったことについても、「ここを強く主張できるのは素晴らしいことです」と高く評価している[59][60]
  • 2023年6月に成立・施行された性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律に対しては「女性という『弱者』と、性的マイノリティーという『弱者』の対立につながりかねないか心配です」という見解を示し、成立過程を疑問視する発言をしている[61]
  • 百田尚樹有本香が立ち上げた政治団体「日本保守党」に期待する発言をしている[62][63][64]

命の落語シリーズ

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弟子

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連載コラム

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出演番組

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テレビ

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ラジオ

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関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 親子で兄弟弟子というのは、東京の5代目三遊亭圓楽の弟子だった三遊亭好楽三遊亭王楽の例がある。
  2. ^ 本人が言うには「自信がないくせに虚勢を張って、先輩の教えに『はい』と言わない。『そんなこと分かっている』と鼻で笑って人間関係を壊した結果、仕事も来ない暗黒時代だった」と回想している。
  3. ^ 春蝶は1993年卒[24]、八光は1996年卒[25]
  4. ^ 桑田は自身が生粋の純日本人であることを公言しており、日本の文化日の丸・国歌「君が代」を肯定する考えがあることも明かしている[30][31][32][33]。また、東日本大震災発生から一週間後に放送された自身のラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM)では「日本の国民のみなさんは素敵で優しい人たちだと思う。この国に生まれて良かったなと思います」と発言している[34]。詳細は桑田佳祐#思想・哲学桑田佳祐#日本文化への造詣も参照のこと。
  5. ^ 樋口了一の楽曲より

出典

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  1. ^ a b “桂春菜「名に恥じぬよう精進したい」”. デイリースポーツ. (2016年6月22日). http://www.daily.co.jp/gossip/2008/06/25/0001168745.shtml 2018年3月20日閲覧。 
  2. ^ a b c 原由子『あじわい夕日新聞~夢をアリガトウ~』P186 - 187、朝日新聞出版、2013年
  3. ^ サザン桑田佳祐もひいきにする上方落語家スポーツ報知 2017年2月1日配信 2024年10月19日閲覧
  4. ^ a b さだまさしさんが! 2014年5月16日ライブドアブログ
  5. ^ a b 【桂春蝶の蝶々発止。】感動の五輪に水差した某新聞社論説委員のコメント そんなに日の丸や君が代が憎いなら…zakzak 2018年3月2日配信 2021年4月30日閲覧。
  6. ^ shunchoukatsuraのツイート(830820269191094272)
  7. ^ a b “落語家 桂 春蝶さん 座布団一枚の宇宙(3)”. 日本経済新聞夕刊. (2017年10月25日) 
  8. ^ “本音の落語で大舞台へ 落語家春蝶さん フェスティバルホールで独演会”. 日本経済新聞. (2014年11月12日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASIH27H0L_Z21C14A0AA1P00/ 2018年3月1日閲覧。 
  9. ^ ワシダプロスキースクール名物インストラクター、桂春蝶さんの落語会”. ワシダプロスキースクール イントラ日記 (2012年7月12日). 2018年2月1日閲覧。
  10. ^ 春菜が電撃入籍!—”. 春団治一門新聞「とらとやな」インターネット版(桂小春団治 (3代目)) (2007年3月1日). 2018年2月1日閲覧。
  11. ^ 豪華な結婚披露宴 おめでた続きの春菜”. 春団治一門新聞「とらとやな」インターネット版(桂小春団治 (3代目)) (2007年3月1日). 2018年2月1日閲覧。
  12. ^ “桂春菜 襲名披露暗礁で怒りの会見”. デイリースポーツ. (2007年4月23日). オリジナルの2007年4月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070427043008/https://www.daily.co.jp/gossip/2007/04/23/0000312394.shtml 2018年3月11日閲覧。 
  13. ^ “桂春蝶が襲名披露 父の名跡を継ぎ2000人が祝う”. 夕刊フジ. (2009年8月31日). https://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20090831/enn0908311720004-n2.htm 2018年2月1日閲覧。 
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  21. ^ 彦八まつり!—”. 桂春蝶オフィシャルブログ (2007年9月1日). 2018年4月1日閲覧。
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  25. ^ OB2名がテレビ収録で本校を訪問”. 関西大学北陽高等学校 (2011年5月2日). 2018年4月24日閲覧。
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  27. ^ a b 桂春蝶オフィシャルブログ シンクロニシティー ライブドアブログ 2013年07月12日配信 2021年6月26日閲覧。
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  29. ^ 桂春蝶オフィシャルブログ 桑田佳祐・I Love you~now and forever~ライブ 2012年12月13日ライブドアブログ
  30. ^ 『週刊文春』2014年9月18日号でのインタビュー特集 p17。
  31. ^ 桑田佳祐 – 涙をぶっとばせ!!(Full ver.) Youtube 2020年5月5日配信 2020年12月9日閲覧。2:15 - 2:17を参照。
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  41. ^ 有本香さん 2014年8月5日ライブドアブログ
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外部リンク

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