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柳亭小痴楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

柳亭 小痴楽(りゅうてい こちらく)は、落語家の名跡。当代は3代目。


三代目 柳亭りゅうてい 小痴楽こちらく
3rd Ryutei Kochiraku
本名 澤邊さわべ 勇仁郎ゆうじろう
生年月日 (1988-12-13) 1988年12月13日(35歳)
出身地 日本の旗 日本東京都渋谷区
師匠 十一代目桂文治
五代目柳亭痴楽
柳亭楽輔
弟子 柳亭いっち
名跡 1. 桂ち太郎
(2005年 - 2008年)
2. 柳亭ち太郎
(2008年 - 2009年)
3. 三代目柳亭小痴楽
(2009年 - )
出囃子 将門
活動期間 2005年 -
配偶者 あり
家族 五代目柳亭痴楽(父)
所属 落語芸術協会
公式サイト 落語家 三代 柳亭小痴楽
受賞歴
2011年 第22回北とぴあ若手落語家競演会 奨励賞受賞
2015年 平成27年度NHK新人落語大賞 ファイナリスト

三代目 柳亭 小痴楽(りゅうてい こちらく、1988年12月13日 - )は、落語芸術協会所属の落語家五代目柳亭痴楽の次男。出囃子は将門、身長162センチメートル (cm)、本名は澤邊 勇仁郎

来歴・人物

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1988年昭和63年)に5代目柳亭痴楽の次男として東京都渋谷区に生まれる。渋谷区立猿楽小学校から私立明星学園小学校、明星学園中学校卒業、明星学園高校中退。

2005年平成17年)、16歳の時に入門を申し出た途端に父が病に倒れたため、2代目桂平治(後の11代目桂文治)に前座修行に預けられ、桂ち太郎で初高座。

2008年(平成20年)、寝坊癖を理由に破門され、父の門下に移り 柳亭ち太郎と改める。現在も文治との関係は良好で、二人会も開いている。

2009年(平成21年)、父・痴楽の没[1]直後の二ツ目昇進を期に3代目小痴楽を襲名し、同時に父の弟弟子・柳亭楽輔の門下となった。このとき楽輔は、3代目小痴楽に将来6代目痴楽を継がせる意向を自身のブログで表明している[2]

2011年(平成23年)、第22回北とぴあ若手落語家競演会奨励賞を受賞。

2015年(平成27年)10月、平成27年度NHK新人落語大賞 決勝進出[3]

2017年(平成29年)7月からNHK教育TVの『落語ディーパー! 〜東出・一之輔の噺のはなし〜』に出演。

2018年(平成30年)9月に結婚[4]

2018年12月28日に所属する落語芸術協会の理事会で、2019年9月下席より小痴楽の真打昇進が発表された。芸協で単独の真打昇進は2004年の桂米福以来、15年ぶりとなる[5]。同時に6代目柳亭痴楽襲名の意向を確認されたが受けなかった。

2019年9月、真打昇進。

2021年5月8-9日、緊急事態宣言下で寄席が休みとなり前座の修業の場がなくなり、小痴楽が中心になって「前座応援会」を急きょ企画する。落語芸術協会所属の前座が全員登場し、2日間で4公演を都下の会場から有料配信した[6][7][8]

成金

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昔昔亭A太郎瀧川鯉八桂伸三(現:桂伸衛門)三遊亭小笑春風亭昇々笑福亭羽光桂宮治神田松之丞(現:六代目神田伯山)春風亭柳若(現:春風亭柳雀)春風亭昇也とともに、落語芸術協会の若手落語家・講談師によるユニット 成金(なりきん)を結成している[9][10][11]

メディア

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ラジオ

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テレビ

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テレビドラマ

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映画

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書籍

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寄稿

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  • 初小説『粗忽一家』(小説現代、2024年3月号)[13]
  • エッセイ「その男、ヤングマン」(全国地方紙web、2020年9月~2024年9月)

インターネット配信

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  • 突撃!隣のヨネスケちゃんねる (ヨネスケYouTubeチャンネル)※アシスタントとして不定期出演

舞台

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CM

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  • 全国銀行協会「あなたの返信が犯罪を防ぐ」(2024年) - 返信亭安心の助

弟子

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前座

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  • 柳亭いっち

脚注

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  1. ^ 「五代目柳亭痴楽さん:落語家、落語芸術協会相談役:腎不全のため9月7日死去57歳」『毎日新聞』 2009年10月14日、26面、社会面
  2. ^ 約束?『楽輔の独り言』 2009年9月14日付のアーカイブ。2015年12月11日閲覧。
  3. ^ NHK新人落語大賞は桂佐ん吉、チョコプラの公約に便乗し「朝ドラ出たい」”. お笑いナタリー (2015年10月27日). 2015年12月19日閲覧。
  4. ^ “柳亭小痴楽が結婚! 2歳年下、仲里依紗似の美女と3年の交際を経て”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2018年8月31日). https://hochi.news/articles/20180831-OHT1T50273.html 2018年12月28日閲覧。 
  5. ^ “柳亭小痴楽、神田松之丞の真打ち昇進が決定 小痴楽は来年9月、15年ぶり単独昇進 松之丞は20年2月”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2018年12月28日). https://hochi.news/articles/20181228-OHT1T50055.html 2018年12月28日閲覧。 
  6. ^ 愛は「前座」を救う! 寄席休業で修業の場を失った若手を小痴楽らが応援するオンライン落語会”. 讀賣新聞オンライン (2021年5月7日). 2021年5月31日閲覧。
  7. ^ 長井好弘 (2021年6月4日). “「芸協の未来」を担う、かもしれない前座たち”. 長井好弘's eye. 讀賣新聞オンライン. 2021年5月31日閲覧。
  8. ^ 井上秀樹 (2021年5月13日). “前座を助けたい!配信落語会 窮乏を知った先輩ら、一肌脱ぐ”. 朝日新聞夕刊. https://www.asahi.com/articles/DA3S14902657.html 
  9. ^ “注目の若手ユニット“成金”から柳亭小痴楽、瀧川鯉八、春風亭昇々、神田松之丞が登場 成城ホールで成城落語応援会特別編「成金で落語に王手!」(世田谷区)”. TOmagazine (東京ピストル). (2016年10月19日). http://tomagazine.jp/event/5610/ 2017年1月4日閲覧。 
  10. ^ “芸協二ツ目の人気ユニット「成金」、初の書籍『成金本』を東京かわら版から発売。”. 落語系情報サイト 噺-HANASHI- (株式会社サウンド・オブ・レイン). http://hanashi.jp/archives/37959 2017年1月4日閲覧。 
  11. ^ 成金とは”. 2017年7月15日閲覧。
  12. ^ 柳亭小痴楽 TBS日曜劇場登場に落語ファン大喜び 6話以降も芦田愛菜の“推し活”演技に期待高まる”. スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2024年2月17日). 2024年10月20日閲覧。
  13. ^ 2024年3月号は、豪華ゲスト勢ぞろいの伝統芸能特集&新人賞発表!”. 小説現代. 講談社. 2024年2月23日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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