松谷さやか (翻訳家)
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松谷 さやか(まつや さやか、1937年4月8日[1] - )は、日本のロシア児童文学の翻訳家。
略歴
[編集]東京生まれ。早稲田大学大学院露文科修士課程修了。早稲田大学少年文学会出身。 児童図書の編集を経て、ロシア児童文学の翻訳・研究を始める。
翻訳
[編集]- 「白いむく犬」(クプリーン、小学館、少年少女世界の名作文学 36(ソビエト編 4)) 1966
- 『ロシアのむかし話』(研秀出版、母と子の世界むかし話シリーズ) 1966
- 『静かなドン』(ショーロホフ原作、安井淡絵、岩崎書店、ジュニア版世界の文学) 1967
- 「ネズナイカ」(ノーソフ原作、山本和夫文)「石の花」(バジョーフ、田島準子文)、小学館、少年少女世界の名作文学 37(ソビエト編 5) 1967
- 「詩」(チュッチェフ、小学館、少年少女世界の名作文学 34(ソビエト編 2)) 1968
- 『ビアンキのこども動物記 7 さむさむおじいさん』(牧野四子吉絵、理論社) 1969
- 『うそつきウサギ』(セルゲイ・V・ミハルコフ作、エフゲーニイ・M・ラチョフ画、大日本図書、カラー版子ども図書館) 1970
- 『狼犬カビク』(モーレー原作、清水勝絵、集英社、世界の動物名作) 1972
- 『偉大な王』(バイコフ、清水勝絵、集英社、世界の動物名作) 1973
- 『子どもの教育・子どもの文学』(マカレンコ、小桧山奮男共編訳、新読書社) 1973
- 『森の一匹ジカ』(ビアンキ原作、集英社、世界の動物名作) 1973
- 『一年生のどうぶつものがたり』(くりたやえこ絵、集英社、一年生の学級文庫) 1974
- 『ぬすまれたおひさま』(コルネイ・チュコフスキー作、ユーリイ・アレクセーヴィチ・ヴァスネッツオフ絵、らくだ出版デザイン、世界の絵本シリーズ ソ連編) 1975
- 『あいたたせんせい』(コルネイ・チュコフスキー原作、安泰絵、フレーベル館、キンダーおはなしえほん傑作選) 1976
- 『ググーツェの小さなぼうけん』(S・ワンゲリ、箕田美子画、童心社) 1977
- 『せむしの子馬』(エルショーフ、主婦の友社、少年少女世界名作全集) 1977
- 「イワンのばか」(トルストイ、集英社、子どものための世界名作文学) 1978
- 『かますのめいれい』(アレクセイ・トルストイ、太田大八絵、集英社、こどものための世界名作童話) 1979
- 『いいってどんなこと?わるいってどんなこと?』(マヤコフスキー、キリロフ・ヴェ絵、新読書社、ソビエトの子どもの本シリーズ) 1981
- 『子ねこのチュッパが、とりをねらわないわけ』(チャルーシン文と絵、新読書社、ソビエトの子どもの本シリーズ) 1981
- 『七色の花』(ワレンチン・カターエフほか、講談社、世界のメルヘン14 ソビエト童話2) 1981
- 『ビアンキ動物記 7 しじゅうからのカレンダー』(理論社) 1981
- 『石の花』(バジョーフ原作、井江栄絵、集英社、少年少女世界の名作) 1982
- 『エメリヤンとふしぎなたいこ』(トルストイ、山野辺進絵、チャイルド本社) 1982
- 『こねずみとえんぴつ 12のたのしいおはなしとえのほん』(ステーエフ作・絵、福音館書店、幼児のためのおはなし集) 1982
- 『火のおどり子・銀のひづめ』(パーベル=バジョーフ、箕田美子絵、偕成社) 1982
- 『つぼのおうち ロシアのどうぶつ民話集』(ラチョフ画、新読書社) 1983
- 『町からきた少女』(ボロンコーワ、小学館、フラワーブックス) 1983
- 『おじいさんのおくりもの ロシアのむかしばなし』(田代三善絵、ひくまの出版) 1984
- 『かえるの王女 ロシアのむかしばなし』(タチャーナ・マーヴリナ、ほるぷ出版) 1984
- 『父へのひとり旅』(ウラジーミル・K・ジェレーズニコフ、理論社) 1985
- 『野ばと村の長ぐつぼうや』(スピリドン・ワンゲリ、スズキコージ画、福音館書店) 1985
- 『ロシアのむかし話』(金光せつ共編訳、偕成社文庫) 1985
