松風焼き
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松風焼き(まつかぜやき[1])は、表面にだけケシの実をまぶして焼き上げた焼き物[2][3]。縁起物として御節料理などに用いられる[2]。
概要
[編集]ケシの実が表面にだけまぶされており、裏面には何もない状態に仕上げる料理であり、「裏が無い。隠し事のない正直な生き方ができるように」という意味合いが持たされている[2][4]。ケシの実が入手困難な場合には、白煎りゴマで代用されることもある[2][4]。
鶏のひき肉が使われるのが一般的ではあるが、魚のすり身なども使用される[4]。また、鶏肉を用いたものを鶏松風、鳥松風とも呼ぶ[4]。
名称は、裏には何もないことから「裏(うら)、寂しい」≒「浦(うら)、寂しい」の意味で能楽作品『松風』とのしゃれになっている[1]。