栃木県立宇都宮商業高等学校
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栃木県立宇都宮商業高等学校 | |
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北緯36度34分20.77秒 東経139度53分27.5秒 / 北緯36.5724361度 東経139.890972度座標: 北緯36度34分20.77秒 東経139度53分27.5秒 / 北緯36.5724361度 東経139.890972度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 栃木県 |
併合学校 |
栃木県宇都宮商業高等学校 宇都宮市立商業高等学校 |
校訓 | 明知・進取・奉仕 |
設立年月日 | 1902年(明治35年)9月 |
創立記念日 | 4月30日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 |
【全日制課程】 学年制 【定時制課程】 単位制 |
設置学科 |
【全日制課程】 商業科 情報処理科 【定時制課程】 普通科 商業科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D109210000070 |
高校コード | 09108B |
所在地 | 〒320-0014 |
栃木県宇都宮市大曽3-1-46 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
栃木県立宇都宮商業高等学校(とちぎけんりつうつのみやしょうぎょうこうとうがっこう)は、栃木県宇都宮市大曽三丁目にある県立の商業高等学校。略称は「宇商」(うしょう)。
概要
[編集]- 歴史
- 1949年(昭和24年)に宇都宮市内にあった商業高等学校2校(市立商業・県立商業)が統合され「栃木県立宇都宮商業高等学校」となる。市立商業が開校した1902年(明治35年)を創立年としており、2012年(平成24年)に創立110年を迎えた。
- 校訓
- 「明知・進取・奉仕」
- 校章
- 2匹の蛇が取り巻いている黄金の杖と宇都宮をローマ字表記した際の頭文字「U」を組み合わせたものとなっている。この杖は「カドーシャス」と呼ばれ、ギリシア神話で商業の神として知られるマーキュリーが持つとされる杖に由来している。
- 校歌
- 1956年(昭和31年)に制定。歌詞は3番まである。1・2・3番にそれぞれ校訓の「明知・進取・奉仕」が入っている。また2番と3番には校章のもととなっている商業神「マーキュリー」とその杖「カドーシャス」が登場する。
- 同窓会
- 「栃木県立宇都宮商業高等学校同窓会」と称している。
沿革
[編集]- 旧制・市立商業学校
- 1902年(明治35年)
- 9月 - 宇都宮高等小学校(現・宇都宮市立中央小学校)に「宇都宮商業補習学校」が付設される。
- 10月 - 宇都宮市曲師町で開校式を挙行。
- 1904年(明治37年)
- 1月 - 宇都宮市二条町に校舎を建設開始。
- 3月 - 乙種商業学校の設立が認可される。
- 1906年(明治39年)3月 - 「宇都宮市立宇都宮商業学校」と改称。
- 1908年(明治41年)5月 - 宇都宮市新宿町に校舎を移転。
- 1910年(明治43年)2月 - 宇都宮市清水町に校舎を移転。
- 1918年(大正7年)9月 - 校舎を改築。
- 1927年(昭和2年)4月 - 「宇都宮市商業学校」と改称。
- 1928年(昭和3年)3月 - 学則が改正され、修業年限が5年(現在の中1~高2に相当)となる。
- 1932年(昭和7年)12月 - 河内郡豊郷村大字大曽120番地(現在地)に移転。
- 1943年(昭和18年)4月 - 中等学校令の施行により、この時の入学生から修業年限が4年となる。
- 1944年(昭和19年)4月 - 教育ニ関スル戦時非常措置方策により、「宇都宮市立宇都宮工業学校」に転換。
- 1946年(昭和21年)4月 - 「宇都宮市立宇都宮商業学校」(再)となる。修業年限が5年に戻る(ただし4年修了で卒業することもできた)。
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)が行われる。
- 商業学校としての募集を停止。
- 新制中学校を併設(以下・併設中学校)し、商業学校1・2年修了者を新制中学校2・3年生として収容。
- 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたもので、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