- 『まほうつかいバーバ・ヤガー ロシア民話』(ナタリー・パラン絵、福音館書店) 1987
- 『フョードルおじさんといぬとねこ』(エドアルド・ウスペンスキー、スズキコージ画、福音館書店) 1988
- 『ころころまるパン・マーシャとくま』(講談社のおはなし絵本館) 1989
- 『なまけんぼう モルダビア(ソビエト)の民話』(イーゴリ・D・ビエル絵、ほるぷ出版) 1989
- 『イワン王子と火のとり 完訳ロシアのどうわ』(アファナーシェフ再話、ワレーリー・ワシーリエフ絵、偕成社) 1990
- 『クシカのぼうけん』(タチヤーナ・アレクサンドロワ、山内ふじ江画、福音館書店) 1991
- 『つむじ風のおくりもの / 十二月物語』(ブラートフ再話 / マルシャーク、講談社、講談社のおはなし童話館) 1991
- 『ぼくの家出作戦』(ユーリー=ソートニク、吉田純絵、講談社、青い鳥文庫) 1991
- 『みみずくとおじいさん』(ビアンキ原作、村上勉絵、ひさかたチャイルド) 1991
- 『北から南へ スラトコフの動物記』(ニコライ・スラトコフ、ニキータ・チャルーシン絵、福音館書店) 1992
- 『さかなのすみか』(ヴィタリー・ビアンキ、内田莉莎子共訳、理論社) 1992
- 『転校生レンカ』(ウラジーミル・カルポヴィチ・ジェレーズニコフ、中込光子共訳、H・ツェイトリン画、福音館書店]) 1992
- 『エメーリャとふしぎなさかな アファナーシエフ編『ロシア民話集』より』(ゲンナージー・スピーリン絵、講談社) 1993
- 『おおきなかぶ ロシアの昔話より』(おぼまこと絵、フレーベル館) 1994
- 『なぞなぞ100このほん』(M・ブラートフ採集、編訳、M・ミトゥーリチ絵、福音館書店) 1994
- 『ふたりのイワン ロシアの昔話』(I・カルナウーホワ再話、遠山繁年絵、偕成社) 1995
- 『かものむすめ ウクライナ民話』(オリガ・ヤクトーヴィチ絵、福音館書店) 1997ISBN 978-4834014549
- 『北の森の十二か月 スラトコフの自然誌』(ニコライ・スラトコフ文、ニキータ・チャルーシン絵、福音館書店)1997、のち文庫
- 『シーフカ・ブールカまほうの馬 ロシアの昔話』(M・ブラートフ再話、B・ディオードロフ絵、福音館書店) 1997
- 『ちいさなりょうしタギカーク アジア・エスキモーの昔話』(V・グロツェル, G・スネギリョフ再話、高頭祥八絵、福音館書店) 1997
- 『はりねずみかあさん』(M・ミトゥーリチ絵、福音館書店) 1999
- 『赤い花と美しい娘と怪物の物語』(セルゲイ・アクサーコフ、マイ・ミトゥーリチ絵、新読書社) 2000
- 『森からのてがみ』全3巻(N・スラトコフ、あべ弘士絵、福音館書店) 2000 - 2002
- 『笛ふきイワーヌシカ ロシアの昔話』(ミハイル・ブラートフ再話、ワレーリー・ワシーリエフ絵、偕成社) 2001
- 『ラルーシとひつじのぼうや』(サゾン・スラザーコフ、ベーラ・フレーブニコワ絵、福音館書店) 2001
- 『お日さまをみつけたよ』(M・ミトゥーリチ原案・絵、福音館書店) 2003
- 『金のさかな ロシアの民話』(アレクサンドル・プーシキン、ワレーリー・ワシーリエフ絵、偕成社) 2003
- 『ちいさなちいさなふね』(ステーエフ、福田岩緒絵、童心社) 2005
- 『イグアノドンとちいさなともだち』(V・ベレストフ詩、小野かおる絵、小学館) 2008
- 『ことりのゆうびんやさん』(ニコライ・スラトコフ、はたこうしろう絵、福音館書店) 2009
- 『うっかりもののまほうつかい』(エヴゲーニイ・シュワルツ作、オリガ・ヤクトーヴィチ絵、福音館書店) 2010
- 『海と灯台の本』(ウラジーミル・マヤコフスキー文、ボリス・ポクロフスキー絵、新教出版社) 2010
- 『イワーシェチカと白い鳥 ロシアの昔話』(I・カルナウーホワ再話、M・ミトゥーリチ絵、福音館書店) 2013
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『文藝年鑑』2008