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染谷恭次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

染谷 恭次郎(そめや きょうじろう、1923年4月15日 - 2000年1月3日[1])は、日本の会計学者。東京都出身。早稲田大学名誉教授。専門分野は財務会計であるが、管理会計・経営分析・原価計算・監査に関する書物や論文も多い。

人物

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早稲田大学商学部卒業。早稲田大学では佐藤孝一博士の下で会計学を学ぶ。1946年卒業後商学部助手に採用され、専任講師・助教授を経て1955年に教授。

1962年には商学博士の学位を授与される。早稲田大学教務部長・商学部長・早稲田大学大学院商学研究科委員長等を歴任。1984年に設立された国際会計研究学会では発起人を務め、初代会長となる。1985年から1988年にかけて日本会計研究学会の会長等を務めるなど、日本における会計学の発展に貢献した。1991年には飯塚毅が設立した財団法人租税資料館理事長に就任。1994年早稲田大学名誉教授。

早稲田大学退職後、570.68m2の所有地を死因贈与という形で早稲田大学に寄贈した。早稲田大学はこの土地に国際交流の新たな場として、地下1階、地上4階の建物を建設し、1990年4月に染谷記念国際会館として開館した。

他に、愛知学院大学等でも非常勤講師を務めた。1999年勲三等旭日中綬章受章。2000年1月3日、急性心不全のため死去[1]。享年75。叙正五位

門下生に、片山覚穐山幹夫井出健二郎岡下敏小澤康人、鎌田信夫、河合邦良藤田幸男中村泰将渡邊和夫永見尊等がいる。

著書

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著書・訳書は多数に及ぶ為、主要なものだけを挙げる。

  • 『現代財務会計』(中央経済社
  • 『会計学』(中央経済社)
  • 『国際会計論』(税務経理協会)
  • 『経営分析』(国元書房)
  • 『キャッシュ・フロー会計論』(中央経済社)

脚注

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  1. ^ a b 『現代物故者事典2000~2002』(日外アソシエーツ、2003年)p.344
先代
新設
国際会計研究学会会長
1984年 - 1985年
次代
中島省吾
先代
新設
財団法人租税資料館理事長
1991年 - 2000年
次代
武田昌輔