- 商業学校3・4年修了者はそのまま商業学校4・5年生として在籍(ただし4年修了時点で卒業することもできた)。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により商業学校が廃止され、新制高等学校「宇都宮市立商業高等学校」が発足。
- 商業学校卒業者(5年修了者)を新制高校3年生として、商業学校4年修了者を新制高校2年生として、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
- 併設中学校を継承し、1946年(昭和21年)に商業学校へ最後に入学した3年生のみとなる。
- 1949年(昭和24年)3月31日 - 併設中学校を廃止。
- 旧制・県立商業学校
- 1910年(明治43年)2月 - 宇都宮市今泉町での「栃木県立商業学校」の設立が認可される。
- 1912年(明治45年)3月 - 学則が改正され、予科(修業年限2年)を設置。
- 1922年(大正11年)
- 1月 - 学則が改正され、予科・本科を廃止。
- 11月 - 「栃木県立宇都宮商業学校」と改称(県内に2校目の県立商業学校が設置されたため)。
- 1943年(昭和18年)4月 - 中等学校令の施行により、この時の入学生から修業年限が4年となる。
- 1944年(昭和19年)4月 - 教育ニ関スル戦時非常措置方策により、「栃木県立宇陽工業学校」に転換。
- 1946年(昭和21年)4月 - 「栃木県立宇都宮商業学校」(再)となる。修業年限が5年に戻る(ただし4年修了で卒業することもできた)。
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)が行われる。
- 商業学校としての募集を停止。
- 新制中学校を併設(以下・併設中学校)し、商業学校1・2年修了者を新制中学校2・3年生として収容。
- 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたもので、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
- 商業学校3・4年修了者はそのまま商業学校4・5年生として在籍(ただし4年修了時点で卒業することもできた)。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により商業学校が廃止され、新制高等学校「栃木県宇都宮商業高等学校」が発足。
- 商業学校卒業者(5年修了者)を新制高校3年生として、商業学校4年修了者を新制高校2年生として、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
- 併設中学校を継承し、1946年(昭和21年)に商業学校へ最後に入学した3年生のみとなる。
- 1949年(昭和24年)3月31日 - 併設中学校を廃止。
- 統合・栃木県立宇都宮商業高等学校
- 1949年(昭和24年)4月 - 公立高等学校の再編により、上記2校の商業高等学校が統合され「栃木県宇都宮商業高等学校」(県立)となる。定時制商業課程を設置。
- 校地・校舎は旧・市立商業のものを使用。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 「栃木県立宇都宮商業高等学校」(現校名)と改称(県の後に「立」が付される)。
- 1954年(昭和29年)3月 - 木造2階建ての新校舎を増築。体育館を改築。
- 1956年(昭和31年)2月 - 校歌を制定。
- 1963年(昭和38年)
- 3月 - 特別教室棟が完成。
- 4月 - 女子生徒の募集を開始。定時制課程に普通科を設置。
- 1964年(昭和39年)10月 - 定時制課程において完全給食を開始。
- 1965年(昭和40年)
- 2月 - 校庭に照明施設が完成。
- 3月 - 普通教室棟が完成。
- 1967年(昭和42年)3月 - 管理棟が完成。
- 1969年(昭和42年)2月 - 講堂兼体育館が完成。
- 1969年(昭和44年)
- 4月 - 創立を市立商業学校開校の1902年(明治35年)、創立記念日を4月30日と制定。校旗を制定。
- 11月 - 校舎の増改築が完成。
- 1970年(昭和45年)3月 - 部室が完成。
- 1971年(昭和46年)12月 - 格技場が完成。
- 1972年(昭和47年)9月 - プールが完成。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 全日制課程 情報処理科を新設(対象は男子のみ)。
