松野茂
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松野 茂(まつの しげる、1936年(昭和11年)3月8日[1] - 2017年(平成29年)4月3日[2])は、日本のコントラバス奏者、教育家、国立音楽大学名誉教授。
人物・来歴
[編集]神奈川県川崎市生まれ[3]。小学生の時からギターを習い始める[3]。東京都立青山高等学校を経て[4][注釈 1]、1956年に東洋音楽短期大学(現・東京音楽大学)声楽科を卒業する[1][注釈 2]。
1956年4月、国立音楽大学器楽科(コントラバス)に入学し、寺田日瑳三(NHK交響楽団コントラバス首席奏者)に師事する[5]。1959年8月から東京交響楽団に在籍する[5]。1960年に器楽科(コントラバス)を卒業した後、同大学専攻科に入学する[5]。1961年、専攻科を卒業した後、同年9月から1963年5月までマンハッタン音楽学校に留学し[1]、ロバート・ベレナンド(ニューヨーク・フィルハーモニック)に師事する[6]。また、留学中はスプリングフィールド交響楽団に在籍する[2]。
帰国後は、1963年から洗足学園第二高等学校(現・洗足学園中学高等学校)講師[7]、1965年から国立音楽大学講師、1969年から昭和音楽短期大学講師、1976年から国立音楽大学助教授、1984年から昭和音楽大学講師、1990年から国立音楽大学教授、1996年から専門学校「生長の家養心女子学園」講師として教鞭をとり、2001年、国立音楽大学名誉教授となる[4]。
このほか、日本弦楽指導者協会理事長、神奈川県青少年交響楽団理事、生長の家社会事業団理事などを務める[4]。
著作
[編集]著書
[編集]- 『コントラバス教則本』ドレミ楽譜出版社、1996年12月30日。ISBN 4-8108-8752-9。
- 『コントラバス弾きのパウゼ』東京原宿アンサンブル、2007年4月1日。
- 『コントラバス教則本』ドレミ楽譜出版社、2014年6月30日。ISBN 978-4-285-14036-1。
論文
[編集]- 「コントラバス学習の教程に関する諸問題」『研究紀要』第8号、国立音楽大学紀要編集委員会、1973年10月25日、123-146頁、NAID 110000175885。
- 「ドラゴネッティの功績」『研究紀要』第11号、国立音楽大学紀要編集委員会、1976年3月25日、89-100頁、NAID 110000175348。
- 「近代コントラバス奏法の確立者 ――ボッテシーニの功績――」『研究紀要』第12号、国立音楽大学紀要編集委員会、1977年3月25日、113-121頁、NAID 110000175360。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 『新訂 音楽家人名事典』日外アソシエーツ、1996年10月28日。ISBN 4-8169-1388-2。
- 「幸運は感謝の調べとともに」『光の泉』第61巻第7号、日本教文社、2000年7月15日、14-18頁。
- 『コントラバス弾きのパウゼ』東京原宿アンサンブル、2007年4月1日。
- 『コントラバス教則本』ドレミ楽譜出版社、2014年6月30日。ISBN 978-4-285-14036-1。
- 鈴村裕輔 (2017年4月5日). “【追悼文】松野茂先生とのいくつかの思い出”. researchmap. 2020年6月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 東京原宿アンサンブル - 2002年に松野茂の呼びかけで結成されたアンサンブル
- 【追悼文】松野茂先生とのいくつかの思い出 - researchmap
- 松野茂先生の「次の世代へのメッセージ」 - researchmap
- 没後1年目に際して思い出す松野茂先生のこと - researchmap