増尾竜一
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増尾 竜一(ますお りゅういち、1928年3月24日[1] - 1999年1月6日[2])は、日本の機械工学者。大阪工業大学名誉教授、工学博士(京都大学)。第6代大阪工業大学機械工学科同窓会会長[3]。
略歴
[編集]京都府京都市左京区出身[1]。1951年京都大学卒業。結核を患い、療養所に入る。復帰後、1954年大阪工業大学工学部機械工学科に着任[4]、機械工学教室を担当。1961年京都大学大学院工学研究科にて工学博士[5]。大阪工業大学機械工学科計測研究室で多数の研究室生を輩出し、その研究室卒業生により「竜の子会」が1962年に結成される[6]。その後、同学科教授を経て、1995年大阪工業大学名誉教授。
約40年もの長きに渡り大阪工業大学機械工学科にて教鞭を執り、大学初期の機械計測工学・金属工学研究の発展・育成に貢献した。また、大阪工業大学機械工学科同窓会第6代会長も務めた。大阪工業大学退職後、「竜の子会」 は1998年に「Mの会」として存続された[7]。1999年逝去。
主な所属学会は、日本機械学会、計測自動制御学会[8]、日本計量振興協会など。
主な研究
[編集]- 油膜測定に関する一寄与[9]
- 金属の疲れと材料疲労度[10]:京都大学との共同研究
- 圧縮せる異方性粉体内の応力分布[11]
- 天びんの平衡位置のばらつきに及ぼすささえ刃の影響について
- てこの弾性支点についての研究[12]
脚注
[編集]- ^ a b 『東京紳士録 昭和43年版』(東京探偵社、1967年)p.1028
- ^ 『「現代物故者事典」総索引(昭和元年〜平成23年) II 学術・文芸・芸術篇』(日外アソシエーツ、2012年)p.993
- ^ http://www.oit.ac.jp/med/~homecoming/about/index.html
- ^ http://tatsunoko3.tank.jp/shasin/shasin1/shasin1.html
- ^ 増尾龍一『天びんの平衡位置のバラツキに及ぼす支え刃の影響について』 京都大学〈工学博士 <報告番号不明>〉、1961年。 NAID 500000324586。
- ^ http://tatsunoko4.tank.jp
- ^ https://tatsunoko5.tank.jp/m/
- ^ https://www.sice-ctrl.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/03/SICE1970-1.pdf
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205367742976?lang=ja
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680132983424?lang=ja
- ^ https://acaddb.com/articles/articles/9686507
- ^ https://acaddb.com/articles/articles/9842205