- 1976年(昭和51年)12月 - 第2運動場工事のため、水産試験場跡地を所管替え。
- 1977年(昭和52年)
- 4月1日 - 全日制課程 情報処理科が男女共学となる。
- 12月 - 第2運動場が完成。
- 1979年(昭和54年)
- 3月 - 生活指導室と部室が完成。
- 4月1日 - 定時制課程に経理コース(3年編入)を設置。
- 1981年(昭和56年)
- 4月 - 部室が完成。
- 9月 - 雨天練習場が完成。
- 1982年(昭和57年)
- 1月 - 明知寮周辺庭園が完成。
- 11月 - 創立80周年を記念して友誼園(中庭)が完成。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 全日制課程商業科において男女別枠の募集を撤廃。
- 1994年(平成6年)10月 - 第2体育館(重層体育館)が完成。
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)2月 - 校歌モニュメントを設置。
- 1998年(平成10年)- 特別棟・普通棟の改修工事が完成。
- 1999年(平成11年)12月 - 管理棟の改修工事が完成。
- 2002年(平成14年)10月 - 創立100周年記念式典を挙行。記念事業として友誼園の改修及び100周年記念モニュメント(マーキュリー像)を設置。校旗を新調。
- 2010年(平成22年)10月 - 第1体育館の耐震改修工事が完成。
- 2011年(平成23年) 創立110周年記念式典挙行。
- 2013年(平成25年)硬式野球部が平成24年度第85回記念選抜高等学校野球大会出場。
学校行事
[編集]- 全日制課程
- 3学期制
- 1学期
- 4月 - 入学式、始業式、創立記念式典
- 5月 - 生徒総会、PTA総会、中間考査
- 6月 - 教育実習、進路ガイダンス
- 7月 - 期末考査、スポーツフェスティバル(球技大会)、終業式、夏季補習
- 8月前半 - 進学合宿、高大連携スクーリング(立命館大学)、職場見学会
- 2学期
- 8月後半 - 始業式
- 9月 - インターンシップ、就職試験開始
- 10月 - 中間考査、宇商祭
- 11月 - 持久走大会、生徒会・家庭クラブ役員選挙、修学旅行、遠足
- 12月 - 期末考査、課題研究発表会、終業式
- 3学期
- 1月 - 冬季補習、始業式、大学入試センター試験
- 2月 - 3年生を送る会、同窓会入会式
- 3月 - 卒業式、スポーツフェスティバル(球技大会)、修業式
- 定時制課程
- 3学期制
- 1学期
- 6月 - 栃木県定時制通信制総合体育大会
- 2学期
- 9月 - 校内生活体験発表会
- 10月 - 栃木県定時制通信制文化発表会
- 11月 - 宇商祭、バス遠足、修学旅行
- 12月 - 校内球技大会
- 3学期
- 2月 - 予餞会
部活動
[編集]- 全日制課程
-
- 運動部
- 硬式野球部
- 夏の甲子園出場 - 1回(1923年(大正12年)※商業学校時代)
- 春のセンバツ甲子園出場 - 3回(1963年(昭和38年)・1979年(昭和54年)・2013年(平成25年))
- インターハイ(女子)出場 - 1回(1993年)
- 文化部
著名な出身者
[編集]- 相羽有(日本飛行学校校長、東京航空輸送社社長)
- 増山道保(政治家、元・宇都宮市長[2])
- 谷邦夫(歌人、湯津上村長)
- 岡部隆志(共立女子短期大学名誉教授、日本文学研究者)
- 手塚寿郎(元小樽高等商業学校教授、経済学者)
- 宇都美清(歌手)
- 高津戸信幸(MAGIC OF LiFEのボーカル・ギター)
- 湯沢敏仁(漫画家、イラストレーター)
- 和泉貴樹(元大学野球指導者)
- 斉藤浩行(元プロ野球選手)
- 金敷一美(元プロ野球選手)
- 長井功一(プロ野球審判員)
交通
[編集]- 最寄りの鉄道駅
- 最寄りのバス停
- 関東自動車(関東バス)宇商高経由富士見が丘団地行き、帝京大行き、宇都宮美術館行きなど「宇商高前」バス停
- 最寄りの国道・県道
- 栃木県道10号宇都宮那須烏山線(宇商通り)
周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ ただし、栃木県立宇都宮高等学校や栃木県立学悠館高等学校の通信制課程と合わせて学ぶこと(定通併修)により3年間での卒業が可能。
- ^ 松田拓『代表的早稲田マン 増山瑞比古とその時代 政経M組と早大ラグビー蹴球部』論創社、2012年12月25日、54頁。ISBN 978-4-8460-1195-6。
出典
[編集]宇都宮市東地区の歴史と展望 宇都宮市東地域まちづくり推進協議会(2016年3月発行)