コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

桂川駅 (北海道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桂川仮乗降場から転送)
桂川駅
桂川駅(2009年9月)
かつらがわ
Katsuragawa
H62 (2.7 km)
(3.9 km) 石谷 H60
地図
所在地 北海道茅部郡森町鷲ノ木町
北緯42度6分56.1秒 東経140度32分34.1秒 / 北緯42.115583度 東経140.542806度 / 42.115583; 140.542806座標: 北緯42度6分56.1秒 東経140度32分34.1秒 / 北緯42.115583度 東経140.542806度 / 42.115583; 140.542806
駅番号 H61
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 52.2 km(函館起点)
電報略号 ツワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
0人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1944年昭和19年)9月30日
廃止年月日 2017年平成29年)3月4日[2]
備考 無人駅[1]
テンプレートを表示

桂川駅(かつらがわえき)は、かつて北海道茅部郡森町鷲ノ木町(わしのきちょう)にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線廃駅)。駅番号H61であった。事務管理コードは▲140115[3]

歴史

[編集]
1976年の桂川信号場と周囲約500m範囲。右が函館方面。中央の錆色屋根の海側に向かって細長い建家が今はなき2階建の信号場本屋で、建家と線路築堤の間の渡りに函館方面横側(建屋内昇降階段側)が開放型の待合室が軒を接して設けられていた。ホームの位置は影になっていて状況が不鮮明だが、現在見られるようなコンクリート製の簡易ホームらしき姿は認められない。長万部方は複線だが、函館方右下の踏切辺りから単線となっている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

太平洋戦争に伴う輸送力増強の一環として設置された信号場を起源とする[4]

年表

[編集]

駅名の由来

[編集]

附近の河川名より[5]。かつてカツラの大木が密生していたための名称ともいわれている[5]

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅[1]。当駅の設備は築堤の上にあるため、道とは階段で連絡していた[1]。2つのホームはずれていて、構内踏切で結ばれていた[1]。ホームから階段への入口の脇に小さな待合所が置かれていた[1]森駅管理の無人駅だった[1]

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 13.0 [13]
2015年(平成27年) 「1名以下」 [14][12]

駅周辺

[編集]
  • 国道5号
  • 富士見町簡易郵便局
  • 森町立鷲ノ木小学校
  • 函館バス「鷲の木」停留所(国道5号線沿い)

隣の駅

[編集]

廃止当時の内容を記載する。

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
森駅 (H62) - 桂川駅 (H61) - 石谷駅 (H60)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、22頁。 
  2. ^ a b 平成29年3月ダイヤ改正について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2016年12月16日). 2016年12月16日閲覧。
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ a b 森町 編『森町史森町、1980年3月15日、628-631, 633頁。doi:10.11501/9570504https://dl.ndl.go.jp/pid/9570504/1/351 
  5. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 31. ISBN 4-89391-549-5 
  6. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、9頁。ASIN B000J9RBUY 
  7. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、9頁。ASIN B000J9RBUY 
  8. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P57 及び巻末年表。
  9. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。
  10. ^ a b 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  11. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  12. ^ a b “JR北海道、道南5駅3月廃止 森、長万部両町に意向” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(経済) (北海道新聞社). (2016年6月3日). オリジナルの2016年6月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160609235545/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0277706.html 2016年6月9日閲覧。 
  13. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、805頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  14. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。

関連項目

[編集]