林太郎 (機械工学者)
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林 太郎(はやし たろう、1909年7月28日[1] - 2000年9月17日[1])は、日本の機械工学者。大阪工業大学名誉教授。工学博士(東京大学)。大阪工業大学機械工学科同窓会初代会長[2]。空気調和・衛生工学会近畿支部元支部長[3]。
略歴
[編集]1960年東京大学大学院にて工学博士[4]。大阪工業大学工学部機械工学科助教授として着任。機械工学教室および「熱工学・流体工学研究室」を担当し、1961年同学科教授[5]。マサチューセッツ工科大学に留学(その間、増尾竜一・大田了介が代講)[6]。1979年から1982年まで空気調和・衛生工学会(通称:空調学会)近畿支部支部長など歴任。1968年大阪工業大学機械工学科同窓会初代会長に就任。1985年大阪工業大学名誉教授。
大阪工業大学工学部機械工学科にて約25年の長きに渡り教鞭を執り、大学初期の流体機械・流体工学・熱工学研究の発展・育成に貢献した。
主な所属学会は、日本機械学会、衛生工業協会、空気調和・衛生工学会など。
主な研究
[編集]- 空気洗浄器の基礎的研究[7]
- 直交流型熱交換器の性能について[8]
- 空気温度によるダクト内の圧力損失の変化について[9]
- 矩形ダクト内のダンパーによって制限される流れについて[10]
- 長方形断面を有する曲り流路内の流動特性 - 二次流れの可視化:三洋電機(現:パナソニック)との共同研究[11]
脚注
[編集]- ^ a b 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、883頁。
- ^ http://www.oit.ac.jp/med/~homecoming/reports2017/clm05.html
- ^ 空気調和・衛生工学会近畿支部50周年記念誌
- ^ 不飽和空気中における水滴群の蒸発について - NDL ONLINE
- ^ 衛生工学協會誌第35巻第3号
- ^ ”恩師を思う”(かおる会 会員便り)
- ^ http://www.shasej.org/gakkaishi/archive/pdf/SHASE19630900.pdf
- ^ https://acaddb.com/articles/articles/8615957
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001206112891392
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282681091413888
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/kikaib1979/48/434/48_434_1870/_article/-char/ja/