柳本陣屋
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柳本陣屋(やなぎもとじんや)は、大和国式上郡(現 奈良県天理市柳本町)にあった陣屋で、柳本藩の藩庁である。
概要
[編集]元和元年(1615年)、織田信長の弟織田長益(有楽斎)の五男尚長が分知により柳本藩を立藩した。後の寛永年間になって中世の柳本城址に陣屋を築いた。文政3年(1830年)陣屋が全焼している。幕末には城主格になり、13代信及(のぶひろ)の代に明治維新を迎えている。
遺構
[編集]陣屋址は柳本小学校の敷地となり、堀の一部に利用した黒塚古墳の堀と石垣が残存するのみである。昭和42年(1967年)、表向御殿が橿原神宮文華殿として移築された(重要文化財に指定されている)。また、陣屋西門が移築現存する。